経済

全てのお金は誰かの借金だという事実

前回記事でチラッと触れた、「信用創造」というテクニック。お金を貸すことによって、銀行が自在にお金を生み出す仕組みであります。今回は、そのカラクリを詳しく見ていきたいと思います。労働はお金を生まない常識的な価値観からすると、借金というのは不健全。勤勉なる労働こそが尊い。みたいな感覚...
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鼻をほじりながら通貨を発行する

突然ですが、この地球上にはどれだけのお金があるでしょうか?ある統計によると、ざっくり90.4兆ドル。日本円にすると、およそ1京円(1ドル110円換算)とのこと。ソースは こちら。いやー、すごい額ですな。世界には、1京円分の紙幣や硬貨が流通しているということになる…かというと、どう...
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金銀財宝の賢い使い道

やーなんかうかうかしてたら新年になっていました。みなさま、あけましておめでとうございます。今回のテーマは、硬貨。つまり貴金属製のお金についてであります。時系列的に言えば、「メソポタミアの粘土板」と前回お話しした「紙幣」の間に来るお金です。浅い理解のまま行き当たりばったりで書いてい...
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お金がないなら借りればいいじゃない

ども。引き続き、お金は借用証書であるという前提で、話を進めていきます。今回は、現代紙幣の起源についてです。金の預かり証もう割と有名な話ですが、紙幣の起源は、中世から近世にかけて登場した、金細工職人が発行する金の預かり証です。金細工職人は、材料の金を安全に保管するため、頑丈な金庫を...
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借金を記録した結果www

お金とは、借用証書である。というのが前回の結論でした。お金に書かれた額面は、金や銀や大麦のような確かな「価値の量」を表しているのではなく、誰かが背負っている「負債の量」を表しているのです。そのことがよくわかるのが、古代メソポタミアの経済システムであります。最古の貨幣座薬現時点で最...
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はじめに負債ありき

どもども。長らくお待たせしてしまいましたが、今回は本当の「お金の起源」について考えてみたいと思います。一般には「物々交換」からやがてお金のようなものが生まれたとされています。が、その説はちょっと信憑性に欠けるっぽい、というのが前回の内容でしたね。では、お金は一体どのようにして誕生...
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物々交換とかいう無理ゲーwww

ビットコインが再び高騰しているようで、未だ心の傷は癒えません。さて、前回は広く一般に受け入れられている「お金」の起源や歴史について、簡単に眺めてみました。しかし、その定説は本当に正しいのか。今回からは、その辺についてちょっぴり考えてみたいと思います。お金の起源?お金のない世界現代...
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「お金」とはなんぞや

先月の半ばくらいのこと。いつもよくしてもらっている某ブロガーさんから、仮想通貨への投資が熱いよ!と教えてもらいました。「ビットコインがバブルっぽい」みたいなニュースはチラチラ目に入ってきていたので、良い機会と思い30,000円分くらいビットコインを買ってみたところ、順調に下落して...
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政治家「お金=母乳」

ロビー活動がどうちゃらと続けてきましたが、ここまで来たら、いちおう「お金」についても触れなくてはなりません。というわけで、まずはこの名言。政治家にとって、お金は母乳なのである。あるアメリカの議員が残した有名な言葉です。この言葉の意味することは、「お金によって議員は育つもの」「お金...
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ユダヤ系アメリカ人の存在感www

さて、いろいろあってアメリカに集結してきたユダヤ人。持ち前の勤勉さのおかげか、長い歴史の中で培った金融ノウハウのおかげか、教育に力を入れた結果か、はたまたYHVHの御加護のおかげか。兎に角、20世紀初頭のアメリカ経済界において、幾つかの分野で彼らは一定の成功を収めました。ユダヤ人...
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ロビー活動とかいうフェアな活動

アメリカでは、しょっちゅう銃の乱射事件が起きます。大小合わせるともう毎年何十件も発生しており、日本人からすると「またか。」以上の感想はありません。これほどまでに乱射事件が頻発する原因は様々あるとは思いますが、その要因の一つには銃の普及率が高いことが挙げられます。 現在、アメリカ国...
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さあ、シベリアで木の本数を数えてきてくれたまえ!

世にブラック企業は数あれど、シベリアでの強制労働に敵うブラック職場はそうはないでしょう。シベリアといっても広いし定義も色々あるわけですが、だいたいロシアの上半分がシベリアと呼ばれる地域です。色がついてるところ一年の半分以上が氷点下、土は一年中凍っているようなこの地域で、かつて死ぬ...
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WW2中のアメリカの凄いところを挙げてく

さて。そういうわけで、「兵器の生産量」という切り口で各国を眺めると、アメリカ合衆国が突出していることが分かりました(知ってた)。むしろ、前回記事なんかはコメント欄の方が充実しているという有様であり、非常に続きを書きにくいわけですが、皆様いつもありがとうございます。コメントをたくさ...
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インドを支配した結果wwwwwww

一部のネット上で、「畜生国家」の名を欲しいままにしているイギリス。英国紳士などと嘯きながら、その本性は凶暴野蛮とされています。そういった風評からの先入観により、我々もついつい「ブリカス」などと呼んでしまうわけですが、イギリスは本当に畜生なのでしょうか?2chの歴史スレの論調に流さ...
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東インドに会社を作ろう!!

そんなこんな※で、17世紀に入ると、出遅れた国々も盛んに航海に乗り出すようになり、スペイン、ポルトガルの2強だった大航海時代は新時代を迎えます。それを象徴するように、スペイン(ポルトガル)の東インド独占を打破し、東インドで直接貿易をするという快挙を成し遂げる国が現れます。※そんな...
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会社をつくるということ。

さて、前回見たとおり、大航海時代の初期において、東アジアにおける覇者はポルトガル。そして、新大陸における覇者は、スペインでした。→前回記事:香辛料美味すぎワロタwwwポルトガルの没落とスペインの繁栄この2国が他のヨーロッパ諸国に先駆けて大航海時代へ突入できた理由は、14世紀後半と...
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弱者とギャンブル

当たり前の話ですが、賭け事の胴元というのはとても儲かります。客側はイチイチ勝ったの負けたのと騒いでいますが、胴元はそんなの相手にしていません。確かに個別の事例で見れば、勝ち越している人もいるでしょう。しかし、胴元は一人一人の客と勝負しているという感覚は皆無。「客全体」と勝負してい...
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詐欺の手口に感心してみようずwww

さぎ【詐欺】巧みにいつわって金品をだまし取ったり,相手に損害を与えたりすること。あざむくこと。ペテン。「 -にひっかかる」 「 -を働く」 「 -師」大辞林知能犯罪の代表格、詐欺。暴力を使うことなく行われる詐欺事件の話を聞くと、犯罪への怒りもあるとは思いますが、反面、その発想や行...
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ダイヤモンドは永遠の輝き(笑)

ダイヤモンドは永遠の輝きー A Diamond is Forever ーデ・ビアス社が考案したこのキャッチコピーは、歴史上最も成功したマーケティングと言われています。「永遠」という言葉により、女性がダイヤモンドを転売するのを抑制し、中古品市場への流通による価格の下落を防ぐ。さらに...
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せめて、大統領らしく

なんだか小難しくなってきましたが、そういうわけで、なにしろ通貨発行権は儲かります。金本位制から管理通貨制度へ19世紀、世界は金本位制という通貨制度が主流でした。これは、金の預り証と同じで、通貨をいつでも金と交換できるという事で、通貨に信用を持たせる制度です。ただ、いつでも金に換え...
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