常温核融合ってなあに?
世間を騒がせたおぼちゃんのSTAP細胞。
捏造というところでだいたい決着したような感じですが、彼女の捏造に言及する際、「常温核融合なみのスキャンダル」というフレーズがよく使われていました。
へー、なんて思ってテレビを観ていたわけですが、よく考えてみると、そもそも「常温核融合」がわからない。というか、「核融合」もわからない。
というわけで、文系の管理人がちょっと調べてみました。
助成金を申請したら…
今を去ること四半世紀、1989年3月23日のことです。
ユタ大学が出した一枚のプレスリリースが、世界を揺るがせました。
ユタ大学化学研究室において、二名の研究者が、室温での持続的な核融合反応を起こすことに成功した。
この成功によって、クリーンで、実質的に無尽蔵の核融合が、世界のエネルギー源となる可能性がある。
この驚くべき技術を発見したのは、サウサンプトン大学のマーティン・フライシュマン教授と、ユタ大学のスタンレー・ポンズ教授。
2人は一躍、時の人となります。
ポンズとフライシュマン
世界中の注目を集める中、ユタ大学にてフライシュマンは記者会見を開催。この会見にはユタ大学の学長なども同席していました。
こうして、常温核融合発見のニュースは、またたくまに世界を駆け巡りました。
太陽が輝いているわけ
ところで、太陽はなんで輝いているか知っていますか?
ギリシャの哲学者アナクサゴラスは紀元前5世紀半ば、太陽が「ギリシャよりそう大きくはない赤く熱した鉄の球」であると主張しました。
笑ってはダメです。20世紀に入ってしばらくまでは、ほとんどの天文学者が同じように太陽は鉄でできていると考えていたのですから。
問題は、その「鉄」を燃やし続けているエネルギーが、どこから供給されつづけているか、でした。
21世紀に生きる我々にとっては常識ですが、太陽は、超大量の水素とヘリウムの塊です。
そして、4つの水素原子が、太陽中心部で1500万度の温度と2500億気圧により押し潰され、1つのヘリウム原子になります。
4つの水素原子 → 1つのヘリウム原子。
その質量を比べてみると、0.7%くらいヘリウムの方が軽くなります。
この軽くなった質量の分だけ、エネルギーが外に放出されるのです。
こうして放出されたエネルギーがどれくらいのものかというと、同じ質量の石油を燃やした場合の8000万倍に達します。
この莫大なエネルギーが、太陽をギラギラと輝かせているのです。
科学者たちは、この太陽をなんとか人為的に作り、そしてコントロール出来ないものかと研究を重ねていました。
そうして、唯一実用化出来たのが、地上最大の威力を持つ水素爆弾(水爆)です。
核分裂反応をトリガーとして、水素の核融合を引き起こし、物凄い大爆発を起こす恐ろしい兵器です。
一方、エネルギーを取り出す方向の研究は、なかなかうまくいかず、現時点でも未だ実用化の目処は立っていません。
核融合を起こすためには原子核同士をくっつければいいだけです。
しかし、原子核同士は反発し合うので、原子核同士を強引にくっつけなくてはなりません。
現状では、原子核をくっつけるのに使うエネルギーは、核融合で得られるエネルギーより大きいため、単なる損なのであります。
そもそも、連続的に核融合反応を起こし続けるためには、数億℃という超高温が必要になります。
それに耐えうる容器なんてありませんので、高温でプラズマ化した原子核を磁場で閉じ込めるとか、なんかものすごい高度な技術が今でも研究されています。それでもまだ、全然割に合わないのです。
このように、核融合というのは、そう簡単に実現できない夢の技術です。
それを、常温でしかも簡単な装置で核融合を起こしてしまうというのですから、世界中が驚き、おまけに科学者からはウサンクサイ目で見られたことは、想像に難くありません。
常温核融合の仕組み
フライシュマンとポンズが発表した常温核融合の仕組みは、おっそろしくシンプルなものでした。
重水(重水素と酸素でできた水。普通の水よりちょっと重い。)を入れたビーカーに、バッテリーをつないだパラジウムという金属の棒を入れます。
バッテリーのもう一方の極は白金のコイルをつなぎ、ビーカーの内壁に沿わせます。
電流が白金コイルを通って重水に流れると、重水素の原子がパラジウムに吸収される、というもの。
ポイントは、パラジウムという金属の性質です。
パラジウムは水素を大量に吸収する能力を持った金属。
常温・通常の圧力下でも、みずからの体積の900倍もの水素を吸収できるのです。
フライシュマンとポンズは、パラジウム原子が重水素原子を吸収することにより、水素原子がギュウギュウに詰め込まれ、核融合が起きるくらいまで原子核同士を近づけられるのではないかと仮説を立てました。
そして、実験によって、実際にコイルに1ワットの電力を流した結果、ビーカー内の水温が4ワット分も急上昇したと発表したのです。
水温が上がった理由は、重水素原子の核融合以外に考えられない、と。
核融合の実験自体は、すでに始まってから数十年が経過していました。
すでに膨大な額の研究費がついやされ、多くの研究者がそれに従事してきたというのに、なんと高校レベルの化学実験のような装置で核融合が起こせる!というのですから、即座に世界中で追試実験が始まりました。
当時のタイム誌の表紙も飾りました。
米国エネルギー省は、エネルギー研究諮問委員会を招集し、各国で行われた追試結果の判定が行われました。そうして同年11月、委員会の裁定が下ります。
…
常温核融合と仮定されているものは、現在の知見とは矛盾しており、証明されるためには、仮説、さらには理論それ自体を確立する必要があるだろう。
という大変に厳しいものでした。要するに、デタラメだよということですね。
世界は物凄い勢いで手のひらを返し、この常温核融合を、科学界の一大スキャンダルとしてバッシングするようになりました。
助成金目当て、ユタ大学の経営難、他大学との主導権争いなど、このインチキ発表の背後が様々に想像され、フライシュマンとポンズの研究者生命は断たれることとなりました。
しかしそれでも、一部の研究者は常温核融合を研究し続けました。
常温核融合を支持したために…
米海軍研究試験所
あまり有名ではありませんが、アメリカの軍隊には科学研究所があります。
ふだんは表にあらわれることはないのですが、本年4月の「米海軍の「海水燃料」がもたらす大変革」のように、ときどきひょこっと出て来て、そういうことをやっていたのか、と人を驚かせるような研究所です。
実は常温核融合の共同研究者マーティン・フライシュマンも、海軍の顧問でした。
海軍の研究者のなかには、同様の低温核融合の研究に取り組んでいる科学者たちもおり、またフライシュマンと共同論文を発表した研究者も多かったのです。
彼らはフライシュマンが英国王立協会の会員であり、何百という査読を受けた論文を発表している優秀な研究者、ペテン師ではなく、世界有数の電気化学者であることをよく知っていました。
その中に、メルヴィン・マイルズという研究者がいました。
メルヴィン・マイルズ
当初、マイルズも追試をおこない、その「反応なし」の結果は、エネルギー研究諮問委員会の調査報告書にも加えられていました。
ところが、1990年にマイルズがフライシュマンが使用したパラジウム試料が何であったかを知り、同じメーカー・種類のものを取り寄せて実験したところ、8回の実験で、30-50%増しのエネルギーを発生させることができたのです。
ところが、世はまさに「科学界における常温核融合は、教会でポルノの話をするのと同じくらい不適切」という時代。
マイルズの「電気分析化学ジャーナル」に発表された論文は、無視されました。というか、無視されるどころか、マイルズの研究者としてのキャリアを断ち切るようなものだったのです。
マイルズもまた、以降の再現実験に失敗を重ね、1994年までは一度も過剰熱を発生させることができませんでした。
1996年、やっとパラジウム合金の理想の配合が定まり、新たに作られた電極で、30-40%の過剰熱をコンスタントに出せるようになったころには、常温核融合への助成は打ち切られ、マイルズも実質的な解雇を申しつけられてしまったのでした。
ジュリアン・シュウィンガー博士
常温核融合に興味を示したために、毀誉褒貶にさらされた人物もいました。
1965年、量子電磁力学を確立したことで、ノーベル物理学賞を受賞したジュリアン・シュウィンガーです。
ジュリアン・シュウィンガー
1989年、シュウィンガーは常温核融合に関する仮説を述べた8本の論文を書きました。
シュウィンガーに関心があったのは、ポンズとフライシュマンが正しいかどうかではなく、
「原子もしくは化学レベルの操作で核エネルギーを生むことができるかどうか」
ということだったのです。
ところが、アメリカ物理学会は掲載を拒否します。シュウィンガーは、常温核融合を研究することにすさまじい圧力がかけられていることを感じ、学問の自由が蹂躙されているように感じました。
1994年、シュウィンガーの死去を報じる中で、「ネイチャー」はシュウィンガーの晩年をこう記します。
「しだいに孤立し、世界の物理学界と疎遠になった」
風向きが変わる?
2004年、米国エネルギー省は、1989年に発表した常温核融合の調査報告書のひとつを修正しました。
ポンズとフライシュマンが最初に発表をおこなったあとの追試実験では、いずれも過剰熱の発生は観察されなかったと報告されていたのですが、そのうちのひとつ、MITの報告書は正確ではなく、過剰熱の発生を示すデータが、熱の発生がないものに差し替えられていたのです。
確かに、MITが計測したのは過剰熱というだけで、温度は急上昇するまでには至りませんでした。それでも、エネルギー省は常温核融合に「注目すべきものがある」と認めるまでにはなったのです。
果たしてそれがなんらかの核反応が起きているのか。それが「常温核融合」と呼べるものなのかどうか、今のところ我々にはわかりません。
ですが、今でも研究自体は継続されており、その物語はまだ終わってはいないようです。
STAP細胞も、常温核融合と同じ運命をたどる可能性が、微粒子レベルで存在しないことはないかと。
念のため、手のひらを返す準備だけはしておいた方がいいかもしれませんね。
コメント (63件)
STAPの小保方は確か写真を差し替えたり、論文のコピーとかあったよね
この常温核融合のはなしではそういうことはなかったのかな?
逆の意味での差し替えだけど
MITが〜って書いてあるじゃん
核融合炉は理論的には完成された確かな技術で、割りが合わない訳じゃないよ。問題は核融合の副産物を回収しようとすると炉の温度が下がって反応が止まっちゃう点。あと回収時にどうしても被爆しちゃうのがね
丁度、有機化学のパラジウム触媒を勉強していたところなので、僕にとってタイムリーな記事でした
いま建設中の核融合試験炉は高さ6m、直径数十メートルの巨大なドーナツ型だそうで、もし記事のコップ? で本当に核融合が出来るならすごいですね
フルメタルパニックのパラジウムリアクターの元ネタだね
常温超伝導とかロマン
コップの中で「何か」が起きてるのは確か。
ただ、それが原子炉に代わる湯沸かし器になるかどうかは微妙。
核融合も結局はお湯沸かすんだよなー
もっとシンプルかつ効率的に直接電気に換えられないものか
学会の狭量な事よ。つまはじきにされた科学者が復讐の為、マッドになるとか言うテンプレが世にはびこる訳だわ。
でも実際は干されたら金ないから実験できなくて正しさを証明することすらできないんだよなぁ…
さりとてミスの可能性だってあるし頭おかしい奴もいるからなー。
こういう記事を見ることでオボちゃんがここまで叩かれる理由も分かった気がする
適当な発表すればそれだけ新しい説への抵抗感が強くなってくもんなあ
核分裂は不安定な原子核を割るだけだから最初のエネルギーは少なくて済むけど核融合はそういうわけには行かないもんねぇ。
エネルギーを取り出すのって簡単なようで非常に難しくて、全ての発電所で発電される最初のエネルギーは熱なんだよね。その熱をいかに効率よく電気に変えるかなんだけど、核融合の場合は強力な中性子線が放射されるし容器自体も原子炉に比べるとかなり大きくなるし、さらに中性子線で容器が劣化する可能性もある。どうやって熱を電気に変えるかの方法も確立されてないんだよね。だから核融合だけがうまく言っても難しいのが現状、発電という形でエネルギーを取り出せないとしょうがないから
たくさんの研究を続けてほしい対消滅を除けばグラム単位あたりのエネルギーは最大だから夢の発電だよね。
結局タービン回す構造は変わらんからな
しかし、常温核融合となると話は別で、おいおい夢が広がりまくるがな
あれもこれも商品化できるで、俺が生きてるうちに・・・
常温核融合→核変換技術として、細々と研究されてなかった?
NHKのサイエンスZEROでも同様の方法での常温核融合を、中学生だか高校生だかが学校の理科室レベルの設備で装置を自作して成功させた話とかをやってた。
一応注意しておくべきなのは、反応自体が偶発的で、持続してエネルギーを取れる枠ではないので、これで核融合発電はできないということ。
核融合で飛び出す中性子は貨物検査などで利用価値があるらしいね。
え、でも、ありまぁす、さんの実験はでたらめだったんでしょ? マウス買ったふりしたり
常温核融合は理論的には可能
低温核融合すら理論的には可能
5万年位したら実用化されてるかも
だからさー、小保方が責められてるのは捏造に対してであってSTAP細胞の有無じゃないわけよ
そもそもSTAP理論も万能細胞も小保方が発見、提唱したわけじゃないわけで、将来STAP細胞のようなものが見つかっても手のひら返しする理由はないわけ
米5
アイアンマンの胸のあれも(途中までは)パラジウムリアクターだね。アイアンマンで初めて聞いたからパラジウムって架空の物質だと思ってました。
常温核融合は科学界では触れてはいけないタブーになってるみたいね
口に出したものがことごとく失脚するという恐ろしい話題
核融合ができても結局タービン回さないと発電できんのでしょ?
大きな工場ならいいけど。
家庭用には太陽電池や燃料電池みたいに何かを反応させて直接電気が発生する装置のほうが向いてると思う。
安定した核融合が持続できるようになるには、
まあ数百年はかかるだろう。
それまでに人類が滅亡してないといいけどね。
常温核融合は実現すれば
一切の制限無く核兵器を所持し使用することが可能になるからな
研究に圧力がかかっても不思議じゃない
今の核融合実験では獣水素を金のカプセルに詰めて磁場に閉じ込めレーザーを照射、縮退させているんだが、獣水素吸着パラジウムでやるとどうなるのかな?
※20
それは常温核融合の制御のしやすさ次第だよ。まぁなんといっても常温だから危険は低いと思われるが。
小さいタービンもあるにはあるし、熱から電気を取り出す方法は他にも色々ある。
手の平返すも何も、仮に小保方がSTAP細胞の再現実験に成功したとしても、
論文を捏造したことの罪は免れないよ
実際にできてたんだとしたら、なんで捏造なんかしたんだって話だし
管理人は最後のこの言葉が言いたくて、わざわざこんな記事上げたんかな
あまり関係がないんだが、どうして湯沸かし発電だのタービン回さないかんのでしょ
とかいう小馬鹿にした変な話が2ch界隈には拡散されてるんだろう?
流体→タービンこそが世界で最高の変換効率を有していることを知らないのか?
太陽光とかの効率なんて湯沸かしと比べたらずっと低いのに
※26
タービンを馬鹿にしてるんじゃなくて、
核融合や核分裂なんかのハイテクなエネルギー源なのにもっと賢い変換方法はねーのかよ! ってこと
タービン回すのが高効率ってのも今の技術での話であって、
例えば、高効率のゼーベック素子ができれば、熱→電力でシンプルだろ?
そもそも熱になる前の粒子から直接電力を得られればもっとシンプル
そういうのを求めてるから、ハイテクとローテクのギャップにツッコミが入れてるだけ
ちょっと最近難しいテーマ多いよ〜
コーヒーのとか笑えるのがたまに欲しい
常温核融合=タブーは某漫画で知りました
お湯を沸かすだけなら、鏡と虫眼鏡で太陽光集めて沸かす太陽熱発電がいい。規模を変えればどんなゴミでも分子レベルで焼き尽くす太陽炉にもなるし、ゴミやら岩石やらをうまく熱して金属精製という、複合的な資源・エネルギーの生産・処理拠点になれる。
…おもしろかったぜ?
※27
今の話をしているのに空想技術をもってきて比較、批判するのがそもそもおかしい
自転車からバイクに変えたのを指して「自分で運転するなんて原始的!遠隔操作か自動操縦にできないのかよ」って言うようなもの
話している話題とは別の、実現もしていないものをもってきて批判するのはおかしい
正直、「SFの本では凄い技術が使われているのに、実現できないなんてバカじゃないの?」って言ってるように見える
※32
ど素人が横から口出すけど、そういう現実主義が批判されてるんじゃないの?
ハイテク技術の成果が昔からのローテク(?)機械でしか使えてないなら、そっちの研究はどうなってんの?って素人は思うわけ
「実際ないんだから仕方ないじゃん」は開き直りにしか見えない 件の学会もそうだけどさ、可能性を見せることに対して頭から否定するのは研究者としてどうなの?って思う
「簡単に言うなバカ」って言われればそれまでだけどさ、SFの中でしかなかった技術がここ数十年で次々と実現しているのを見ると「SFだから」で終わらせる夢のない話はしてほしくない
高効率なのは火力のガスタービンであって、核分裂発電の蒸気タービンは温度が低くて効率悪いからな。
まあ2chでそこまで考えているかわからんがw
そんな技術はないんだから今あるもので何とかしないといけない
夢で電気は起こせないんだからさ、黙って実績のあるタービン発電を信頼しようや
科学は宗教。
完全否定した各国で、表向き故人の研究者を使って軍事技術として研究はする~様な例が攻殻にも有ったなぁ。
※33
一度作ったら数十年は使い続けるから、場数が踏めない。
発電施設自体が数が多くないから、金かけて開発しても回収が難しい。
事故が起こらない信頼性を考えれば、新方式が出来たとしても簡単には移行できない。
※24
逆じゃないかな 常温核融合がどんなものか(存在するかすら)わからないから断定は出来ないけど
高温高圧状態じゃないと維持できない核融合は高温高圧状態が事故等で崩れると止まるけど、常温核融合の場合は止まらないかも知れない
※33
熱を電気に変える事が出来る効率には理論的な限界があって、今のタービンによる発電は理論的限界にかなり近づいている。
つまり他の革新的な発電方法を創っても、タービンによる発電と同程度の効率しか持たない。
常温核融合は眉唾すぎて信じられないな。
本当にマイルズが安定的な常温核融合を発明したなら、今までの経緯なんかかっ飛ばしてもっと有名になってるはず
湯沸しがローテクという認識が間違っている。身近だからってなめすぎ。
物を意識して制御しようとしたら、まず粒子のサイズを大きくしてトンネル効果をなくさないと閉じ込められないだろ。次に自由に空間操作させるために、相互作用を小さくする必要があると考えると、流体の選択は最適解に近いと思われる。
電子とか不確定すぎて勝手にどっかにリークするからダメダメ。
むしろ湯沸しというハイテクを土人でも日常的に使えるこの星の幸運に感謝するべきでは?
だね。簡単だから価値が落ちるわけじゃない。湯沸かしは偉大。
質量→熱→圧力→運動→電気、という変換過程の中で圧力と運動がショボイというのなら、熱電発電を革命的に安価高効率に究めるのもいいが、そもそも電気にしないとエネルギーを送れない時点で回り道でロスも生じているわけだから、熱エネルギーをそのまま送れればいいし、だったらさらに核融合燃料を質量テレポート配送して質量エネルギーのまま直火に使えばロスが少ない。核融合レンジで核融合ロースト。
次の商品は対消滅レンジ。一家に一台、対消滅給湯器。でも湯沸かし禁止で。
挙句の果ては時間エネルギーを直接使う時間レンジとか時間アイロンとか、わけのわからん高効率家電が出てくる。ロスが嫌なら。
ネーミングは超時空レンジとかの方が売れるか?
これならシロナガスの姿焼きも一瞬だ。
ボイラーやタービンは利用に適したとてもリーズナブルな技術だと思う。
常温核融合の研究において、日本で代表的なのは三菱重工とトヨタだよね。三菱重工ではもうすぐ実験プラントも出来る。ただし、これは発電を目的としたものではなくて、核種変換に関する物だけどね。要するに核融合において、核融合時の熱を利用→発電、核融合後の物質を利用→核種変換という訳ね。
2chまとめの数倍面白い
核種変換ができれば当面は核融合なくても原発でいいということになるのかな。安全確保できるなら。
技術的にはこっちが先決なのかな。
経済性はどうなんだろう。
へリュウムで核融合・・・一瞬で燃え尽きる・・・いつの時代の話だ
太陽の輝きは磁力線の交差でおきるリコネクションによるプラズマだろ・・
でっかい・・でっかすぎるオーロラみたいなもので輝く仕組みは基本一緒
いまだ一度も観測されてない超新星爆破・・100年近くも昔の宇宙論をまだやるか・・
すでに恐竜ですら巨大爬虫類ではなく羽毛やタテガミがある事が常識な時代に・・
湯沸しがローテクとは言うが
心配せんでもSFのような話のなかで実現可能性がありそうなものへは挑戦が続いてる
夢物語とそれ以外の難易度判定が、本職と素人さんで違うだけよ
「上は成果しか興味が無い」がテンプレになる程度にはね
キロメートル単位のヤカンに水をためて、定期的に水爆を放り込んで中心で起爆させて、口から吹き出す蒸気を風車に当てれば核融合発電になるだろ。
大量の水なら水爆のエネルギーと放射線を吸収しつくしてくれるさ。
水や金属なんぞでエネルギー作り出されたら石油利権からの反発があるだろう。
常温核融合が日の目を見ないのはそのせい。
バイオエタノールもそうだが今後どんなに科学が発展しても今の利権体制変えられないから新エネルギー確率は無い。
あってもアメリカ発。
結局アメリカから石油を買い続けることになるだろう。
何らかの新エネルギーを独占。そのエネルギーで原油モドキ生成、フラック油井で採れましたで輸出コンボかな?
核融合も事故一発で中性子をまき散らす恐れがあると。
そう考えると、結局原子力発電にとって代われて、しかも原子力より安全に制御できるエネルギーって何なんだろうねぇ。
※51
確かに中性子は水でも止めにくいから厄介だけど、核融合は事故ったら反応が止まるだけ核分裂よりはマシかと
STAPも常温核融合も、本当であれば夢のような話だからこそ追試が上手くいかないとフルボッコなんだろうね
結果が大したことなければ嘘だったとしてもここまでならないもん
人をバカにしたり二番煎じの他のまとめサイトよりずっと面白いまとめサイトになりましたね。
わざわざ地上で核融合実現せんでも
頭上に巨大な核融合炉が浮かんでいるんだからそれからエネルギーを引き出せればええねん
つまりダイソンスフィア
崩壊間近のコブ付き巨星(ベテルギュースとか)で、恒星表面付近で核種変換(核融合)反応が起きているらしいのが最近見つかったが、慣性閉じ込めの弱い恒星のコブ爆発で生じる核反応の解明が、核融合炉にパラダイムシフト起こす気がするよ?
「原油が地球から枯渇したら発表させてやるよ」
Observation of abundant heat production from a reactor device
and of isotopic changes in the fuel
という題で E-catの第三者評価第二弾が発表された。第三者評価に携わったのはイタリアのボローニャ大学およびスウェーデンのウプサラ大学の関係者で、ノーベル賞を選考しているスウェーデン王立科学アカデミーがスポンサーに入っているとのことだ。またその内容を見ると32日間にわたり1260度から1400度を維持し、テスト前の検体が自然界に多い58Ni 67%、60Ni 26.3%であったのにテスト後は62Ni 98.7%になっている。 この結果からは常温核融合は間違いなく存在していると考えられる。数年以内に製品として出てきそうだ。
文書は「素人が知りたい常温核融合」にリンクがあり手に入る。
素人だけど記事を読んでみて
当時、常温核融合は出来る上にあまりにも有益すぎるから、これ以上脚光を浴びさせないように潰したように感じる。
追試実験を行ったMITが
データ差し替えてたってどう考えてもおかしいよね。
※58
「誰でも作れる」は独占出来なくて金にならないからイラネって事なんだろうね。
でも、そう考えると色々発達した現代でも「今までより凄くて大掛かりな物を超える研究を人類は続けなければならない」みたいな漠然としたハードルは幻想で、規模が小さくても資金が少なくても新たな発見があるという可能性がまだまだあるって事だよね。
いつか「ガレージから生まれた」みたいなエピソードの研究が発表されるのではないかと楽しみだよ。
CFは、核変換物質が生じる、少ないながら中性子や放射線が発生する事実から、
疑いのない事実です。しかし、これの発電への利用は、一部の発明家が唱えるほど容易ではありません。
そこで、真面目な科学者諸氏に発電への利用を前提にした研究をお願いしたいです。
実験により過剰熱の生じた事例 温度 貴金属
1.高温、高濃度のLiOH重水溶液電解 低? 必要
2.活性炭パラジウム重水素反応、150~200 ℃ 中 必要
3.酸化カルシウム、パラジウム電解 低? 必要
4. 超音波、重水中、パラジウム反応 高? 必要
5.低エネルギーの重陽子ビーム、水素化金属 高 必要
6.パラジウム+酸化カルシウム多層構造+重水素ガス透過法 高 必要
7.パラジウム電解+レーザー 高? 必要
8.高温 KCl-LiCl-LiD などの混合塩電気分解 高 不要
9.固体電解質高温水素電圧反応、プロトン導電体 高 不要
10.重水素ガス中針電極高圧放電 高 不要
11.Ni水素反応E-Cat 高? 必要
12.H2O 中でのマイクロ気泡生成 キャビテーション 高? 不要
13.パラジウムナノパウダー・重水素・レーザー法 高 必要
14.水中プラズマ放電法 高? 不要
15.生物学的方法;(日本、ロシア、フランスで報告有り) 低 不要
*水野の常温核融合プロジェクト-LENR-CANR.org
伊藤の「常温核融合」 / 低エネルギー核反応の現状、
小島の「科学する心と常温核融合現象」を引用、参考にした。
以下、蒸気発電を前提に望ましいCF形式を考えてみる。
・発電効率を高めるため高温での反応が望ましい。
・反応にはPd、Ni、Tiなどの貴金属が必要だが、核変換によって貴金属が消耗
する問題がある。熱生産に併せて核変換で貴金属を生産するか貴金属を使わ
ないCFの形式が望ましい。
以上の観点から考えると
4,5,6、8,9,10,12、13,14では貴金属に変えてAl、Ca、Cu、
Pb、Mg、Zn、Cdの検討の余地がある。
実験は難しいが800℃程度の高温・80気圧程度の高圧下で可能性の有る別の材
質で、さらに、中性子源となる放射性物質を添加しての実験を行って欲しい。
各務裕史
水素原子4つからヘリウム原子が1つ?
それじゃ陽子二つ分どっか消えてるぞ
水素原子2つからヘリウム原子1つやろ
まあ、これも中性子がうんぬんとか言い出すと正確じゃ全くないけど
これ貴金属相場が大きく狂ったのを覚えてるわ。後に実験の温度上昇は核融合ではない別の反応か現象と分かったような話聞いた。核融合かどうかは放射線やヘリウムで分かっただろうし、素直に謎の反応として見れば良かったのに。他にもアントニオ猪木が永久機関詐欺にあってた気がするんだが、アホの金持ちへの詐欺はある意味面白いわ、バレたら100%沈められるだろうけど。
※61
中性子は陽子と電子がくっついてできたもの。全部量子だから単純にくっついてできた、というのは難しいけど、ともかく放射性反応では中性子は電子を放出して陽子に変わる。