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アメ公のチート生産力www

アメリカと言えば物量。
物量と言えばアメリカ。

第二次世界大戦において、アメリカの物量が群を抜いていた事は、みなさんもなんとなくご存知でしょう。

そんなアメリカの生産力を、各国と比べてみよう!というのが今回の試みです。

しかし、「生産力」というのもなかなか曖昧な言葉で、何を比較するかで全く違う結果が出てしまいます。

本来なら、戦略物資(チタン,石油,鉄鉱石屑鉄等の戦争継続に必要な物資)や、鋼鉄・アルミニウムの加工品なんかも含めて細かく比較するべきなのでしょうが、あんまり手を広げると大変です。

というわけで、今回は超おおざっぱに、「主要国の主要兵器製造数」のみを比較してみます。

兵器の質や大きさなどは一切考慮に入れず、生産「数」だけで比較します。

必ずしも戦争における強さとイコールとは限りませんが、英米の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きな方もいらっしゃると思いますので、宜しくお願いします。



参考画像

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兵器製造数で比較してみる

では、早速ですが、1948年から1945年の間に各国が製造した主要兵器の概算をご覧ください。

航空機とか

陸上兵器

艦艇とか

出典:http://en.wikipedia.org/wiki/Military_production_during_World_War_II

この表を見れば一目瞭然。ほとんどの項目で、アメリカの製造数が飛び抜けていることが分かりますね。

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航空兵器の生産量www

と言っても、表だけではなんかアレなので、試しに主要国の航空機生産量をグラフにしてみますと、以下のようになりましたw

航空機の生産数

アメリカ1国で枢軸3国(日本・ドイツ・イタリア)の航空機生産量を上回っている模様。これをチートと呼ばずに何と呼べばいいのか。

また、アメリカの航空機生産数のうち、特に注目すべきは、訓練機の製造数です。

訓練機の生産数

訓練機というのは、要するに練習用の航空機(そのまんま)。

パイロットというのは、「明日からパイロットね。よろしく!」というわけにはいきません。一端のパイロットになるためには、相当な期間の訓練が必要なのです。

そこで、比較的操縦が簡単で、計器類とかも見やすく、頑丈な航空機が生産されるようになりました。
訓練機が多ければ多いほど、たくさんのパイロットを養成出来ることを意味します。

旧日本軍も、開戦初期は日中戦争等をくぐり抜けたベテランパイロットが多数いましたが、末期には練度不足のパイロットがほとんど。特攻に頼らざるを得なかった理由も察することが出来ます。

逆に、アメリカは大量に航空機を生産しつつ、同時にそれに足りうるだけのパイロットも大量に訓練していたのですね。


アメリカの飛行機工場。造りまくってます。

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陸上兵器の生産量www

次に、陸上兵器に目を向けてみます。

とりあえず戦車の生産台数を各国で比較すると、以下のようになります。

戦車の生産数

ティガー戦車などで有名なドイツ軍ですが、生産数はアメリカ・ソ連それぞれと単独で比較してもかなり劣勢に立っています。

それに加え、ドイツは西部戦線(アメリカ・イギリス)と東部戦線(ソ連)の二方面で熾烈な戦闘を繰り広げており、戦線をドンドン拡大してしまいます。そのため、面積単位当たりの戦車数は非常に低いものでした。

なお、旧日本軍・イタリア軍…。

アメリカは戦車もガンガン造っています。

一応、乗用車等を比較しますと、アメリカがもう嫌になるほど飛び抜けています。

乗用車の生産数

ドイツ陸軍なんかは、かなり機械化されているイメージですが、その実態は、依然として歩兵の大部分の移動方法は機関車と徒歩でした。

しかも、補給輸送の主力は馬車。自動車や装甲車に補給物資を搭載して移動出来たのは、せいぜい1割前後です。

というか、他の主要国も馬車がまだまだ現役で、アメリカだけが自動車で輸送していました。したがって、「アメリカがおかしい」という認識が正確です。

大量のトラック

アメリカ兵が大量にトラックに載せられて進軍したのに対して、日本兵・ドイツ兵はえっちらおっちら歩いてたわけですから、機動力という意味でもアメリカが大きくリードしていたことが分かります。

この自動車不足という問題を完璧に解決する画期的な進軍方法を考案したのは、ソ連軍でした。

その進軍方法の名は「タンクデサント(戦車跨乗)」。一言で言えば、歩兵を戦車に跨らせて運ぶという作戦です。

戦車のスピードで歩兵が進軍可能。
そして、戦車の弱点である隠れた敵歩兵からの攻撃を、車上の歩兵が警戒する事により、戦車の損害を最小限に抑えられる。

そんな、一石二鳥の作戦でした。

勇ましいタンクデサント兵。なお

なお、タンクデサント兵の平均寿命は2週間程度だった模様。

戦車から落っこちたり、兵士を乗せたまま戦闘に突入したりと、超過酷な環境のため、タンクデサント兵は長生きする事は出来ませんでした。

ま、ソ連兵は畑からいくらでも獲れるのでセーフ。

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海上兵器の生産量www

では海軍の方はどうでしょうか。

軍艦の建造数

いやあ、やっぱりアメリカが一番ですね。

建造艦数ではイギリスが張り合っていますが、それ以外の国とは、比較するのもアホらしいレベルです。

季刊戦艦」「隔月重巡」「月刊正規空母」「週刊護衛空母」「日刊駆逐艦」「毎時輸送船

一方ドイツは、空母とかは諦めて潜水艦(Uボート)にステータスを全振りし、アメリカをも圧倒する1152隻もの潜水艦を建造しました。

潜水艦の建造数

このうち700隻以上が米英に撃沈されました。悲しいなあ。


というわけで、アメ公がどれだけチートか、ざっくりとデータで見てみましたが、なんか圧倒的ですね。

なぜアメリカがここまで生産力を持っていたのかについては、次回。

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