「お金」とはなんぞや
先月の半ばくらいのこと。
いつもよくしてもらっている某ブロガーさんから、仮想通貨への投資が熱いよ!と教えてもらいました。
「ビットコインがバブルっぽい」みたいなニュースはチラチラ目に入ってきていたので、良い機会と思い30,000円分くらいビットコインを買ってみたところ、順調に下落していってワロタw
結局、30,000円が22,000円ほどになったところでビビって現金化。
その直後、ビットコインは再び暴騰していき、自分に投資の才能が全くないことを確認できました。
ま、クヨクヨし続けるのも紳士的な態度ではありませんので、ここはひとつ「お金」というものについて改めて考えてみる良い機会をもらったと考えたいと思います。
お金とは信用
というわけで、お金。
手元にある1万円札の物質的な価値は、メモ用紙程度です。
模様があってメモしにくい分、それ以下かもしれません。
トイレットペーパーやティッシュにするには硬すぎるし、包装紙に使うには小さすぎます。
「どうだ明るくなったろう」的に使えば、マッチ1本程度の価値にはなります。
では、なぜ人はこれほどまでにお金に執着するのか。
それは、その1万円でモノを買えるからに他なりません。
国のお墨付き
で、なぜお金でモノを買えるかと言えば、それはその価値を国が保証しているからです。
日本銀行法 第46条2項
この条文は、日本が「日本銀行券は絶対に使用できる」と保証しているということ。それで、みんな安心して日本銀行券を使っているのです。
ただこれは、日本政府や日本そのものが信用に値するから安心できているに過ぎません。
ジンバブエみたいに政府がテキトーでまともな経済政策を取らなかったりすると、一気にお金の価値は下がり、文字通り紙くずと化します。
なお、ジンバブエは2015年に自国通貨の発行を諦めたもよう
なので、各国は貨幣の供給量を調整し、物価の安定を図るべく細心の注意を払うのです。
ゴールドのお墨付き
少し前までは、国は「このお金はゴールドと交換できるよ!」と言って、みんなの信用を得ていました。
こういう仕組みを、金本位制と言います。
金細工職人
金本位制は、金細工職人が客からゴールドを預かる際に発行した預り証が起源と言われています。
金細工職人は、材料となる金塊盗まれるわけにはいきませんので、厳重な金庫を持っていました。
これに目をつけた人々は、単純に保管の為に、金細工職人に金銀宝石を預けて、預り証を発行してもらうようになったのです。
金細工職人が発行する預り証は、実質的に、確実に金と交換できるチケットであります。
そこで、人々はこの預り証でゴールドを引き出すのではなく、預り証自体ををそのまま交換し始めたのであります。
17世紀の金の預り証
最初は各銀行、金細工職人がバラバラに預り証を発行していましたが、徐々に規格が統一されていき、最終的には中央銀行が一手に発行するようになります。
世界で最初の紙幣(ストックホルム銀行券)
これが、今我々が使っている紙幣の起源であります。
金本位制の崩壊
ただ、金本位制には致命的な弱点がありました。
それは、発行できる紙幣の上限は、その信用の裏付けであるゴールド保有量に依存するという事。
普通、経済は右肩上がりで発展していくので、発行すべきお金の量は増え続けます。
しかし、その発行量に相当するゴールドを保有するのは、国家にとって物凄い負担になっていったのです。
てゆーか、無理(>_<)
そして各国は、金の保有を諦めて、「ドルと交換できるよ!」に切り替えていきました。
当時世界で一番ゴールドを保有していたのはアメリカだったので、みんな「アメリカだけは最後まで金本位制を続けられるはず」と考えていたのです。
「「『ゴールドと交換できるドル』と交換できるよ!」ということで、間接的ではあるけれども、なんとか金本位制が保たれたわけですね。
しかし、そのアメリカもとうとう1971年に「俺も無理( ´Д`)」と宣言し、世界は一気にゴールドの後ろ盾を失いました。
いわゆるニクソン・ショック
こうして、それまでゴールドとの交換比率で価値を評価されていた各国のお金は、ゴールドと切り離され、それぞれ独自に信用力を評価されるようになります。
その結果、各国の通貨の価値は、その時々の信用力に基づいて、常に変動するようになったのです。
この変動を利用した投機が、悪名高いFXであります。
金そのものだよ
ゴールドの後ろ盾でもってお金の価値を担保する前は、金貨、銀貨に代表される金属貨幣の時代であります。
古代ローマ時代のコイン
特に、貴金属であるゴールドやシルバーは、貴重で綺麗なので昔から価値あるものとされていました。
また、ゴールドやシルバーは錆びることもなく、保存に優れる。
さらに、溶かして型に流しこめば、キッチリ同じ大きさのコインが製造できます。
一般的には、お金の機能は、「交換の手段」「価値の尺度」「蓄財の手段」の3つとされています。
交換をスムーズにし、異なる商品の価値を数値化でき、使わないときはしまって価値を保存できる。
こうした用途に、金属製のコインはぴったりだったのです。
また、金貨や銀貨などはそれ自体が価値ある貴金属できているので、後ろ盾とか関係なく抜群の信用力がありました。
金属貨幣の不満点
その発明以降爆発的に普及した硬貨ですが、時代が進むにつれて、やっぱり不満が出てきます。
例えば、金や銀の含有量を下げた粗悪な貨幣が発行されて、貨幣の価値そのものが下がるケース。
こうなるともう、金貨1枚がいくらなのか、全然わかんなくなっちゃいます。
あと、金属は頑丈とはいえけっこう磨耗します。
金10gを含んでいた金貨も、流通するうちに9.8gとかにすり減っちゃうわけです。
ただでさえ貴重なモノが、無意味にすり減っていくのは非常に問題でした。
こうした問題から、皆が金細工商人に預けて、その預り証で直接交換していくスタイルに変わっていったのであります。
貨幣の起源は?
では、金属貨幣の前には何があったのでしょうか。
物々交換が不便だったので
アダム・スミスの「国富論」によれば、次のような感じみたい。
酒屋もパン屋もそれぞれ酒とパンしか持っておらず、肉屋が当面必要な量の酒とパンを持っていれば、互いの商品を交換することはできない。
(中略)
そうした状況における不便さを回避するために、分業が確立されて以降いつの時代においても、思慮深い人は、自分の仕事によって作り出す特定の生産物以外に、ある種の商品を所有したに違いない。
それはどんなものかといえば、 自らの生産物との交換を拒否するような人は殆どいないと想像されるものである。
アダム・スミス『国富論』より
物々交換は、双方の欲求が同時に一致して初めて成立する取引なのです。
いくらパン屋が肉を欲しがっても、肉屋が余るほどパンを持っていたら、パンと肉の交換には応じてくれません。
したがって、物々交換が成立し得るタイミングはかなりシビアなものだと言えます。
が、ある時誰かが、大麦ならみんないつも交換に応じてくれるという事に気付きました。
確かに、大麦は誰にとっても必要な食料であり、保存が効き、たくさんあって困るものではありません。
そして、「自分の商品を一旦大麦に換えておけば、いつでも欲しいモノと交換できるじゃない💡」と閃いたわけです。
こうして、素朴で直接的な原始の物々交換は、大麦を間に噛ませた間接的な物々交換へと進歩したのであります。
物品貨幣
この時の大麦は、まさに貨幣。
大麦それ自体が有用で、みんなが常に欲しがっているので、モノとモノの交換をスムーズにします。
さらに、本1冊は大麦2kg、魚は大麦100gみたいな具合に、あらゆる商品の価値が大麦の量に換算され、モノの価値を共通の尺度で測れるようになります。
そして、大麦自体を保管しておけば、それは富。価値を将来に持ち越すことができます。
大麦が持つこの役割は、まさに貨幣の本質である「交換手段」「価値尺度」「貯蓄手段」に合致しています。
こうした、価値をもつ商品そのものを使用した貨幣は「物品貨幣」と言います。
例えば、大麦や塩のような、保存がきいて、計量しやすく、誰にとっても必要な食料。また、綺麗な貝殻みたいなアクセサリーの素材や、牛のように有用な家畜とかも、「物品貨幣」としてよく利用されました。
この物品貨幣が、やがてより丈夫で加工しやすい貴金属の貨幣に変わっていったのです。
定説の嘘臭さ
…というのがいわゆる定説なわけですが、ここまではただのおさらい。
今回の主題は、果たしてこの定説は正しいのか、というところ。
本当に、物々交換から貨幣が生まれたのか?
本当に、貨幣には価値あるモノの裏付けが必要なのか?
こうした疑問を一気に見ていきたいところですが、今はビットコインのせいで心が折れかけているので、次回に続きます。なるべく早めに。
コメント (100件)
江戸時代の日本でも手形が流通したからみんな考えることは同じだね
しばらく更新がなかったのにはそうゆうワケがあったんですね(;´д`)
しかも今は取引停止になってるし…。
次回の更新も長引きそうだ。
かつての人類は石とか貝とか金属とか、ある程度希少な物で物々交換していて物々交換していた
その希少な物の価値を為政者が保証し、その利便性を民が認めたからこそ貨幣となった
ビットコインの価値は為政者ではなくテクノロジーが保証している
その分台帳の仕組みを巡る管理者と利用者の利害がぶつかって価値の乱高下が起こっている
金というのは交換するための媒介で、誰かが強力に保証しなければ簡単に暴走する
とはいえテクノロジーが進歩すればビットコインももう少し安定するんじゃないかな
紙幣と言えばロスチャイルドやな。次代は電子マネーに切り替わってしまうんだろうけど。
続き期待
>また、ゴールドやシルバーは錆びることもなく、保存に優れる。
銀は錆びますよ?
というか腐食しやすい→毒物を検知できるって理由から銀食器が用いられるわけだし
無価値なものに、価値があると定義付けているモノ。
お金そのものが、バブル的な存在なんだな。
相変わらずクソ面白い
現代の貨幣の価値はその素材の価値では無く、ただ信用によってのみ成立する。
従って、国家の発行する通貨(貨幣として通用させている物)以外でも信用があれば通用する。
共同幻想論を読んでからかけ
以前二次離島に住んでいた頃、台風が週末ばかりやってきて、船の欠航で1ヶ月ほど食料品を買い出しに行けなくなった時に、目の前のお金の無意味さを感じた事がある。
久々の更新だ~!
※7
何だかよくわからない現代美術にも通じるものがありそうな気がするな
まあ、見て楽しむという使い方もできそうだけど…
自由の回収装置
自由になるためには金が要る
金を得るためには自由を売り渡さなければならない
自由なまま金を得ようとすると抹殺対象にされる
※3
ビットコインについては、仕組みは別として、価値に関してはどの機関も国家も保証していないのでは?
なので、通貨の三機能を満たしていないので、投機対象として扱われている。
*6
他の金属よりも、ってことだろう
仮想通貨でも金属通貨でも米通貨でも、宝貝でも石転がしでも、本質は、人がそこに価値を感じるという部分。
人々が価値を認め合う、価値観が合うから、存在が膨らむし、金額はそれを数字に置き換えたものでしかない。
金額のみを動かして価値観を動かして人々が感じる価値を動かしてるのもいるけど、そりゃ詐欺師呼ばわりされるわな。
景気が気分と言われるのと同様、今の通貨も人間の感じ、で決まってるんだよねぇ。
だから噂一つ(各種指標発表など)で価値が変わる。
邪馬台国の話終わってなくね?
邪馬台国の話題も極めて少ない資料をどう解釈するか、詰まるところ解釈問題でしかないしね。
先にツバつけて俺の説が定説を作り上げた人が、必死に既得権益を守ろうとする構図しか見えない。
ゆえに必要以上の罵声と嘲笑のみが、飛び交うスレにしかならない。
あんなの想像力働いたら、どんなストーリーでもこじつけられるでしょうに。
学者が想像した説って浪漫も、盛り上がりも、効果的に張り巡らされた伏線も欠けるから、小説家や作家にでも作ってもらえば、いくらでもマシで信憑性がある説を作れそうな程度の存在。
中華王朝の歴史書に、その他のおまけとしてちょろっと出鱈目込みで書いてあるのを、ありがたがって解釈こねてるけど、
邪馬台国なんぞ、考古学では存在が確認できてません、終了。ってだけの話だからね。
3000年前頃までは青森に北海道から沖縄まで影響を与えていた勢力があり(満州辺りまで影響与えた同族らしい)、
2000年前頃には西から入ってきた稲作他の文化発展によって近畿に勢力の中心ができ、
1000年前頃に天皇担いだ日本がありましたって、それで十分だろ。
都合の良い時代の歴史にすがって、畿内畿内と身分差別復活させたいやつらの妄念が気色悪い。
クレジットカードのCM
「今じゃケツを拭く紙にもなりゃしねえってねによォ!(ヒャッハー」
邪馬台国もう終わっちゃったの?楽しみにしてたのに(´;ω;`)
邪馬台国と比べてコメが伸びなさすぎる…
※6
銀は正確には「錆びる(酸化する)」だろ。
「腐食」ってのは有機物が細菌等に分解されることだと思う。
因みに貨幣の本質は「交換性」「保存性」だろうからそれさえ保たれてればブツは何でもいい。
ビットコインとかデータ丸ごとシステムの不具合で吹っ飛んだら誰も補償してくれないから「保存性」に欠けててその内廃れると思ってるが。
※19
なんか歴史コンプを相当持っているんだな、可哀想に。
>24
自己紹介かな?
証拠も出てないのに凄い歴史があったに違いないと吹聴して回るやつこそ、よほど精神不安定なんじゃないか。
妄想歴史の自慰行為を、人に見せびらかすなと言っているのだよ。
自分ちの祖先が何やってたかを、妄想込みで吹聴して回る奴なんて頭おかしいだろ。自己肯定ができずに今の自分に不満(コンプレックス)貯めてる証拠。
そうでないなら、人の歴史をパクる目的で寄生民族が騒ぐくらいしか思い当たらないな。
金本位制が崩壊したのって第一次大戦が原因だろ
イギリスの金が海外に流出して金本位を維持できなくなったからじゃね?
(噛んだ…)
※26
いや、普通に世界恐慌が原因だよ
つーか、戦争中は金本位制をいったんストップして海外に金が流出しないようにしてた
ネトウヨだけどカール・マルクスの資本論は能くまとまっていると思うゾ
貨幣とか交換価値について語るならまず読んどくべきだゾ
金細工職人の預り証の話を何故か知ってて俺の雑学も捨てたもんじゃねえなと思ったら
知識の供給源はここの過去の記事だったよ!
おっかねえ
にわかが読んで楽しむサイトにガチさを過度に求めるのは違うでしょ
もし日本の政府が崩壊したら今のワイの貯金もただの紙束になってしまうん?
>25
なんか、朝鮮人なみに頭の悪い奴がいるな
このスレに前の歴史スレの事は関係ないだろうに、カイジかな?
歴史コンプレックスってのは、予想以上に人を狂わせるからねw
朝鮮人も、歴史コンプレックスの重度罹患者
※23
ビットコインってあなたの言う「保存性」が保証されてるから、ここまで大きくなったって認識だったんだけど違うの?
取引の履歴(台帳)が分散されて保存されている上に、過半数以上の計算量を持ってないと改竄も出来ないから安全って理解だった。
管理人さんの心の傷が癒えたら、仮想通貨についても説明してくれると嬉しいです。
※3
技術が進歩してもビットコインの価値(価格)は安定しない。
円やドルのような通貨なら、
貨幣の価値が下がれば(インフレ)、中央銀行が通貨の供給量を減らし、
貨幣の価値が上がれば(デフレ)、中央銀行が通貨の供給量を増やす。
リアルの通貨はこのようにして価値を安定させるのだが、
ビットコインは価値が上がろうが下がろうが常に一定のルールで産出し続ける。
(コイン供給の上限はあるが、その上限には永遠に辿り着かない)
価値が下がっても供給を減らさないし、価値が上がっても供給を増やさない。
だからどんなに技術が発達してもビットコインの価格は乱高下する。
それでも送金や決済の手段としては便利なので受け入れられていくだろう。
ミナミの帝王でビットコインを扱ってた回では
※38の言うメリットだけ書かれてて、逆にデメリットは全く書いてなかったな。
誰も保障しない通貨なんて、少なくとも素人が手を出すには怪しすぎるだろと前から思っていた。
※23
ビットコインの仕組みを知らないんだね
そういうことが起こらない仕組みだから貨幣の革命みたいに騒がれてるんだよ
永遠の二番手
本当に金が一番大事だったら、何も買えない。だって金を手放すことが出来ないから
だからどんなに頑張っても、大事なモノランキングの1位にはなれない
価値観の違いを認めつつ共存するための、有効な道具ってところじゃないかな
卑弥呼時代の通貨を語るスレらしいな
38のいうような
貨幣の価値が下がれば(インフレ)、中央銀行が通貨の供給量を減らし、
貨幣の価値が上がれば(デフレ)、中央銀行が通貨の供給量を増やす。
リアルの通貨はこのようにして価値を安定させることは、ハードカレンシーでをもつ先進国が協調してはじめて可能なこと。
その他の国は米ドルペッグなどしてなんとか価値を安定させようとしているが、経済規模の違いからしょせん限界がある(よくも悪くも米国次第)。
仮想通貨は今まで様々な角度から検討されてきた世界通貨の思想を受け継いでいるもの、つまり国家とは関係なくその価値を保ったまま流通させることが最重要課題。それがITの進化によって可能になりましたって話で、喫緊の課題は国際決済銀行とどう折り合いをつけていくか、最終的にBISの監視下におかれそう。
現代では金本位が不可能な理由は通貨発行量が金の価値より数十倍多いため
金本位に戻せば通貨は安定するするが1:1の対応が出来ない
金の値段を数十倍にするか通貨の1割程度の金兌換紙幣を発行すれば金本位も可能
欧州は金をスイスに大量に貯めこんでいるので部分金本位にすれば欧州の大復活もなくはない
日本の場合金保有量は700~800tしかないので(ことになっている)ので何らかの裏付けのある通貨を発行したい場合は
土地本位制が良いと思う
国民の土地を一旦天皇陛下にお返しして天皇陛下が通貨を発行すれば土地とひも付きの通貨になる
タヒぬ前に全財産金に替えてどこかの山に埋めて子孫に宝探しさせたい。
「お金」とは個人的にはほしいものと交換する道具、ほしいものがなければ本来は価値がないものだけど貯めておけば将来ほしいものと交換できる価値の変わらない道具
支配者的には「お金」は「力」かなたくさんの「お金」があればたくさんの人を支配できるからね
金と交換できる兌換券が世界で最初に発明されたのは10世紀の支那
13世紀ベネチアの商人マルコ・ポ-ロがその兌換券を見て支那の皇帝は紙すらも金に変えてしまうと
おおいに感心したそうな
※45
日本には、価値が無さすぎて誰の物かも分からん土地が大量に有って困っているというのに、今更土地本位制とか笑止千万w
仮に東京の土地とヒモ付けた所で、核なりゴジラで東京が壊滅すれば、そこらの荒れ果てた山林以下、クソも拭けねえ。
そもそもこれ以上東京に人詰め込めない以上、金本位制以上に使い勝手悪いがな。
土地の様な、モノによって価値の違いすぎる代物も、やはり通貨には向いていないだろう。
穀物や貴金属が通貨として利用された背景には“おおよそどれも品質が同じとみなせるから”という特性が重要だったと思われる。
ちなみに、中世の日本は銭を自給できず中国からの輸入に頼った結果、決定的に銭が不足して米が通貨になってしまった(後北条氏が永楽銭作って永高制を採用した物の、日本の主流とはならず)
結構進んだ社会でも、“お金”が無さすぎると間接的物々交換制に逆戻りするという実例。
金貨が摩耗するのは大事だぞ
金貨を箱に入れて降ると金貨+金粉になって額が増えるんだ
商人「こんな磨り減った金貨は額面通りに扱えないアル!」
北朝鮮の開城工業団地で配られたチョコパイが通貨代わりになってたんだっけ。
>50
銭なんぞ緊急時には役に立たんよ。
食糧供給が止まって、一番銭持ちだったはずの京都で数万人餓死なんて話もある。
そら米本位制なるわ。
※50
単純に中世日本は進んでないからだろ
中央集権が崩れて鉱山にしろ海外貿易にしろ大規模統制できない上に
小さな市場小さな規模の取引しかできないとなれば貨幣使用にメリットがない
逆に鉱山持って領地でかいとか全国から客が来る文化技術集積地だとかは
貨幣を使うしその保証を求めて組合とかも自然とできる
※53
銭持ちなのは京都じゃなく京都の銭持ちじゃねぇか
凶作でも銭持ちは米買ってるし酒すら止めなきゃ作る
米54
それができるようになったのは、大阪辺りが十分に発展した江戸時代の話じゃないのか。金銀本位どころか紙幣や先物取引まであった時代だろ。
大阪で食を賄ってもらえなかったら、まともな食材も入らず、しかしその中で美味しく食べようと調理技術が磨かれたわけだし。
薪や柴だって滋賀県辺りから持ってきてもらって賄ってたんだろ確か。
銭が足りないのはそれよりもずっと前の話。物資供給が断たれたら、銭なんぞ意味が無いと痛感することは多かったと思うよ。
ソ連崩壊時にせ金(きん)が出回って
金(きん)は通貨としての役目ははたせなかった
まあね金は食べれないししね
今日の通貨は通帳上の数字であり
いわば抽象でしかない
数字(抽象)はコンピュタ-との相性は良い
一旦コンピュタ-システムが崩壊すれば物物交換の世界に戻るのか?
(ソ連崩壊時のように)
中央銀行と称される銀行はどこも胡散臭い
FRBも中央銀行を名乗っているが私企業にすぎない
株主は公開されないので増々胡散臭い
日本銀行も私企業にすぎないが国が51%程度株を持っているらしい
共産国家を名乗る国でさえも中央銀国とやらがある
中央銀行を通じての信用創造を重ね通貨は実態経済の数十倍の規模になっている有様
いずれ崩壊する
米58
崩壊しないよ。数字に0が増える(桁が増える)だけ。
月収500万、車の値段は5000万、家は5億が当たり前、となるようにインフレが続けば実態の方が追いつくから問題無い。
物の値段と給料が安すぎるんだよ。そこを是正すれば、金持ちがどれだけ稼ごうが潰れない。
実際世界はそうやって動いてきたのに、近年誰かがそれを狂わせている。
ま、共産国家が資本主義破壊を狙ってるって所から、自分の所だけインフレやって荒稼ぎしてる支那辺りがメディア牛耳ってやってんじゃないかな。
日本も2次安倍政権で白から黒に変わって、年80兆円刷り始め、たった数年で通貨量2倍になったけど、なーんも変わってない。
通貨の信用って詐欺だらけで、この程度じゃ何もおきないってくらい頑丈なんだよ。
ビットコインは中国が推奨してるみたいだから危なそう
国連を始め国際機関はどこも胡散臭い
その代表格がBIS
BISの表向きの設立趣旨はともかく実態は第一次世界大戦に敗北したドイツに天文学的賠償金を履行させ
次の第二次世界大戦を創出して戦争利益を求めることだった
戦争と言うマネ-ゲ-ムの決済システムがBISであり戦争専用の業務用バンクであり胴元の役目を果たした
BISの第二次世界大戦の理事の顔ぶれはアメリカ・ドイツ・イギリス・ベルギ-・イタリア・そして天皇の日銀から派遣された銀行員たち
戦争銀行なのだから戦費の捻出と調達をスム-ズにする換金システムが必要でそのシステムを第二次世界大戦中も維持されていた
スイス人の歴史家ジャン・トレップは著書
国際決済銀行の戦争責任-ナチスと手を組んだセントラルバンカ-たちのなかで
各国の専門家たちが集うことは必要だったなぜなら国家主義よりカネのほうが強いからだ彼らは大戦中も接触をたやさなかった戦争が終われば再建の仕事が待っているそのために自由貿易が欠かせないと
もちろん戦争中にナチスが強奪した金塊(ブラック・イ-グル)の戦後処理も担当した
ナチスに汚名をきせいいとこどりをした張本人
大日本帝国(黄金の百合)の場合はどうだったのか?
物々交換が発展して、お金が生まれたって言うのは、今では否定されている説なんだよね。 考古学で調査すれども、証拠が全く出てこない。
※64
石に穴あけたお金、あれは感謝を表す物証だったそうな。
人から感謝されること、感謝された証が、価値を持った貨幣になった。
この辺りもスイス人銀行家の話と結び付くね。
十分に科学が発展し安泰な暮らしを手に入れたら、お金はいずれファンレターのようなものになる。
生活の心配がない(していないだけ?)者が、お金でファンである事を示す。もうすでに一部の人間はその世界に逝っちゃってるね。
未だにこんな事言ってる馬鹿猿が居るんだ
お金は全てだぞ。
金さえあれば他人の人生すら買うこともできるし、国一つ買うこともできる。
金は何人も抗う事が出来ない圧倒的な力なんだよ。
※59
貨幣には量の他に速度がある。
例えば日本の全貨幣が一万円札1枚だとしても年間で10回の売買で使われれば年間の貨幣流通量は10万円、逆に一万円札が2枚あってもそれぞれ1回しか使われなければ2万円しか流通しない。
景気(雰囲気や消費性向)が良くなって、創造される付加価値と労働分配率が上がるといいなぁ。
>60
中国とそれ以外に分裂するから大丈夫
とりあえず、ユダヤが悪い!
どっちにしろ情報的な、文字や本やネットと同じく距離と時間をこえるための機能・システムが金なわけだ
それが仕事量であれ愛であれ
※23
金属はフショクするよ、正確には腐蝕…と思ったがさらっと検索で確かめると食事のほうでもかまわないようだ
エドワード・カストロノヴァ「仮想通貨の衝撃」って本には
仮想通貨とリアルマネーの境界はなくなっていくようなことが書かれてるな
中国なんか人民元の札よりも電子データの方が信用高いらしいし
先進国の高額札は数年以内で全部電子データになってしまって
それがオンライン上で簡単にゲームの通貨や商品のポイントと交換できるようになって
ますます境界が曖昧になるんじゃないか
やる夫スレで見たなあ、通貨の話。
でもこっちも面白かった。
十八世紀初頭フランス王室は戦争と浪費により経済は破綻状態だった
その危機を救う策があるとしてスコットランド出身のジョン・ロ-が現れ金貨の替りに銀行券を発行するシステムををフランス王室に売り込んだ
王室はこのペテンを採用し王立銀行を設立した
人々は銀行券という紙幣で商売を始め金貨をつかわずとも取引が可能になったがもとより国庫は空である国が破産すれば紙幣価値の裏付けはなくなる
そこでジョン・ロ-は信用不安を消すためにフランスの植民地は無尽蔵の富を生むとしてミシシッピの夢を担保に株券を発行して大衆の投機熱を煽りまくった
バブルは崩壊し紙幣はただの紙屑になった
いまではこのペテンのシステムを世界の国々が採用し庶民はもうそれをペテンとも思わなくなった
合掌 礼拝 南無阿弥陀仏
※67
回る流すのようなものだと思ってるけど、次元を下げて速度か、貯める溜まるへの観察力が落ちそうだけど端的に現すのには便利なのかな。
※70※71※73
>信用高いらしいし
ここが価値の全てだろうね。愛の裏付け、仕事の報酬、単に数字に置き換えたポイント、全て金額として固着された信用で価値を支えている。
そしてそれは、偽物、嘘、詐欺ペテン、に対する「信用(盲信)」であっても、数字に置き換え紛れ込ませてしまえば構わない。
通貨は人間の信じる心から生まれる、つまり神のような物である。
神(信仰)を分割して数字割り振って増殖させたりして便利に使ってるんだろう。
まさに詐欺師の時代。
お金の価値なんてどこまでいっても幻想だよ
プルタブやペットボトルキャップ集めた連中はみんな知ってるよ
2013年12月BISのジェイミ-・カルアナが国際的な金融システムはリ-マン危機の時より脆弱になっていると発言2014年1月のダボス会議ではIMFの専務理事が国際通貨のリセットが必要であると公式に発言2016年5月ブル-ムバ-グ誌によると金融機関の代表100人が会議を開き仮想通貨の世界流通に関する議論が行われたと言う
ワンワ-ルド政府を目指す組織は通貨の統合を目指す実験を始めたのかもしれない
ノアの方舟と称して仮想通貨の流通と世界通貨統合を一気に推し進める気でいるのだろう
通貨がネット上で統合されることで中央銀行は市民の消費動向や銀行口座の収支などの個人情報はすべて把握されるようになる
おそらく近未来に破滅的な金融危機が計画され第三次世界大戦に繋げて行く計画なのだろう
ちなみに三菱東京UFJ銀行も独自の仮想通貨を発行する計画がある
世の終わりは盗人のようにやってくるのである
通貨が交換されている分にはほとんど問題は起こらない。
利子とか言う虚体が発生するから、狂いが生じ膨らみ崩壊をまねく。それゆえ昔から利子や金貸しは悪魔だの呼ばれて禁じられてきた。
仏教は貸すのではなく手放せと説き、キリスト教は金貸し禁止、イスラム教は利子禁止。
今度は虚の仮想通貨だけにしてしまえば、崩壊は起きないって事か、人類規模の洗脳やってんな。
ま、金銭・経済というシステムが、そんなにガチガチに安全設計・完全運用が叶うならば。
破綻だの、ハイパーインフレだの、世界大恐慌だの、そもそも起こらない罠。
しかし、古今東西を問わず、どっかで発生しているのが人類史の教訓。
支那様は産金国であり金を10000tは溜め込んでいる
いざとなったら金を裏付けとした新元を発行すると思われる
新元と旧元の交換比率は1:2位かな?
アメリカ様もドルの切り下げで新ドルの発行をすると思われる
どちらが先手かは不明
当然日本円もドミノ倒しで新円を発行するだろう
輪転機が忙しい世の中になるんだろうw
あるいは戦争で赤字をチャラにするのかな?
※79
小せぇなぁ考えが。中共の馬鹿教育でも受けて育ったか?
100年前で歴史が止まってるぞ。
世界中の金を集めた所で、通貨に対しての価値が小さすぎて裏付けにはなりえない。
中共が土地を担保に元を出すってなら、世界経済を一殴りできるかもしれないな。
2014年9月教皇は訪問先のポ-ランドで第三次世界大戦が始まったと語る
ラビ・レウ`ィ・サ-ディア・ナチマ-ニ-は23年前イスラエルにとって北朝鮮は最大の脅威になると予言
それだけではなく北朝鮮は最終戦争の引き金を引くとも
北朝鮮は韓国の首都ソウルを攻撃して征服するでしょう
統一朝鮮はイスラエルを脅かすことになるだろうと・・・
銭の話が、なぜ戦争に?
まぁ、ビジネスとして戦争している国も確かにありますがね。
随分前の腐るお金方式のコラムと似てるし内容かぶってるけどこっちのほうが初歩的だな
たった8000円の損失で折れかかる心って…
俺は任天堂の株200万で買って100万まで下がったとこで損切したけど、
1年後のこの暴騰で心折れそうだよ
管理人も元気出すんだ!!
大河内正敏
徳富蘇峰
南方熊楠
山際勝三郎
湯川秀樹
川端康成
・・・まあ、当たり障りのない人選としてはこんなとこか
あ、イカン・・・スレ間違えた
続きが楽しみだ
通貨を管理する人間が景気の上げ下げしてる
経済なんていくらでも操れる
誰かの借金が紙切れのお金に価値を与える
通貨の価値は「借金する人」が居るから保たれている
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景気下げてどうすんだよ
操れるわけないわ
他人から物が買える
表券貨幣に話を持って行くのかな?
いい展開だけど、表券貨幣で全てを説明できるわけじゃないからね
経済圏を跨いだ交易では金属(物品)貨幣が有効だしね
会社の得の有る雇用の追求と
国民の雇用の権利を維持するのに必然な雇用コストの解離の問題が生まれる、現在でもIT利用での仕事の少人数化と賃金の安い外部移転化で拡大している資本主義の社会体制に有る深刻な問題を、ソ連という共産主義を標榜した国民単一のブラック企業独裁国家の存在の前に指摘しない様に成ってしまった
金銭とは人間の欲望を叶えてくれる最高な物だ。
三橋たかあき[日本人が知らないお金の話]、ブログの新世紀のビッグブラザー
を読みました。目から鱗でした。
三橋たかあき[日本人が知らないお金の話]、ブログの新世紀のビッグブラザー
を読みました。目から鱗でした。
お金はおっかねえ
定説は全て誤り。
貨幣とはなんら価値を保障されたものでも、交換価値ですらなく、実態のない虚構。
強いていえば信用創造という嘘偽りが、他人の債務を尺度として、幻想の世界全体の財務状況をつくりだしているにすぎない。よくいわれるのが、膨らみすぎた虚構の信用は地球を数十個も購入できるが(不動産、資源、生産装置、すべて含めて)これはできない。なぜなら地球は有限、一つしかなく、加えて無限に拡大する嘘(信用創造)で贖える、人間が生産しえる価値は地上には存在しないしこれからも永久に存在しえない(地球に存在する資源は有限で、いまなお増殖する金融資産に、それに見合う消費は追い付かないし、価値創造の対価であるもの(排出物)を環境が受け入れられるキャパも有限。一方信用創造は無限)。
嘘の数字を無限に膨らませても、有限の資源、商品、サービスは無限に増やすことはできない。加えていうなら金融資産は、価値を貯蓄するものでもない(存在しない虚構の数字を積み上げ、なんら保障されてない貯金という幻想のなかで、市場はそのつけをだれにも回すことができなくなるまで、肥大し続ける。そして破局により価値はなんら貯蓄できるものではないことを思い知らされ、それまでの労働が全て対価のないものであることを市場自ら証明することになる。この繰り返し。金融の歴史に例外はいまのところ存在しない)。
※99
固定観念に囚われてるねぇ。虚構なんて言葉を使いながら、貨幣や金額に固定の意味や価値を見いだして語っている。
値札を付け替えればいいんだよ。
それで矛盾は解消される。
数字が10倍出回っているなら、値札に0つけたしゃ調整終わり、100倍なら00。だって虚構だもん。ただのインフレ理論。
今の時代に変動自由な数字、仮想通貨のような例が存在するのだから、ただの数字でも安定性を持たせ使い勝手さえよければ、それでいいのだなのだ。