「弓」の進化を振り返ってみる。
もっとも原始的な弓というのは、こんな感じのやつ。
木の棒。紐。シンプル。
これは一つの材料で作られるので、「単弓(セルフボウ) 」と呼ばれます。
材料は森に山ほどありますし、作るのも簡単。石器時代の人々は、しばらくの間これを使っていたと推察されます。
アフリカの原住民なんかが使っているのもこのタイプです。
前回見たとおり、弓はたいへん有能な飛び道具なので、必然的に戦争にも使われるようになっていきます。
そうすると、より高い威力、使いやすさをどんどん求められていきました。兵器の悲しい宿命なのであります。
しかし、戦争は技術発展の母でもあります。ここから弓の進化はものすごい勢いで進んでいきました。
今回はその辺の進化・発展の流れを見ていきたいと思います。
初期の弓
その最初のブレイクスルーが、「弓を長くする」というものでした。
そもそも、弓というのは単純に言えば「バネ」です。
弦を引き絞ると弓が変形し、それが元に戻ろうとする時の力を利用して、矢を押し出しているのです。
そのため、矢の威力を上げるために改良すべき点は、大きくは2つしかありません。
1つ目の改善点は、 「元に戻ろうとする力」を強くすること。バネを強くするのです。
これは、どの木材を材料にするかで決まります。普通は堅くて丈夫な木を選ぶので、あんまり改善しようがありません。
もう1つの改善点は、「矢を押し出す距離」を長く取ること。
弦が矢を押す時間が長いほど、矢の威力は上がっていきます。
矢を押し出す距離を長く取るということは、すなわち弦をどれだけ引き絞れるかということを意味します。
青矢印の距離が大事。
ただ、たくさん引き絞れる弓というのは、要はビュンビュンしなる木材で作られた弓なわけで、「元に戻ろうとする力」が弱いのです。
かといって、堅い木材だとあんまり変形しないので、たくさん引き絞ることができないというジレンマ。
1種類の木材で弓を作るという条件の下では、気合で解決できるものではありませんでした。
そんな悩みを解決したのが、「弓を長くする」というアイデアでした。
下の図を、感覚でご覧ください。
※寸法とか超適当。すまんな。
部分部分のしなり具合は同じですが、長い弓の方が、結果として「押し出す距離が長い」のがお分かり頂けると思います。
同じ木材を使う限り、弓が変形する角度は同じです。しかし、長さを取ることにより、少しの変形をたくさん積み重ね、弦を十分に引き絞れるだけの「しなり」を稼いだというわけです。
紀元前8,000年の時点で、弓はすでに全長1.5mという、けっこうな長さになっています。
デンマークの泥炭から発見されたBC8,000年頃の弓(のレプリカ)。
この「長くする」シリーズの代表格が、イギリスで大活躍した「ロングボウ」。
長さが180cmという、人の背丈ほどもある長弓です。
「大活躍」の詳細は次回で。
いろいろ組み合わせてみる
ただ、残念なことに、長弓はデカイ。
馬に乗る時とか、マジ邪魔。
機動性はかなり犠牲になってしまいます。
そこで人類は、長弓と同等の性能を持った「短い弓」の開発に腐心することとなります。
前述の通り、1種類の木材では「強度」と「しなり」を両立できませんので、弓自体を長くせざるを得ませんでした。
それらを両立させるには、堅いもの、弾力のあるもの、いろいろな材料を組み合わせる必要があります。
これが、いわゆる「複合弓(コンポジットボウ)」と呼ばれる弓。威力の向上における、次なるブレイクスルーでした。
世界各地にいろいろ種類はあるみたいですが、代表的な複合弓である「トルコ弓」を例に、複合弓の素晴らしさを解説してみたいと思います。
その名の通り、オスマン帝国で使われ、周辺国を恐怖のどん底に陥れた複合弓です。
・構造
トルコ弓の基本的な構造は、木を土台として中心に据えて、外側に「動物の腱」、内側に「動物の角や骨」を貼り付け、膠で固めるというもの。
外側と内側の素材を変える事にどういう意味があるのか、ちょっと考えてみましょう。
弓を引き絞る時、弓の外側は「引っ張られ」、弓の内側は「圧縮」されるという現象が起きます。
こんな感じ
この引っ張られる側に「よく伸縮する」素材、圧縮される側に「堅く圧縮に強い」素材を採用しているのがミソ。
これは、弓の外側にゴム、弓の内側にバネを設置しているようなものです。
弓を引き絞るとゴムが伸び、バネが圧され、大量のエネルギーが蓄積される。
そして、弦から手を離した瞬間、ゴムがビュンと縮み、バネがグイッと伸びるため、同じ大きさの単弓と比べてはるかに強力な矢が放たれるのです。
・形状
さらに、トルコ弓の場合、形状もそれまでの弓と異なり、横から見ると「W」っぽい形をしているのが分かりますwww。
この形状は「リカーブ」というもので、弓を引き絞った時に反発力が起こる箇所を増やしており、ますます威力が上がっているのです。
こうした工夫により、人類は矢の威力を保ったまま弓を小型化することに、見事に成功しました。
トルコ弓の場合、400~600mもの飛距離を誇ったとのこと。強烈。
この複合弓は、中央アジアの遊牧民が使い始めたと言われており、少なくとも紀元前2,000年にはもう実用化されていたようです。
・弱点
ただ、そんな無敵の複合弓にも、実は致命的な弱点があります。
まず、製作にかかる手間と時間が大きいという点。
技術的にも熟練した職人の手作業に頼らざるを得ず、量産には向いていません。
また、異なる材料の接着に膠を使っているため、めちゃくちゃ水に弱い。雨が降ったらオシマイなのであります。
一方、単弓は比較的作るのは簡単で量産しやすいし、単一素材のため接着剤とか使ってないので雨が降ってもへっちゃら。
というわけで、単弓も複合弓も一長一短があるわけですね。
そのため、乾燥した地域の民族は複合弓を、湿度が高く雨の多い地域の民族は単弓を、それぞれ好んで採用してきたようです。
ちなみに、日本の侍が使っていた「和弓」というのは、長弓であり複合弓のハイブリッドだったりします。※平安時代中期以降。
竹を3層に重ね、それぞれの層の「焼き入れ具合」や「素材の厚み」を調節して、強い反発力を得ているのです。
和弓の断面。黒いのは焼き入れの焦げ。
機械化してみる
続いてが、「弩(読み:ど、おおゆみ、いしゆみ)」。西洋のものはクロスボウと呼びます。
いわゆるボウガンみたいなやつですね。
古代中国の弩
弓を台座に横向きにくっつけたものです。台座には弦を引っ掛ける金具(引き金)がついていて、銃のようなノリで発射できます。
この弩は、中国では紀元前5世紀の時点ですでに戦争で運用されており、発明されたのはそれよりさらに昔である事は間違いありません。
中国では、「黄帝」という伝説上の皇帝が紀元前2500年くらいに発明したとか、「蚩尤(しゆう)」という兵器の神様が発明したと言い伝えられています。もはや真相は分かりません。
ただ、戦国時代(漫画『キングダム』の時代ね)には、すでにガンガン運用されていたことはわかっています。
兵馬俑からも、非常に保存状態の良い弩が見つかっています。
このころの中国人の優秀さは異常。
また、同じ頃、古代ギリシャにも同じようなのは登場しています。シンクロニシティですかね。
さて、この弩ですが、いわゆる普通の弓と比べて、大きく3つの利点があります。
普通の弓の場合、弦を弾き絞りながら狙いをつけます。弦を引き絞るのはかなりの力がいるので、そうとう練習しないと難しいものです。
しかし、弩であれば、弦を弾き絞った状態で金具に固定されるので、力まず自然体での狙撃が可能となります。
弓の威力というのは、基本的には「弦を引き絞る度合い」で決まります。したがって、同じ弓でも使い手の腕力によって、威力が変わってしまいます。
弩の場合は、弦を金具に引っ掛けるという機構のため、引き絞り度合いは常に一定なのであります。
こうした点から 、弩兵の育成は、弓兵に比べてはるかに簡単でした。
①、②から、弩という兵器の本質は、「弦を引き絞る動作」と「狙いを定めて発射する動作」を分離したという点であることがわかりますね。
そうすると、「弦を引き絞る動作」は、何も律儀に腕力だけで行う必要はありません。全身で、全力で、弦を引くことができます。
世界中にいろんなパターンがありますが、代表的なものをいくつか。
古代ギリシャの最初期のクロスボウ。腹で体重をかけて弦を引く機構。
クロスボウの先端に足を引っ掛ける金具が付いているタイプ。弦をベルトに引っ掛け、両足の筋力で弦を引く。
テコの原理を利用したレバー式。
こうして、高い張力を得た弩の前には、敵の甲冑なぞ紙切れ同然だったと言われています。
ただ、例に漏れず、この弩にも致命的な弱点があります。
それは、速射性が低いということ。
目安として、弩の場合は1分にせいぜい2~3発。通常の弓は、熟練兵なら1分に8~10発。3倍以上の差があります。
リロード中のクロスボウ兵は子猫のように無力なので、少人数での運用は自殺行為に近く、大規模な弩兵隊を組織して交代交代でリロードするというのが基本でした。
また、製造もなかなか大変で高価な武器ですので、相応の工業力との資金力がないと数を揃えられません。
というわけで、「弓」という兵器の概要はざっくり以上になります。
ここで挙げたそれぞれの弓は、どれが一番と決められるものではありません。
・一発の威力
強 弩 >> 複合弓 ≧ 長弓 弱
・連射性能
速 複合弓 ≧ 長弓 >>> 弩 遅
・使いやすさ
楽 弩 >>> 長弓 ≧ 複合弓 難
・環境への適応
高 長弓 > 弩 >>> 複合弓 低
・生産のしやすさ
楽 長弓 >>> 複合弓 ≧ 弩 難
どの種類の弓にも一長一短があることがお分かりいただけたかと思います。
むしろ驚くべきは、長弓~弩まで、すべて紀元前にすでに開発されているという事実。その後も継続的に改良は続けられたものの、基本的な原型は変わっていません。
こうした内容を踏まえて、次回はもうちょっと具体的な話に入っていきます。
よろしくお願いします。
コメント (113件)
ようやく更新!
和弓は藤蔓で巻いて漆(湿気に強い、日本の鎧や刀が漆塗りなのも同じ理由)で固めているから
複合弓の弱点も克服してるんだよな
ついでに下のほうが短くて馬上でも操作可能で震えが起こりにくい
その代わり製造にとんでもない手間がかかる
弩弓のデメリットとして曲射できないってのもあるで
基本的に直線にしか飛ばないから射程が短いし、何かの向こう側を狙う事が出来ない
面白い
次の更新待ってます
なかなか面白かった!
※3
いや弩級も曲射は出来るよ。極端に上とかは矢が落ちるから出来ないが。
ただ、張力が一定だから、それまでの長弓で出来たような状況に合わせて引き絞る距離変えて曲射するという迫撃砲的な使い方は出来なくなった。
クロスボウの最大の利点は、熟練しないとつかえない弓と違って、農兵でもちょっと訓練すれば使えることだけど、利点としてもう一つは、一つの矢から発揮される威力が弓より強いから、矢の本数を節約できるってことなんだよな。
その気に慣れば石とかも撃てるし
兵器において誰でも使えるってのは大事やな
でも耐久性、整備性も大事やから正解はないんかな
弓が古い時代からあるのは知ってたけど、
そこでほぼ完成してしまってるのがすごいね
おもしろかったー
和弓はハイブリッドといえば聞こえはいいけど、パックストクガワーナと鉄砲の流入で技術が停滞して、純粋に兵器としての性能は、威力も生産性も運用のし易さも、どれも同時代の西洋弓の水準に劣るんじゃなかったっけか
細い単材でできた弓をたくさん束ねても、威力を増すことはできるんじゃ…
果てしなく重くなるけど。
膠は湿気に弱いのか……。道理で日本ではモンゴル式の複合弓が作られなかったわけだ。なんであんなにいい弓を作らないで、くっそでかいだけで携行しにくい和弓なんか作ったのか不思議でしょうがなかったんだけど、やっと謎が解けた。
決して古代の日本人が無知でも無能でもなかったのね。
予想通り弓の種類の話か
面白かった
知ってる内容だったけど、まとめ方が上手くて読みやすかったわ。
それぞれの弓の一長一短とか。
次も期待してます。
合成弓の出現はもっと簡単に言うとこんな感じ。
引張力の強い弓作りたいンゴ
↓
弓を太くするか、もっと固い素材使えば楽勝ンゴwwww
↓
太くしたり固い素材使ったら、弓引き絞った時に弓背側がバリって裂けたンゴ・・・
↓
裂けないようにするには、硬い素材ではなく伸縮性のある素材を使うか、太くするなら太さに応じた大きな弓にするしか無いんゴ・・・
↓
でも伸縮性のある素材使ったら弱いし、大きな弓は邪魔ンゴ!ちっちゃくて強い弓作りたいンゴ!
↓
そうだ!バリって裂ける弓背側に伸縮性のある素材使えばいいんゴ!
↓
上手くいったンゴ!バリって裂けずに大きさそのままちょっと強くなったンゴ!
↓
!待てよ弓背側が裂けるなら弓腹側は裂けないんだからもっと硬い素材使っても壊れないはずンゴ!硬い素材使えばもっと引張力強くなるンゴ!
↓
合成弓完成
ちなみにバリって裂けずに弓強くする方法としてもう一つは弓を平たくするという方法がある。現在のアーチェリーの弓とかクロスボウはこの方式。
現在のアーチェリーの弓は滑車使って、引くときの力は結構かかるが、そのエネルギーを一旦溜めて、狙いを定めるときはそんなに力がかからないようになってる。まじチート弓やで
あんたまとめ方ヘタだな
本文読んだほうがよほどよく分かる
つかンゴンゴいってて読みにくいッたらないわ
この”弓”という漢字も
そのまんまの象形だもんね、昔の人はスゲーわ!
※3
それは弩ではなくクロスボウの話な。
クロスボウは普通の矢ではなく専用の短い太矢を使う。
これにより弓矢よりも貫通力が増す反面、曲射による射程距離も稼げないデメリットが生まれた。
日本やモンゴルなどの遊牧民は、鏃を遠距離用の軽いものと近接用の重いものとで使い分けている。
モンゴルの近接用の鏃は鑿(のみ)みたいな形状で、威力があるのは分かるけど刺さるのか?とも思える。
ガニー軍曹のミリタリー大百科でもロングボウのことは詳しくやっていたね(・ω・)
何をどう工夫しても一長一短があるんですね
世の中ってのは本当に上手く出来ている
コンパウンドボウが出てくるかと思ったら次か?
すげー勉強になる!!
これら弓と比べると近代兵器のチートっぷりが際立つねぇ
複合弓を作ったのは、エジプト第2王朝を築いた征服王朝のヒクソスという民族らしいね。このヒクソスもなかなか興味深い。
弓というか、複合弓や弩(いしゆみ)の歴史的考察は、個人的な意見だけど銃の普及を随分と遅れてしまったことかもなあ、と。銃自体は火薬の発明と鉄の加工ができれば、わりと簡単に完成するでしょ。実際、古代中国では、遊牧民に対抗するために銃が発明されたみたいだし。銃の普及が16世紀まで遅れたというのは、なかなか、面白い歴史の側面だと思うんだ。
古代の職人の試行錯誤には頭が下がる。
これらが完成するまでにそれぞれ何万回失敗しつづけたんだろう
※25
弓の影響で銃の普及が遅れたのではなく、
銃が弓より強くなるまでの発明・改良に、
それだけの時間を要した、ってだけかと
実際火縄銃発明されるまでは、
「一発の威力」以外の評価は全部最下位なんじゃね?
すごく面白かったです!
分かりやすい説明だし、テーマもいつも興味深いくて何度も読み返してます。
いつも更新が楽しみです!
雨や湿度などの環境によって弓の発展が変わった・・・・・なるほど!!めちゃくちゃおもしろい!!
モンゴルのあのちっちゃな弓で本当にダメージ与えれてたのか???って思ってたけど
なるほど動物の骨・腱を使った優れた兵器だったんだね!!!
続きが読みたい
弓の発展なら滑車の付いたコンポジットボウについても解説して欲しいな。 アレの原理がいまいちワカラン。
米30
滑車のおかげで引き絞った状態で保持する力が少なくて済む
当然そのほうが狙いがつけやすくなるので命中精度うp
※30
コンポジットボウじゃなくてコンパウンドボウな。
コンポジットボウはここで説明されてる合成弓のこと。
>>31
その分引きが長くなるがな。弓自体の引きは少ないので強力な素材でできるが、パーツの精度がないと機能しないうえ反動で滑車や弦に負担がかかるので現代の素材技術でないとできない。
コンジットボウも本来そこまで威力はないよ。上でいってるのは学者が記録目的で無理やり作って昔の弓は強かった的なことをやってるだけ。動物性の素材は劣化の問題があり(骨は硬く折れやすくなり、健はもろくなる。)強くし過ぎると反動ですぐぶっ壊れる。そして家畜を育て続けなければならないため数もそんなに用意できない。
その点和弓はすごいよな、竹ならどこでもすぐ育つしバリケードからいろんな道具まで作れて食料にもなるんだぜ。焼き入れでカーボン並みの強靭性と長い引きで威力抜群、上が長い独特な形状で反動を抑えて耐久性もあるし命中精度も高い。まあ射るの劇ムズだけど。
「銃」について解説される日を心待ちにしてるぜ
※33
マニア系の武器はなあ・・・
武器で大事なのは誰でも簡単に扱えることだから、あんまり和弓すごくないと思う
まあロマンはあって好きだけどね
›35
それ言うならトルコ弓も充分マニア系だろ。
水に弱い、材料集め大変、作るの大変、形が独特で討ちづらい。
近代アーチェリーが優れてるのは石油化学が発展してムーアの法則で
コンピュータ制御の超精密加工が安価になったここ数十年だけだが、その時代の武器としては銃のがずっと上で、ロマンしか満たせないのは結局同じ。
派生型のひとつである諸葛弩も凄いよな。今はともかく当時の中国人は凄いわ。
当時としてはもっとも複雑な「機械」かも知れん。弾幕を張るという思想もほとんど現在のフルオート火器。威力が低いのが残念だけど。
あと毒矢も何気にオーバーテクノロジー的兵器らしい。意外と凶悪な殺傷力。
「ゴールデンカムイ」で描写されてたりする。ヒロインのアイヌの美少女が使う毒矢の至近距離でのヒグマに対する殺傷力は当時の最新式軍用ライフルである三十年式小銃を上回る面もあるからな。
トリカブトにアカエイの毒とか色々混ぜて、ヒグマにも即効性のある毒を造ってたらしい。部族ごとの秘伝でほとんどは失われているけど。
矢の形を航空力学流体力学の類で設計したらどうなるんだろう
音速目指して左右上下純粋な弾丸形状に近づけた航空機はスピンに陥りやすくなったけど、弾丸や矢の類はやっぱり回転して安定をえる方がいいのかな
アホみたいなタイトルやめたんですね。
改心したようでよかったです。
※39
お前はアホみたいなコメントをやめないんだな
永遠に改心しないみたいだな
コメント欄が弓について詳しすぎてちびる
TRPGでもどの弓を使うかと腐心したものよ
クレンクィンクロスボウには夢がある
なんで戦争しか考えてないの?
狩猟目的だって威力と使いやすさの発展は起こり得るだろ
米2
和弓の下が短いのは馬の導入前からあったことで、普通に立射に便利。
長弓でありながら騎射文化を生んだ特異性はおもしろいよな。
※43
そら人間が狩猟してる時間より同属で殺し合いしてる時間の方が多いからだよ。
※38
APFSDSみたいな矢想像してワロタ
一つだけ重大な間違いがあるな
弩の最大の利点は、矢をつがえた状態である程度長時間保持できる、満を持すことができるということだ
これにより「一斉射」という戦法、まさに戦場全体に矢の雨を降らせる戦法が可能になった
戦車を戦場から駆逐したのはこの満を持しての一斉射だ
※45
戦争ってそんな何百万年も前から起きてたのか?
何百万年も前から戦争できるだけの人的資源があったのか?
適当なことを言うなよ
長い年月かけて進化してきたのに銃の登場であっという間に無用の長物へ
※47
何百万年?
西洋弓は強い弓で放った後の反動が比例して強いが
和弓はグリップ位置の関係で反動が極力少なくなる
つぎのイギリス(ウェールズとイングランド)ロングボウの話で
触れるかもしれないけど一流の長弓兵作るのに10年20年かかるらしい
その間に体が変形して筋肉ムキムキで指の骨が変形したり左右非対称になるらしい
恐えーよ
>>47
とんだ大間違いだ。昔の弦はそんな丈夫じゃないから長時間張ってたら切れる。強力な物ほど特に。弓もすぐヘタるしな。
そもそも弓を弾く動作なんて数秒なんだし、構えた状態でずっと待ってる訳ないだろ。矢の雨みたいな攻撃なら狙う必要ないし。
弩は籠城やバリケードを使った組織的な運用でしか効果的でない。
すごく面白かった!
情報のまとめ方、提示の仕方がすごく上手くてスっと頭に入るわ。
敵の攻撃が届かない所から攻撃する。これは現代社会でも変わらない鉄則だねぇ…(コメント欄を見ながら)
勝てる相手、自分より劣る相手としかやりあわないってのも戦争の基本だね
※48
射るときに音が出ない、銃が持ち込めない場所(国)にも持ち込める可能性がある、防弾チョッキを貫通させられるなどの理由で場合によって銃より有効なことがあるから無用の長物にはならないんだよなあ
※48
あっという間?wwww
銃が登場して何百年たってようやく銃が普及しただろ?
歴史知らなすぎ。
初期の銃は何回か使ったら銃身が破裂して壊れる危険なもの。
それがなんとか持つようになって、農兵でも使えることからクロスボウを置き換えるように普及していく。
バイオネットの登場でパイクやハルベルトも置換される
ミニエー弾の登場あたりでようやく弓の精度を超える。
こんな感じだぞ。
引き絞るのに力を使わないように滑車がついてる弓があるでしょ?あれはいつごろ開発されたのか気になるので次でまとめてほしいなぁ。
今回も楽しかった。
※56
事実無用の長物なんですよねえ
現実見ようぜ(笑)
勉強になる
※59
アフリカという現実を見ようぜ
弓が現役で戦争に使用されとる
※56
矢に毒を塗る、も追加してくれ
※59
冷戦時代に東欧あたりでは暗殺によく使われたらしいし
他にもゲリラがワイヤーを飛ばしてヘリ落とすのに使ったり
現代が舞台のミリタリー映画やドラマでもこの状況なら銃より弓が有効って言うシーンあるし
現実見ようぜ()
ワガママ言って迷惑かもしれませんが
シリーズ物の記事にはナンバーを振って頂けないでしょうか?
冷戦時代の東欧では党・軍・秘密警察の権限が強大だったから暗殺自体必要なかったけどな
適当な罪状で逮捕して、尋問という名の拷問にかけて(正規の手続きで)処刑すりゃいいんだから
相変わらずおもしろいなぁ、、、。
複合弓については、、、建築の梁などの構造、断面二次モーメントなどの静力学の用語で解説して欲しいような、、、気もします。
リピーターっていうマシンガンみたいに連射できるクロスボウもあるんだっけ?
興味深いな。
>>15
大人しくなんJとかいう巣に引きこもってろ
面白かったが更新が遅くてお気に入りから消しそうだったぞ
※61
いつアフリカのどこでどう使ったんだよ
そして証拠は何だよ
そこに銃がなかったから仕方なく使ったんじゃないのか?
弓厨のひとは現実見ましょう
※62
同上
そして冷戦ってずいぶん昔だな
弓で落とされるヘリってのも非常に残念だね
弓ワイヤで落とせるなら携行SAMでも落とせるし
挙句に映画やドラマで使ってたからって・・・
現実と区別をつけようね(笑) ああいうのは演出であることが多いんだよ
最近の映画やドラマってリアリティあるからね
ドキュメンタリーと間違えてしまう人間が出てきても不思議じゃない
>>33
モンゴルやトルコなど多くの国で伝統的なコンポジットボウはまだ競技用、趣味用として生産されている。
「記録用」に無理に強くしなくともその威力は今日でも実証されているよ。
それに遊牧民にとって家畜を育て続けることはハードルにならないし、むしろ全身余さず食料にも道具にもなる家畜スゲー。
短い弓で充分な引き尺を確保し、近代にコンパウンドに塗り替えられるまで威力最強、上下対象のシンプルな形状で扱いやすく持ち運びやすいコンポジットボウを甘く見てはいけない。
※38
近いかどうかわからんけど、麦粒ってタイプの矢がある
真ん中にかけて膨らんでいて、樽のような感じ。
アーチェリーの矢の有名メーカーの社長も惚れ込んだ江戸時代から伝わる矢だよ
リッケルトが作った連射式クロスボウが凄いってことがわかった。
コンパウンドボウは?
※75
それが複合弓やんか
けんかすんなよ
※76
複合弓はコンポジットボウだ。
コンパウンドボウは化合弓。
現状世界最強の弓
※69
「現代アフリカの部族間抗争」で検索をかければいいかな?2007年だが近代といって差し支えないだろう
その土地にはその土地の事情があるのだ
他にもスリング(投石機)とか使われてるよ!近代機器で最も使われているのが「携帯電話」というのも感慨深い物がある
※79
銃が普及してないからね
俺が主張している元のコメントは※48の擁護なんだよ
そりゃまあアフリカでそうなるのはそうかもしれんけどね
この手の記事のコメント欄はいつも争ってるのにいつまでたっても発展しないんやなあ
長弓の欠点は精度に欠けるということだ。
和弓とアーチェリーでさえ勝負にならんレベル。
ジョジョ第二部ネタを期待したのにクソゥ
※80
なるへそ、銃の製作には高いテクノロジーが背景に必要だしね
そのへん弓はナイフと職人芸でなんとかなっちゃう
日本を背景にするなら狩りも銃(猟銃)で行っちゃう、この条件で言うなら弓矢の矢よりも弾丸の方が安いのではなかったろうか
テーマに関する膨大な情報を収集する能力。
膨大な情報のなかからシンプルで魅力的な物語をひとつだけ紡ぎ出すセンス。
物語に必要な必要最小限の情報だけを残し、
あとはすべて気前よく捨て去る見識。
想定読者層にわかりやすい表現を用い、平易かつ達意の文章を書く才能。
簡単そうに見えて、いずれもそう簡単には真似できない高度な芸当だ。
目をつけている出版社の人間は多いだろうが、
いかんせん雑誌的な才能なので、使い方が難しい。
もしかしたら既に「小説にできませんか?」との打診を受けていて
それで前々回小説風書き出しを試みたのかもしれない。
あるいは戦争や兵器にテーマを絞って書籍化する企画が既に進行中なのかも?
似てるだけの別の道具を混同してる
調査もまとめも不十分
分かりやすいのではなく、本人と同じ誤解を押し付けてる
なぜこうなるかというと、基本的な内容がパクりの寄せ集めだから
管理人さんも大変だね…
粘着に負けず、ぼちぼちとやって下さい。
暑さにも気をつけようぞ!
※87
たしかに
タイトルに馬鹿みたいに文句つける基地が最近湧くもんな
文句あるならみなけりゃいいのにな
※16
あんた読解力ないね~(笑)
下層民の自覚が無いのかなあ。
相変わらず面白い記事だね
楽しみにしてます
更新はよ
ここ始めてきたけどすげー評判いいな
おもしろかった
※89
あら、せっかく必死に書き込んだ長文コメントを否定されて顔真っ赤にして煽り返してるのか
せいぜい頑張れよ
自称上層民さん^^
面白い!すごく良いサイト
モンゴル人は最強だったみたいだけど弓のおかげかね
2週間たっとるで!
更新はよ!
平安時代まで使われていた石弓がそれ以降日本では使われなくなったのは
弓に対する優位性が無かったのかそれとも
支配階級が公家から武家に変わる過程で技術が失われたのか
古い時代のイングランドロングボウとかは植物繊維などを撚ったりした弦を使っていたようです。過去には他にも動物の腸を捩って作ったガットや動物の皮革の紐を編んだりもしてます。またそれぞれに蜜蝋で繊維を強化したり膠を使ったりでも強化します。
日本のクロスボウについては律令制度の中で起用されるも精神文化的に武家から嫌われて消滅したようです、兵器としては残らなかったが鹿児島の方にデッキュというものやアイヌの狩猟具などに残っていたりしますね。
自分が武器にひかれる理由が見えた気がした
文字どうり必死に上を目指して研鑽した形なんだな
お前もな
※89
下層民なんて言葉を使うなんて相当心が貧しい人なのだろう
※98
人は自分にないものに惹かれる
お前にはない逞しさや力強さそして男らしさ、それらを持ち合わせている武器にお前が惹かれるのも当然ともいえよう
キモオタほど武器にあこがれる理由もそれ
※57
何万年という弓の歴史から見れば銃が普及するのにかかった数百年なんてあっという間としか言いようがない
※51
平安時代末期の弓の名手で有名な源為朝は、
左腕が右腕より12cm長かったと記されているらしいな。
普通の人が5人がかりでないと引けない強弓を愛用していたとか。
忍者が手裏剣投げるじゃん?
あれ小さい(30センチくらい)弓作って手裏剣サイズ・・よかちっと大きいか
まあ、小さ目の弓矢を撃った方がいいような気がするけどないね。
懐に入れられるくらいの弓と矢ね
現代でもそういうの作ったら護身にいいんじゃないかと思ったりするんだが
車のダッシュボードに入れておくとか まあ見つかったら捕まるだろうけどw
世界に残る弓を見てみると構造上の進化はこんな感じ?
杖型(弦が付いているが張ってなく引いた時だけ杖状部分が機能する)
個人的には火起こし弓からの派生ではないか?と思ってる。h
材は単一の枝など
単一弧の単一素材弓(進化段階により単一の枝・単一の幹・単一の木を板状に加工・単一の木の芯と表面側を複合的に使用したもの等)
複合素材弓その1木の弓に動物の腱を表に張り強化ネイティブアメリ
カンに見られる
その2弓に別種の木を貼り付けた強化
その3弓に複合素材で木と腱で強化北ユーラシア地区に見
られる
その4弓に複合素材で角板と腱で強化古代エジプトやアッ
シリアに見られる弓
その5弓に複合素材で角板と腱と骨板で強化
その6アジア全域に散らばる複合素材弓でその5に構造上の
テコを持つ弓所謂トルコ弓の一般的タイプ等
その7その6に更にテコ部分の根本に弦を受ける部分を追加し
弦の振動数を強化
その8以降近代現代の弓 板バネ部分を新素材に
その9板バネを直列的に増やす
その10滑車で引きの力を低減
等で今はまた素材革命が来るか?来ないか?というとこでしょう。
日本の弓の断面綺麗
※89
あら、せっかく必死に書き込んだ長文コメントを否定されて顔真っ赤にして煽り返してるのか
せいぜい頑張れよ
自称上層民さん^^
>>10
逆。
ロングボウと和弓の比較動画があったが、和弓の方が威力があった。
コンパウンドボウは1966年にアメリカで発明されたけどもう既に銃が世界の派遣を取ってる時代だから目立った戦績はない
が、隠密性に優れているからと言う点でコンパウンドクロスボウが特殊部隊では採用されてる
なおジャングルや山でのゲリラ戦では今尚使える武器なのが弓
物資をほぼ必要としないのはデカい
クロスボウで曲射ができないというのは半分誤り。
実際、斜め上に撃つだけだから、出来るかといえばもちろん出来る。
ただ、クロスボウの矢は小さい(短い)ため重量が軽いので、飛距離が伸びるほど威力の減衰が激しい+風の影響を受けやすいので目標から逸れやすい。
加えて、曲射の目的は狙撃ではなく面制圧であるため、連射速度の遅いクロスボウでは効果が薄い。
コンパウンドボウよりvssやblackout弾みたいな消音ライフル弾の方が強そう、3000ジュール以上のガチライフルには及ばないけどvssやblackout弾も拳銃弾より威力あるっぽいし。