大砲を巨大化させていくと…
中国において、古来より脈々と続けられてきた、不老不死薬の研究。
彼らは、いろんな材料を手当たり次第に混ぜたり熱したり冷やしたりしていたわけですが、その蓄積が「なんかめっちゃ燃える」物質の配合の発見につながり、そして「火薬」へと昇華し、やがては「火薬兵器(火器)」の考案へと至ったのであります。
舞台はヨーロッパへ
その「火薬」がようやくヨーロッパに伝わったのは、13世紀のこと。
伝わった時点では「何これ?何に使うの?」という認識だったでしょうか、既にモンゴル帝国やアラビア世界では火薬兵器が実践に投入されており、「筒に入れて炸裂させ、モノを飛ばす」という用途を知るのにそう時間はかからなかったことでしょう。
こうした火薬兵器を大幅に進化させたのは、ドイツのケルンにある甲冑職人たちでした。
以前にも触れましたが、当時の騎士が使用する甲冑の発注先はドイツにある甲冑ギルドがほぼ独占していました。
これは、当時のドイツがヨーロッパで一番良質かつ高性能な鋼鉄や合金を作る技術があったということに他なりません。
そんな有能なドイツの甲冑職人たちは、「突火槍」や「マドファ」の欠点を見抜いていました。
突火槍
マドファ
それは、筒の部分が弱い限り、弾を猛烈な勢いで発射できないということ。
「突火槍」は単なる竹筒、「マドファ」は鉛で作った筒を使用していました。そんな材質では暴発の危険性が高く、少量の火薬しか使用できません。したがって、威力もたかが知れています。
そこで、大量の火薬を詰めて爆発させてもびくともしない「材質」と「構造」。その開発が急ピッチですすめられていったのです。
なお、このあたりから、火薬系飛び道具の進化は明確に二つに分岐していきます。
一つは、人間の手で持てるような大きさの飛び道具。のちに銃へと進化していきます。※このへんは次回ね。
手持ちのボンバード。1390年くらい。
もう一つは、攻城兵器として。とにかく破壊力を向上させていく方向の進化です。
攻城兵器としての大砲
中世において、「城壁」はほとんど無敵の防御力を誇っていました。
当時存在していた攻城兵器といえば、バリスタ(でっかい弩)やカタパルト、破城槌などですね。
というわけで、どれも城壁を突破するのに決定的な兵器ではありません。
そうした状況から、攻城戦というのは基本的に耐久戦になることが多くなります。
・バリスタや破城槌といった攻城兵器を駆使して、防御側の体力と心を削る。
・カタパルトで死体とかを投げ入れて、疫病を流行らせる。
・城壁の地下に穴を掘って崩す。
・こうした攻撃と並行しながら降伏勧告等のネゴ。
・最後の最後は、城壁にはしごをかけて突撃。乱戦に勝った方が勝ち。
守るほうはもちろん、攻めるほうもかなり大変です。
そのため、中世ヨーロッパにおいては、細かい手順をすっ飛ばして城壁をぶっ壊せるような圧倒的破壊力が待ち望まれていたのです。
現在確認されている、ヨーロッパ最古の火器は、1326年にイギリス人学者によって描かれたこのスケッチです。
ポット・ド・フェル(「鉄釜」という意味)
鉄製の花瓶のような形状のこの大砲。くびれた口の部分をでっかい矢で密封し、中で火薬を爆発させてぶっ放すものです。矢を使っている事から、バリスタが発想のベースにあるのかもしれません。
続いて甲冑職人たちが製造したのが、「ボンバード(射石砲)」という兵器。
1400年代初頭のボンバード。けっこうでかい。
このボンバードは、射石砲という名のとおり、「石を飛ばすだけ」の単純な筒ですが、非常に頑丈に作られています。
作り方は、鉄の棒を筒状に並べて、鉄のリングで巻き、焼き鍛えて一体化させるというもの。鉄製の桶って感じのイメージです。
これは、ちょっとやそっとの爆発ではビクともしません。大量の火薬を詰めて爆発させれば、これまででは考えられないほどの威力を発揮することができました。
しかしながら、ボンバードは、非常に重く運ぶのにも一苦労。そのくせ命中率が極端に低い。
その上、発射するのは石なので、「発射した石が壁にあたっても、石が砕けて城壁にダメージを与えられないwww」という、派手な割にけっこう微妙な兵器なのでありました。
しかし、各国はこのボンバードのポテンシャルをきちんと見抜いてたようで、「より大型」のボンバードを次々開発していくことになります。
究極の大砲
このボンバード大型化の行き着いた先の一つが、1453年のコンスタンティノープル攻城戦のために開発された「ウルバン砲」です。
でか杉。
ハンガリーの鋳鉄職人ウルバンさんが考案したこの巨砲。
最初、ウルバンさんは、これを内乱で疲弊し、オスマン帝国に削られ、もう虫の息であった、東ローマ帝国へと売り込みにいきます。しかし、東ローマ帝国は虫の息なので、満足な報酬も払えず、そもそも製造するための鉄さえ足りないという有様。
東ローマ帝国の領土の変遷。1400年の領土の小ささ…。
東ローマ帝国に見切りをつけたウルバンさんは、そのまま、敵対するオスマン帝国へと売り込みにいきます。
東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルには、過去1000年にわたって外敵を斥け続けたテオドシウスの城壁があり、さすがのオスマン帝国も攻略に頭を悩ませていたところでした。
テオドシウスの城壁
その断面図
都市をぐるりと囲んでいます。全長26km。
そこへ、
「この大砲さえあれば、あの頑丈な城兵だって粉砕できまっせ!」
と売り込んだウルバンさん。
ウルバン砲は即採用され、早速製造スタートとなりました。ウルバンさん自身も望外な報酬を得る事ができました。
しかしこの大砲、長さ8m、重さ16.8㌧という化け物兵器。でか過ぎるので、ネジで分割できるようになっており、70頭もの牛でえっちらおっちら運ばれていきました。
ネジ
その分、威力は凄まじく、544kgの巨石を1.6km先まで飛ばすという、恐ろしいほどの威力を持っていました。
決戦、コンスタンティノープル
そして、1453年4月2日。
いよいよオスマン帝国の大群がコンスタンティノープルへと押し寄せてきました。その数10万。もちろん、例のウルバン砲も、12門ほど携えて来ています。
これを迎え撃つ東ローマ帝国は、援軍と傭兵を合わせてようやく7千。
兵力の差は実に14倍でしたが、東ローマ帝国には無敵のテオドシウスの城壁があるので、「なんとかなるべ」などと楽観論を唱える者もいたとか。
なお、開戦に先立ち、オスマン帝国と東ローマ帝国の間で和平交渉がいちおう行われています。
オスマン帝国皇帝メフメト2世から、コンスタンティノープルを明け渡せば、「皇帝の安全」「財産の保証」「モレアス(ギリシャの端っこ)の領有権」を約束すると提案されましたが、東ローマ帝国皇帝コンスタンティノス11世は、これをきっぱりと拒絶。命ある限り戦う事を伝えました。
コンスタティノス11世。男前な皇帝でした。
まあ、これはセレモニー的なやりとりで、メフメト2世も交渉がまとまるわけない事は重々承知していました。
オスマン帝国は、さっそくウルバン砲を設置し、城壁に向かって砲撃を開始。轟音とともに直径60cmもの石球が城壁へ向かっていきます。
ここで、ウルバン砲の致命的な欠陥がいくつも明らかになったのです。
命中しない
この大砲、弾がどこへ飛ぶかまったくわかりません。
「コンスタンティノープルのどこか」に当たればめっけものというレベルでありました。
連射できない
使用される弾は、いちおうは磨かれた石球…ではありますが、ツルツルというわけでありません。そのため、一発発射するたびに、砲身と弾の摩擦でものすごい熱を持ってしまいます。
無理に連射すれば壊れてしまうので、3時間ほど冷やさなくてはなりませんでした。
弾が無い
だいたい、直径60cmもの石球を大量に調達するのは大変です。
石場を見つけて削り出して磨いて運んで来なくてはなりませんので、弾不足になるのは目に見えていました。最初から分かりそうなものですが。
壊れやすい
砲撃の威力に耐えられず、一発撃つたびに、小修理が必要なこの大砲。
6週間目には、ついに砲身が破裂するという事態に。
製作者のウルバンさんは、この暴発の責任を問われ、処刑されたとも言われています。
…。
というわけで、ウルバン砲は鳴り物入りで投入された割に、微妙な戦果なのでした。
しかし、その音と衝撃は、東ローマ帝国側に相当の恐怖心を与えたことは間違いありませんし、何回かは城壁に直撃して甚大な被害を与えることに成功しています。
イスタンブールには、いまもウルバン砲で打ち込まれた砲弾があちこちに残っています。
城壁が崩れたところからオスマン兵が突撃していくわけですが、東ローマ帝国側も必死です。キリスト世界をイスラムの魔の手から守るという意識もあり、その士気は相当高いものでした。
オスマン軍の侵入を気合いで撃退し、そうこうしている間にウルバン砲にやられた城壁も修復し、戦局は膠着状態となっていきます。
陥落
そんな膠着状態が続いた5月26日の夜。
オスマン軍は、礼拝と休息のため、27日、28日は攻撃を停止し、29日に総攻撃をするという最後通牒を、東ローマ帝国側へ突きつけます、
これを受け、コンスタンティノス11世は、いよいよ最期が近い事を悟りました。
総攻撃の前夜、皇帝は臣下一人一人の手を取り、自信の不徳を詫び、許しを請いました。その場にいた人々は皆落涙し、最期まで戦い抜くことを改めて決意したのでした。
そして、29日の午前1時30分。オスマン帝国軍の攻撃が始まりました。
東ローマ帝国軍は懸命に戦い、第1波、第2波と続く、城壁の裂け目から押し寄せてくるオスマン兵を、よく撃退しました。
そんな折、おっちょこちょいな見張り番が、小さな裏門の鍵をかけ忘れて、そのままどっかへ行ってしまうという痛恨のミス。
(๑´ڡ`๑)てへぺろ
※このうっかりのタイミングの良さは異常。見張り番が買収されたという説もあります。
これを目ざとく発見したオスマン兵は、ここから一気に城内へなだれ込み、見張り塔の一つにオスマン帝国の旗を立てることに成功します。
これを見た東ローマ帝国兵たちは、ついに陥落したと勘違いして大混乱に陥り、もはや大勢は決しました。
コンスタンティノス11世は、この大混乱に気づくと、すぐさま皇帝のきらびやかな衣装を脱ぎ捨てて、大剣を抜き、こう叫びました。
神よ、帝国を失う皇帝を許し給うな。都の陥落とともに、われ死なん。
逃れんとするものを助け給え。
死なんとするものはわれとともに戦い続けよ!
そして、そのままオスマン兵の渦巻く市街へと突撃していきました。
戦後、コンスタンティヌス11世の遺体は数日ほど晒されましたが、民衆の反感を買う事を嫌がったメフメト2世により、改めて丁重に埋葬されたと言われています。
大砲の進化
というわけで、なんか飛び道具の話がけっこう脱線していまいましたので、少し戻します。
このウルバン砲が製造されたのは1453年ですが、飛距離と破壊力の追求は最終的にドイツが完成させることとなります。
飛距離
人類が、大砲(筒に入れた球を火薬の爆発力で押し出す)という方法で最大の飛距離を叩き出したのが、1913年のこと。
その名も「パリ砲」。第一次世界大戦において、ドイツが開発し、実戦投入した巨大列車砲であります。
砲身28m、口径21cmという大型サイズで、94kgの砲弾を発射します。
このパリ砲は、「とにかく遠くに飛ばそう」という思想により開発されたもの。サイズの割に砲弾が小さいのも、飛距離重視のためなのです。
パリ砲が発射されると、砲弾は上空40kmにまで達します。上空は空気が薄いので、必然的に空気抵抗も受けません。※パリ砲の砲弾は、初めて成層圏に到達した人工物とも言われています。
その結果が、飛距離なんと130kmという驚異的な数字でした。
もちろん、ピンポイントで狙いをつけるのはほぼ不可能でしたが、ドイツからパリに向けて300発以上が発射され、250名の死者を出しました。
直接的な被害は大したことないですが、当時のパリ市民は恐怖のどん底に叩き落とされ、たいへんな心理的ダメージを受けたと言われています。
破壊力
もう一つ、人類史上最強の大砲が、「グスタフ砲」です。
こちらも、ドイツが1940年に製造した列車砲で、第二次世界大戦で使用されました。
このグスタフ砲、飛距離は最大48kmとややもの足りませんが、その分威力に重点が置かれています。
まず、砲身の長さは32.8m、口径80cm。使われる砲弾は、重さ7トンという強烈なもの。
砲弾のこのデカさw
その威力は、厚さ7mの鉄筋コンクリートをも貫通し、着弾した場所には直径30mのクレーターができるという代物。当たればうんこッカスも残りません。
ただ、砲撃の際には5000人以上の技術者と兵員が必要な上、そもそも砲撃の準備に1ヶ月以上(整地して、線路を作って、運んで、組み立てて、撃つ!)かかるという使いにくさ。
そんなわけで、パリ砲もグスタフ砲も、ロマンとインパクトはありますが、兵器としての効率という面では、なんかイマイチなものでした。
こうして、巨大化させる方向の進化は終焉を迎えましたとさ。
今回は、途中を激しくすっ飛ばしつつ、とりあえず攻城兵器としての大砲について見てみました。
次回、ようやく「銃」の話に入っていきますね。
コメント (95件)
おもれえな
東ローマ陥落の下りは塩野七生が小説にしてたな
面白いなぁ、他の記事も読もうかな
シュトロハイムの天丼ヤメロwww
ちょくちょくシュトロハイム出てきて草
ロマン砲とはよく言ったものだ
ウルバン砲は鉄じゃなく青銅(真鍮)砲
鉄は鋳造技術が足りず安定しなかったから巨砲には不向き
そして銅が鉄に比べて高価なのでコンスタンティノープルは材料を調達できなかった
臼砲ってやつやね
ところところで説明不足だったり、
駆け足過ぎたり、コンスタンティン陥落に話がそれたりしてて
大砲史について語りたいけど、KYって言われるそうだからやめておく。
グスタフはセワストポリ要塞攻撃で役には立ったでしょ
費用対効果としてどうだったかは別だけど
ナチスのV3ムカデ砲やイラクのスーパーガン計画も実現してたらヤバかったね
シンガポール攻略のとき 日本軍が使った臼砲 思い出した
火槍は中国の方が先だぞ
>ヨーロッパ最古の火器は
ギリシャ火
※8
コメ欄でやったら管理人さんの迷惑になるかもしれないから、自分のブログなりで解説したら良いんじゃない?
130kmや
次も期待
野戦砲とか帆船の搭載砲なんかも触れて欲しかったかな
パリ砲で思い出したが
ニコニコで見た、東京駅に兵器おいて射程半径円を地図で見る動画は面白かった。
リトル・デービッドにもちょこっと触れてほしかったかも
優れた技術があるからケルンじゃなくて、
ケルンで作ってるから他で作らないって慣例があったから。
14世紀ならハンザ同盟もあったからケルン商人は軍隊持ってて強かったし。
攻城用火炎放射器は形は違えど紀元前からギリシャや中国で使用されていた。石灰岩の城壁を加熱して酢を掛けると木っ端微塵に砕けるという性質を利用した物。燃焼剤に硫黄などを混ぜて使えばそのまま毒ガス兵器にもなった。
中世の中近東では石油兵器が広く利用されていて、弩砲や投石機の弾にナフサ入りの砲弾を使っていた。直接的な破壊力はないけれど集中して燃やせば城壁を崩せた。
まさかの二度目のシュトロハイムで大草原
テオドシウスの城壁の戦いってもしかしてベルセルクのドルドレイ攻略の元ネタ?
※8
>途中を激しくすっ飛ばしつつ、とりあえず
と言ってるんだから管理人も説明不足は自覚してるのでは
次の「銃について」が管理人がホントウに書きたいことでしょ
1スレに収まるくらいならここで説明してもまあいいんじゃない?
気になる
まあ、この「途中激しくすっとばした」部分が大砲にとっては一番面白いところだし、管理人さんも書くでしょ(プレッシャー)
青銅砲の成熟、砲の機動と三兵戦術、ナポレオンと「戦場の女神、大砲」、技術革新で鉄による大砲の復権と後装てなぐあいに盛りだくさんだ。
ムカデ砲のジェラルドの話も出てきたらうれしい
マスドライバーとして使うことが夢でムカデ砲を研究していたがナチの開発ってことで冷遇され、
資金援助を申し出たフセインの元で研究していたが不審死を遂げるっていうのが創作にある不遇の科学者みたい
※8
良い判断だ
コメで長文で説明してくるやつのキモさは異常だからね
視聴者が増えたのはいいがそういうキチガイを呼び寄せてしまうデメリットもあるからね
いつも楽しく拝見してます。
次回も期待してます!
※26
コメントで細かく解説してくれる事もここの特徴でもあったけどね。
実用可能になった大砲についてはまた書いてくれるよきっと。今はとりあえず銃の歴史に向けてすっ飛ばしただけだよ。
管理人さん芸が細いし。
書いてくれるよね?
おもしろい記事だ
頑張ってください
※28
要点をまとめて分かりやすく書いて呉れりゃいいんだけどねえ
グダグダ要領を得ない話を長文で描かれることがあるんだよね
書いてる本人は分かりやすく書いてるというつもりなのがたち悪い
まあいい感じに書いてくれるんなら全く否定するつもりはないさ
※31
例えばどのコメント?
大砲の技術が鉄砲を産み
鉄砲の技術が大砲に応用される
大砲をあんまり詳しくやっちゃうと鉄砲の回でやることがなくなっちゃう
※31
そういうグダグダも書き込まなくていいです
>>発射した石が壁にあたっても、石が砕けて城壁にダメージを与えられないwww
管理人さん、それは違いますよ。
何で石を飛ばすかをちゃんと調べました?
大砲や銃の砲身(銃身)が破裂するのは腔発(腔内爆発)
暴発は「砲手(射手)の意図ではない発砲」のこと
信管不良や砲手(射手)が間違ってトリガー触れて発砲した場合のことを「暴発」と呼ぶのよ
神よ、帝国を失う皇帝を許し給うな。都の陥落とともに、われ死なん。
逃れんとするものを助け給え。
死なんとするものはわれとともに戦い続けよ!
かっこよすぎて惚れた
まったくやる意味はないけど、今の技術で列車砲を運用したらどの程度までコストが下がるんだろう。
パリ砲の写真がパリ砲じゃない点に、
誰も突っ込まない絶望的疎外感 orz
ちなみにこれ、ドイツ語の「大砲500年」
をそのままベースにしてる構成でしょ?
コメ欄で解説してる人纏まってなくても好きだけどな。情報源は多い方がいいし、正確性に欠けるならそれこそ自分で精査すればいいだけの話だろう。軽く出典書いてくれればもちろんありがたい。
自分もここの※欄好きです。
記事について補足する人や不足を指摘する人、
自説を長々と書き込む人やそれに反論する人。
個人的には、他の人を貶す事無く進んでたら
ダラダラ長い書き込みもここの特徴って感じで
割と好きです。皆さん自分なんかより全然頭良いし。
※8
ぜひ聞かせて欲しいです
これを書いた人には申し訳ないけど
スカスカ過ぎて
読み応えが皆無なんだもん
中世の時点で大型の鉄鋳造が可能な事に驚いた。
そうとう技術力があったんだなと思う。
大坂の陣で使われたカルバリン砲も銅製だし、
日本は明治寸前で始めて鉄製の大筒製造だからなぁ。
そりゃ黒船に弾がとどかないわけだ。
東ローマにはギリシャの火って火薬技術あったよな
※43
最初の記述はアテネとスパルタとのペロポネソス戦争の時に木の城壁を燃やすための攻城兵器として登場する。
それ以降登場しなかったのが、東ローマ帝国の時に再度出現する。海戦で、壺に入れて投げたり、管を通して敵船にぶっかけて燃やした。
水の上でも燃え続けたり、水をかけると余計に火が広がったことから、ナフサやナパーム系の粘性を持つ石油系化合物説が濃厚。
または、骨粉、石灰、尿を加熱しながら混ぜて生成した二リン化三カルシウムを使用した説もある。
アナトリアやバルカン半島地域は古来から永遠の炎という伝説があって、井戸から炎が湧いたなど記述もあることから、石油説が現在は有力。
673年から8世紀に渡って、イスラム艦隊を撃退してきたけど、
十字軍戦争の時は、逆にイスラム側がギリシャの火を使って十字軍を撃退している。
第1次十字軍の時に、イェルサレム守備隊がギリシャの火を使って十字軍を撃退したけど、
イェルサレムから追放されたキリスト教徒が十字軍に「ギリシャの火は酢に弱い」と教えたことで無力化された。
長文書くのはこれを最後にしておきますわ。
ROM専になります。
※32
他のまとめサイトでみた
ここで他のサイとの名を出すのはよくないような気がするから出さないでおくよ
※33
聞かれたことにたった4行で答えただけでグダグダと言われるとは思わなかったわ
君もそういう下らん挑発は書き込まなくていいと思う
お互い様だね
管理人を無知呼ばわりした上で知識をひけらかしたり、
コメント欄で記事の補足ではなく
まるで自分のブログであるかのごとくマイペースに自己顕示欲を満たしているさまが
鼻につくのであって、
そうじゃなければ誰も咎めたりはしないだろう。
管理人が知識ゼロの読者に興味の種を植えつけてくれたあと
(↑これが一番難しい)
その面白さを損なわない範囲で、もう一歩踏み込んだ内容を
解説してくれるようなコメだったら、みんな大歓迎で読むと思うけどね。
とくに前回の記事で
管理人のユーモラスな軽口に対してコメ欄でムキになって食いついてる奴がいて
そのKYぶりには正直ホントに引いた。
48kmとか130kmとかすごすぎて想像つかないです…1940年って言ったらえっと75年前ですよね?75年前のお金かかる兵器が今でも想像つかないくらいすごい。でも20年前のお金かかるpcは今だと安く手に入ります。軍事産業は低迷の一途を辿っているのでしょうか?
>コンスタンティノス11世
かっこE
※46
そうそう
こういう事を言いたかったんだよね
完全に同意
※46
>前回の記事で管理人のユーモラスな軽口に対してコメ欄でムキになって食いついてる奴
具体的に何番のコメントですか?
全部読みましたが見当たらないのですが・・・
知識の補足はここの米欄特有のやりとりで好意的に見てたんだが。
KYとかこいつ気に食わないとか個人攻撃になってるやりとりこそ糞どうでもいい
この記事に沿ってる内容ならいくらでも書きこむべき
※50
63とかじゃね?
あとタイトルに発狂する奴とかもうざったい
※51
つか数か月前は長文コメ書き込んで調子乗るやつとかいなかったけどね
俺にとっては君の意見こそどうでもいいな
長文で発狂する奴は迷惑だから俺はカキコマンでほしいと思う
軽い補足位ならいいけど
※52
???
まとめサイトじゃなくなった時期から長文さんはいたぞ?
ヒストリーチャンネルか何かでやってたが、世界一の巨砲は第二次大戦でアメリカが開発していたもので、海を越えて日本に核弾頭を撃ちこむ為の超長距離砲だったそうな。
試作砲の試射まで漕ぎ着けたが、日本が降伏しそうなのでB-29を急遽改造したもので投下する方針に変化したとの事。
番組の流れとしてはドイツとアメリカが使用した大砲の比較に始まり、ドイツはグスタフ砲など大口径の砲を使ったが大して役に立たなかった、アメリカは比較的小口径の砲を大量に配備して効果的に使ったと、いつものパターンが展開され、最後に↑の超長距離砲の話を出してアメリカは偉大という締めくくり。
アメちゃんの自画自賛は基本疑わないとw
真珠湾が攻撃されて最初にやったことは列車砲を50両ほど
生産するっていうアレな行為 実は戦前は列車砲大国だったしw
戦後は勿論全廃したが、朝鮮戦争で大口径砲の重要性が
再び唱えられて、トチ来るってアトミックキャノンとか造った
※53
それでも少なかった
見比べてきなよ
なぜトレビュシェットに関して言及がないのか
※51さんの意見に全面的に賛成
活溌な議論は長文だろうが短文だろうが誰でもウエルカム
管理人が迷惑と思うコメントなら削除するだろしね
※54
ヒストリーチャンネルは面白いけど割りとぶっ飛んでる回も多いから
半分ネタくらいの気持ちで視聴しないと、まぁそこが面白い所でもあるんだけど
パリ砲の着弾確認ってドイツ側どうやったんですか?
飛行機で直接パリまで見に行ってたんですか?
※60
報道で流れてきたの聞いて「届いとるべ」「やったぜ」みたいな感じじゃない?
日本軍の風船爆弾も米軍の報道管制で戦果わからなかったそうだし
もっとおおきなたいほうってタイトルの絵本を持っていたなと
思い出した
スレ引っ張ってきて適当なまとめするブログより自分なりにまとめて記事にしてくれる此処は貴重
まるでゲームにでてくる架空兵器の「ストーンヘンジ」だな…パリ砲ってやつは
列車砲とかいうテラ無能wwwwwwwww
※65
列車砲を無能って、大砲の歴史を知っていれば絶対に言わないことだぞ。
記事の列車砲は非常識にデカいのであって、列車砲という概念自体は当時としては何も間違ってはいない。
攻城砲の系譜はこれでいいかもしれんが野戦砲の発達はグスタフ・アドルフの時代から現代の自走砲まで連綿と続いてるぞ
※66
そうか?
満足に移動も発射もできない長距離攻撃用の陸砲なんか役に立たんだろ
動けないならせめて拠点防衛ようにしとけと
まあコンセプトは受け継がれ戦艦にのせたり今はICBMになったりはしてるけどさ
※68
攻城砲と要塞砲の関係から塹壕戦での用途を説明したいけど
長文書くと人格否定されるからやめておく。
列車砲は1989年まで現役だったよ。
※69
長文を叩いているのは数匹の基地外だけだから
無視して問題ないよ
※70
そういうコメントが一番最悪な部類に入ると思う
長文や長文たたきの比じゃない程にね
※69
つかお前もなんなんだよw
いちいちネチネチと長文書くと叩かれるから止めますとか書き込むなよ
だったら黙ってろよと思うんだけど
子供じゃないんだからさ
パリ砲はその長大な射程距離に由来する砲弾の滞空時間の長さから、飛んでる最中に地球の自転でパリが移動しちゃうからパリ砲をパリに「向けて」発射したことは無いんだよね。
あとパリ砲の開発のきっかけは演習中に撃った砲弾が予想以上に飛んでオランダに落ちて怒鳴り込まれた事件から。このミスがきっかけで大仰角で撃った時に上空では空気が薄くなる=空気抵抗が少なくなる=射程が伸びると言う事がその時初めて意識されるようになった。
※72
書けば書いたらで噛みつかれるじゃん。
いろいろ捕捉を書きたいけと思っても、長文に噛みつく人が出てきて、
怖くて前みたいに自由に書けなくした奴等に対しての嫌味だよ。
※70
太古から投石器とかがあって、城壁の上、城壁内部に攻撃はできたけど、発射できる重量や射程距離に制限も合ったし、発射速度も遅かった。
火玉を投げて火事を起こしたり、動物の死骸を投げて病気を起こしたり、城壁の上の敵兵の無力化させる事はできても、城壁そのものにはダメージを与えられなかった。
時間と金をかければ城壁を壊せることも不可能じゃないけど、それだったら、トンネル掘って地盤崩した方が遥かに早いし、
投石器の射程は短いから反撃に合いやすいから、大半の攻城戦は対象の城を完全に包囲して、兵糧攻めするしかない。
その間に、ひたすら城から打って出る敵軍や、敵の援軍に対応し続けるすごく面倒な作業だったのが旧来の攻城戦だった。
原始的な大砲が登場すると、城を攻撃する用途に使用された。
記事のコンスタンティノープル攻略で使用された大砲は大型鋳造に難があって、
金属強度が均一じゃなかったから発射時の衝撃でに亀裂が入って破裂するし、装填も遅くて、非実用的だったけど
難攻不落と言われていた3重の城壁を崩壊させたことで垂直の城壁の時代を終わらせた。
城壁側ももちろん座視しているわけでもなく、
太古から投石器やバリスタを設置した所に大砲を設置して対応した。
でも、大砲の反動が大きい事もあって、城壁の土台を強化する用になる。それでも大型の大砲は置けなくて、小型の大砲しか置けなかった。
これが要塞砲
しかし、小型の大砲でも城壁に乗っかった途端、対歩兵射撃から逃れるために攻城砲は要塞砲射程外に引くしか無くて、
攻城歩兵も砲撃の直撃を避けるために塹壕をジグザクに掘って進むしか無くて、攻城戦の侵攻を遅らせて、
攻城側に出費と出血を強いるようになる。
さらに城壁は、要塞砲の配置に重点を置くように進化し、防衛地点に常時砲兵を配置し、味方の防衛方向に敵の侵攻ルートを限定させて、
順次、敵に被害を強いる星形要塞が誕生する。
この要塞の城壁は従来の城壁より砲弾の被弾を減らすために高さが減り、
幅を増やし、壁面に60度の傾斜をつけて、砲弾に対する耐久度を高めると、
攻城側は今までより遥かに長期間・大軍を使って、塹壕を掘って徐々に進んで、攻城砲陣地を少しずつ前進させていくしか無く、
要塞砲に攻城側が火力で圧倒されるようになる。
攻城側は要塞の装甲に守られている要塞砲を圧倒しないと攻略できなくなって、
射程距離を伸ばすか、口径を大きくするよう進化し、
射程を伸ばした平射砲のカノン砲、口径を拡大した曲射砲の臼砲
の二通りの進化を遂げる。
初期の頃は牽引砲として、馬で引いて移動できたけど、19世紀入ると築城技術の向上により、要塞の防御力は急激に向上して、牽引できる重さを超えて巨大化していく。
そうなると、事前に工兵が攻城砲陣地を作ってから、分解した攻城砲を持ってきて、組み立てる方式になる。
もちろん組み立てて終わりじゃ無くて、戦況によって砲台を移動させなきゃいけないけど、その度に同じことを繰り返さないといけなかった。
そんな巨大化した攻城砲を戦況に合わせてすみやかに移動させる必要がでてきて、その時に出来る自走化手段、唯一の動力が蒸気機関だけだった。
アメリカ南北戦争時、要塞を攻撃するための攻城砲を運搬する手段は列車しか無く、
列車で部品を持ってきて、
土台を作って、
部品を組み立てて、
設置した後砲撃して、
分解して列車に乗せる
の作業を面倒くさいと思って作ったのが列車砲の始まり。
近代での戦いは野戦主体だったため、巨大化した攻城砲より、移動能力に優れた小口径の大砲が好まれていて、攻城砲は時代遅れとして扱われた。
当時の一般的な認識では、
個人火器や共用火器の進化により、防御力の強化には意味はなく、
戦況の進行速度が早まり攻城戦も無駄で。
機関銃の攻撃力を強化することにのみ意味があると思われていた。
でも実際に第一次大戦が始まると塹壕だらけの戦線と鉄筋コンクリートの要塞の登場で、要塞攻撃と塹壕破壊、長距離砲撃が必要とされた。
しかし、既存の平射の野戦砲では塹壕に友好的に当たらず、火力も不足していた。
その為、大口径大火力、曲射の大砲の需要が出来て、塹壕戦のため、戦線が激しく動くことも少なく
列車砲は非常に有効で、設置する固定砲とともに少なくない数の列車砲が戦線に投入された。
また、当時は空軍の発達が未熟で、精密爆撃や絨毯爆撃が出来ず、列車砲の長距離砲撃に対抗するにはこちらも列車砲を使うしかなかった。
列車砲衰退の要員は大口径攻城砲の衰退と同期する。
電撃戦、要塞の衰退、空軍の発達、小口径砲の発達、ミサイルの登場、馬鹿みたいなコスト。
※管理人さんへ
ハープ計画やバビロン計画で調べてみてください。
あんな基地外砲を見逃すなんて、もったいないですよ。
何人も人殺したって人権が守られる国だからな。
そりゃコイツがマナーを踏みにじろうが平気で他人を罵倒しようが
「自由に」よそのブログに書き込めるのが当然と思い込んでも仕方ないだろw
長すぎて正直うっとおしいし、嫌味がどうだ管理人は無知だなんだいってケンカ売ってくるのはよくないと思う
正直不快に感じる人はいると思うぜ
前のほうとかのコメントにもあったけど知識ひけらかすなら自分のブログでやればいいのにってね
個人的にはもうちょい短くしてほしいかな
※75
まあそうかもね・・・
長文きめえよ
お前もうよそでやれ
管理人さん、コメントに文字数制限かけろよ。
マジで
まーた基地外が長文叩きをしているのか
嫌なら読み飛ばせばいいじゃん
お前らの勝手な好き嫌いで
コメントを短くしろとか何様だよ
何の知識も無く只々文句を垂れ流すだけの
お前らこそここから出て行けよ
自分はこの管理人ぐらいの文章が1番読みやすいわ
もっと詳細な長文書かれたら読むのがめんど臭くなる
そのジャンルのオタなら食いつくだろうけど、興味ないヤツからしたら詳細な長文ほど面倒臭いものはないからな
ざっくり概要と面白そうなポイントを拾い上げで、読みやすくまとめてくれるだけで充分
※79
管理人の文章が面白いのは、そこに人間が描かれているから。
人間がそのまま人間臭く描かれているからなんだよな。
俺たちは学校で歴史を単なる事実の羅列として習った。
そこでは先人の熱い思いや欲望や迷いや息遣いは、綺麗に消し去られていた。
無味乾燥な事実の羅列を黙って暗記するのが俺たちの仕事だった。
そんなもの、面白くもなんともない。
そうやって俺たちは歴史嫌いになっていった。
そんな俺たちからすると、管理人はまるで
乾燥した麺に熱いダシと濃厚なタレを注いで旨いラーメンを作ってみせるかのように
無味乾燥な歴史を血の通った人間ドラマに変えて俺たちに観せてくれる。
その手際の良さは実に鮮やか。
その管理人の職人技に酔いしれ、余韻に浸りながらコメ欄を眺めている時に、
感情を伴った人間が登場せず事実の羅列でしかない長文が待ち構えていたりすると
悪いけど本当に興醒め。
少なくとも俺は、管理人の職人技と
歴史のなかの生臭い人間ドラマを楽しみにここへ来てるのであって
オタッキーな細かい情報を収集するためにここへ来ているわけじゃないんだよな。
管理人さんへ
とても面白かったです。感謝です。
※78
長文たたきが少数だと勘違いするなよ
出ていくのはそっちだよ
正直言って不愉快
長文書きたきゃ勝手に自分のブログに書いてろっての
竹の水鉄砲みたいなの多いな
※80
お前もキモい文書ダラダラ書いてんじゃねーよ
※80
自分語りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
これぞ無駄の極致だね
ミリオタだけど昔の大砲発達史に関しては知らんかった 面白かったよ
管理人さんは多くの人に見てもらいたいかもしれないから失礼なコメントになるだろうけど、こんなコメント欄になるなら人気出ずにひっそりと見ていられるサイトのままが良かった
長文嫌いは全てを書き記す訳じゃなくて例と少しの小ネタだけを挙げられる感じのが好きなんでしょ
俺もそうだから気持ちは分かるけど他の人も尊重していこうよ
長文廚は自業自得だろ。
自分でも散々毒吐いてるし、やりたい放題だし。
同情される資格あるか?
※89
流れからすると、火薬のところで、コメントが過度に中国下げ/日本上げ過ぎの風潮になって、それに長文で反論したら、野次馬が集まって火が付き、過激化した感じだね。
※90
古代中国下げは流石に馬鹿としか言い様が無いよ
正に天に唾する知恵遅れ的な行為
古代中国が無かったら今の日本は存在しないんだしね
黄河文明、長江文明、遼河文明だけでは無く
黄河・長江流域には世界四大文明クラスの未解明な文明がまだまだ埋まっている
本当に底知れない
荒れすぎぃ!
もっとおおきなたいほうって絵本を持っていた
狐が大きな大砲に化けて王様を驚かすから王様は対抗してもっとおおきなたいほう
を大量に作る話。最後はその大きなたいほうをお風呂にして終わってたな
威力は最初からあったけど命中が今一だったのか
今はどうだかしらないけど
それでもやっぱりバンバン数撃ってこそ脅威なんだねー
連射が効かないのは痛いか
ウルバン砲とか今の価格だと幾ら位製造費掛かったのか?
なんていうのも気になる所
弓の話の時も作るの大変なのは価格に直結するというのが有ったけど
結局武器を使うようになってからは経済力とか資金力が戦力みたいになっていくか
アメリカ最強なのも当然ですね
GIF画像はグスタフ、ドーラじゃないっしょ