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ヨーロッパの博物館の懐の深さwwwwww

テレビやインターネットがなかった時代、博物館はどれほど刺激的な存在だったでしょう。

フランスの片田舎のとある地元領主の館には、清の頃の中国や東南アジアの密林を探検して見つけた様々な民俗品、珍しい形の昆虫、不思議な動物のはく製などが数多く並んでいます。

これら一つ一つを眺めながら、領主はきっと色んな想像を膨らませていたのでしょう。

インターネットのある現代でも、博物館を訪れて展示の品々をじっと観察していると当時の人々の姿を一瞬だけ垣間見る様な気持ちになりますよね。

そんな博物館の中でも、少し変わった展示物のあるところを紹介します。

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トリュフ博物館(南フランス)

http://www.ecomusee-truffe-sorges.com/

「黒いダイヤ」とも呼ばれるトリュフの名産地、ペリゴール地方にある博物館。

豚が探すイメージが強いトリュフですが、この地方では犬で探すのが主流だそうで、そのコンテストなんかも行われています。

ここほれワンワン

14世紀以降の珍重されつづける魔性のキノコを、嗅覚や味覚で学ぶことのできる博物館です。

ところでこの「○○のダイヤ」的な呼称って世の中にどれぐらいあるんでしょうね。

むしろそっちの方が気になってきた。

ダイヤモンドより堅く、ダイヤモンドより高価な愚地独歩の拳

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中世刑罰博物館(ドイツ・ローテンブルグ)

http://www.kriminalmuseum.rothenburg.de/index.html

中世・帝国自由都市時代の面影を色濃く残すドイツのローテンブルグにある、厨二病ゴコロあふれる博物館です。

帝国自由都市とは、民衆が地元領主や教会ではなく神聖ローマ皇帝直属の民となり経済的・軍事的な安定と自由を享受する都市のこと。

代わりに共同体秩序と倫理は厳しく監視され、数々の罰則が規定されていました。

ここは、そんな時代の刑罰を今に伝える博物館で、中でも興味深いのが「名誉刑」と呼ばれる屈辱グッズの数々。

・おしゃべり嘘つき女には舌の伸びた悪魔の面

なぜか頬がほんのりピンク

・下手くそな音楽家には「汚名の笛」と呼ばれるガラクタを装着

エンターテイメントの質をコントロールできる逸品

他にも、のんべえ用や女たらし用、あばずれ用など、あらゆるニーズに応える多種多様な罰が用意されています。

恥辱の仮面いろいろ

飲んだくれにはめる恥辱の樽



賭博でイカサマをした人用の巨大ネックレス

執行風景。右端の人のこれはつらい

みんなが大好きな拷問グッズももちろん多数ご用意して、ご来館をお待ちしております。

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アイスランドペニス博物館(アイスランド)

http://www.phallus.is/en/

クジラ、アザラシ、トナカイ、キリンなど250以上の陰茎部位がチン列されている、アイスランドの最重要スポット。

この手の博物館って、日本だと古来からの民間信仰や近代のアングラ感と切っても切れないものですが、ここはなんだかスッキリして、ある種の爽やかさを感じます。

人の背丈ほどもあるアレやコレは、ここを置いて他に見ることができない物だと思います。

ぜひ一度、劣等感に苛まれてみてはいかがでしょう。

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犬の首輪博物館(ロンドン郊外)

http://www.leeds-castle.com/Attractions/The+Dog+Collar+Museum

あーそう来るかぁ・・・と、してやられた気分になるニッチ博物館。

元々愛犬家だった地元貴族のコレクションから始まり、宝石のついた豪華なものからトゲトゲのものまで100点以上が展示されています。

ちなみに、首輪のトゲトゲって怖い犬が付ける威嚇用ファッションってイメージがありますが、本来は狩りや闘犬の際に愛犬のノドを守る防具として着用していたそうです。

なお、犬は入館禁止の模様。

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ラ・スペーコラ(フィレンツェ)

http://www.museumsinflorence.com/musei/museum_of_natural_history.html

解剖蝋人形のコレクションで、一部の人にはとても有名な博物館。

人体のみならず、各種動物のはく製や標本も豊富で、メディチ家に端を発するレッキとした学術研究の場なのですが、どうしてもそのグロさに目がいきます。

中でも白眉なのが、こちらの「解剖されたビーナス」。

ここから下は各自で検索してください

憂いをたたえて横たわる姿は、単純なグロテスクを超えて不思議に惹きつけられるものがあります。

その魅力はボッティチェリの描いた傑作「ビーナスの誕生」と並び、「フィレンツェの2大ビーナス」と呼ばれるほど。

こちらはウフィツィ美術館というところで展示されています

フィレンツェから少し足を延ばせば「ボローニャ人体解剖博物館」というところもあります。両方を見たら人生観がちょっぴり変わりそうですね。


ヨーロッパ旅行と言えば、優雅な芸術や建築、美食を堪能するのも欠かせません。

ですが、こうした場所へ立ち寄り非日常を味わうのもまた、ひとつの意義深い時間となるのではないでしょうか。

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