1: 名無シネマさん 2008/12/17(水) 12:02:40 ID:QL+mZ3/L
たとえば内容的に重要な「あるモノ」が明かされないまま映画本編が終わってしまう、といった内容の場合、これにもマクガフィンが発生してると思うのだが
「あるモノ」を指してマクガフィンというのか
そういった演出をマクガフィンというのか
また、別のことなのか
よく分からん
マクガフィン(MacGuffin, McGuffin)とは、何かしらの物語を構成する上で、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる、仕掛けのひとつである。
登場人物たちの視点あるいは読者・観客などからは重要なものだが、作品の構造から言えば他のものに置き換えが可能な物であり、泥棒が狙う宝石や、スパイが狙う重要書類など、そのジャンルでは陳腐なものである。
マクガフィンという言葉はアルフレッド・ヒッチコックがしばしば、自身の映画を説明するときに使った言葉である。ヒッチコックは1939年のコロンビア大学での講義で
「私たちがスタジオで『マクガフィン』と呼ぶものがある。それはどんな物語にも現れる機械的な要素だ。それは泥棒ものではたいていネックレスで、スパイものではたいてい書類だ。」
と語っている。
またフランソワ・トリュフォーによるヒッチコックの長時間インタビュー集『映画術』には、このマクガフィンへの言及が何度もある。
「ラディヤード・キプリングという小説家はインドやアフガニスタンの国境で現地人とたたかうイギリス軍人の話ばかり書いていた。
この種の冒険小説では、いつもきまってスパイが砦の地図を盗むことが話のポイントとなる。この砦の地図を盗むことを<マクガフィン>といったんだよ。
つまり、冒険小説や活劇の用語で、密書とか重要書類を盗み出すことを言うんだ。それ以上の意味は無い。」
マクガフィンとは単なる「入れ物」のようなものであり、別のものに置き換えても構わないようなものである。
たとえばヒッチコックは『汚名』を企画していたとき、ストーリー展開の鍵となる「ウラニウムの入ったワインの瓶」に難色を示したプロデューサーに対して、「ウラニウムがいやなら、ダイヤモンドにしましょう」と提案している。
ヒッチコックにとって重要なのは、ウラニウムという原子爆弾の材料ではなくてそれをきっかけにして展開されるサスペンスだったのである。
物語にリアリティを与えようとシナリオライターやプロデューサーはそうした小道具についても掘り下げようとするのだが、ヒッチコックはそれは単なるマクガフィンだからそんな必要は無いという態度をとった。
ヒッチコックによれば、マクガフィンに過ぎないものに観客が気を取られすぎるとそれに続くサスペンスに集中ができない。だから、マクガフィンについては軽く触れるだけで良いというのがヒッチコックの作劇術であった。
8: 名無シネマさん 2008/12/17(水) 15:52:32 ID:zXaqoi4F
18: 名無シネマさん 2008/12/18(木) 03:01:01 ID:2pG7foB4
設定が不明瞭なだけの映画が多いよな
シャマランとかシャマランとかシャマランとか
21: 名無シネマさん 2008/12/20(土) 10:14:52 ID:cWRrru4U
オチもどんでんもない「レディ・イン・ウォーター」は、見事にシャマランの名がマクガフィンとして機能してたぞ。
「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」における魔法の石
も、そうだな。
あれらの映画における‘お宝’は、別に何でもいい。アークや魔法の石である必然性は何もない。
45: 名無シネマさん 2008/12/29(月) 17:08:19 ID:YNaDvkJe
アークはどっちかっていうとデスエクスマキナ
48: 名無シネマさん 2008/12/29(月) 17:20:34 ID:CfJ6XVZ9
49: 名無シネマさん 2008/12/29(月) 17:25:38 ID:RnMM9vck
何のことだか判らず調べてみましたが、これは立派なマクガフィンではないかと思われます。
122: 名無シネマさん 2009/03/01(日) 10:36:54 ID:H1OsC2aW
124: 名無シネマさん 2009/03/01(日) 17:05:27 ID:YG7fXh9h
検索すればすぐに分かる。
126: 名無シネマさん 2009/03/01(日) 23:25:13 ID:H1OsC2aW
50: 名無シネマさん 2008/12/29(月) 17:27:07 ID:wmavRkWA
51: 名無シネマさん 2008/12/29(月) 17:31:45 ID:RnMM9vck
違うと思います。
52: 名無シネマさん 2008/12/29(月) 17:35:37 ID:XPYwoyPi
53: 名無シネマさん 2008/12/29(月) 17:38:17 ID:RnMM9vck
機密書類、アタッシェケース、ウラニウム、どれにいたしますか?
54: 名無シネマさん 2008/12/29(月) 22:55:11 ID:7xIpR5YZ
マイクロフィルムをお願いします
69: 名無シネマさん 2009/02/21(土) 21:34:36 ID:neY/CfkT
隠し砦の三悪人の黄金
カリオストロの城のニセ札
↑
マクガフィンだよな。
カリオストロなんて泥棒なのにニセ札ほったらかしてお姫様の救出やってる。
一番使われるマクガフィンは恋愛ドラマにおける「愛」もそうかもしれないw
実際には存在しないのにあたかも実在するかのごとく「愛」を皆が信じて語り合ったり行動したりする。
登場人物が常識的にどんなに強引で不自然な行動をしても「愛しているから」で納得させられるw
71: 名無シネマさん 2009/02/22(日) 02:24:18 ID:kXiHvK9z
>隠し砦の三悪人の黄金
>カリオストロの城のニセ札
どっちもマクガフィンじゃないでしょ。
具体的にどういう物かが分かっちゃったら、それはもうマクガフィンじゃないよ。
実際カリオストロの偽札は、偽札でなければ成立しない部分もあるしな
各国の対応とか
78: 名無シネマさん 2009/02/24(火) 20:14:06 ID:cJyL97dh
79: 名無シネマさん 2009/02/24(火) 21:52:46 ID:qU9jIS4j
それも微妙だが違うんでないかなぁ。
マグガフィンの大前提は、その物自体には全く意味が無いものだよ。
ローズマリーの赤ちゃんは、その物ズバリで意味ありありじゃん、
単に顔を見せないってだけで。
と、書いてて思ったが「13金」みたいなスラッシャー系ホラーの
殺人鬼はある意味マグガフィン的かもねw
81: 名無シネマさん 2009/02/26(木) 00:40:37 ID:VnZyxs60
13金の第一作は、一応フーダニット要素ありだったけどね
シリーズ重ねるごとに、犯人も動機もどーでもよくなって、殺され方のレパートリーを
楽しむ映画になっていったな
171: 名無シネマさん 2009/11/21(土) 00:39:09 ID:TL9ehUUN
172: 名無シネマさん 2009/11/24(火) 00:44:01 ID:euc5a/L2
92: 名無シネマさん 2009/02/26(木) 20:46:47 ID:N1xbgb7J
別に謎である必要は無いんだって
「ウラニウム入りのワインボトル」なんて謎でもなんでもなくそのものじゃん
93: 名無シネマさん 2009/02/26(木) 21:21:52 ID:VnZyxs60
そのモノ自体は「何でもいい」って事なんだろうな。
「何でもいい」≒「何だか分かんなくてもいい」という事か。
105: 名無シネマさん 2009/02/27(金) 19:18:08 ID:AKGEPHIT
もちろんマクガフィンとして機能はしてるんだろうんだけども、
むしろ「謎」と言う面で観客の注意を惹きつけちゃって、
「単に登場人物の動機付けでさえあればいい」というマクガフィンの本質からは
微妙に外れてるような気がするんだよな。
「中身は謎という設定のネタ」というのが第一の役割っぽくてさ。
128: 名無シネマさん 2009/03/02(月) 23:41:17 ID:6fscpgxw
ずいぶんと「正体不明」に引きずられちゃってる人多いな。
なんでそんな誤解が生まれたんだろ?
そんな要素なんてもともと皆無なのに。
129: 名無シネマさん 2009/03/04(水) 21:03:59 ID:XWOaq8y0
これが「マクガフィン」ではなく、例えばヒッチコックの『汚名』に由来して「ワイン壜」みたいな名前だったら、「正体不明」という要素に引きずられる人はほとんどいなかったはず
158: 名無シネマさん 2009/11/06(金) 20:30:13 ID:AXFVk2sB
- 具体的な内容は不明な何か
- しかし漠然とした事はわかる(『世界を救うカギ』だとか)
- 登場人物達をつなげる焦点となる
- 登場人物達はマクガフィンのために様々なアクションを取る(対話、アクションなど)
インディ・ジョーンズでは「失われたアーク」とか、バイオハザードでは「アンブレラ社」「Tウィルス」とか。
毛色違ってゲームでは、ドラクエなんかでは「魔王」もそうだと思う。知らないかも知れないけど、S.T.A.L.K.E.Rでは.「モノリス」なんかがそう。
ストーリー全体に関わる事でも、シーン単位にしか関わらない事でも、どちらも上記に当てはまるならマクガフィンと呼んで良いと思う。
ポイントは「登場人物達をつなげる」ってトコにあると思う。エヴァンゲリオンでも、「使途」が来なければシンジもアスカも綾波レイも誰も出会わず、ストーリーにならなかったはず。
後はその正体を明かすか否かで大きく大別されると思う。エヴァンゲリオンでは沢山のマクガフィンが結局正体を明かさないまま終わった。一方でS.T.A.L.K.E.Rでは.「モノリス」がなんなのかはっきりと示されて終わる。
長文スマソ
167: 名無シネマさん 2009/11/18(水) 21:53:07 ID:5f+DAmnK
良いマクガフィンはマクガフィンと思わせないところにあるから混乱するな
「失われたアーク」は映画の目的が教授とナチスのアクションなんでマクガフィン。聖杯とかなんちゃらの槍でもいける
「Tウイルス」は映画の目的がバケモノとのバトルで、ウイルスはバケモノの必要条件なんでマクガフィンではないけど、主人公達の行動理由の「Tウイルスワクチンの奪取」「中枢コンピューターの制圧」「犯罪の証拠」はマクガフィン
マクガフィンを考えると映画バイオ1が途中で主題が変わって中途半端な出来だった理由が分かるな。
159: 名無シネマさん 2009/11/06(金) 22:32:01 ID:6Zu/fuaj
アンブレラは明確に「敵」だ。
ウィルスは「(物語世界の中の)状況」だ。
マクガフィンは飽くまでも「何にでも置き換え可能なもの」だ。
「バイオハザード」のゾンビウィルスが豚インフルエンザ菌に置き換えられたら、物語は成立しなくなる。
失われたアークもクリスタルスカルも、その正体は結局最後まで主人公たちにも分からないし、我々観客にも分からない。
182: 名無シネマさん 2010/05/08(土) 09:13:31 ID:Keq4ovSr
聖櫃はインディ達にとっては考古学上の大発見、
ヒトラーにとっては世界制覇の重要な武器になりうる物で、
両者ともそれを目的として行動する事で映画が成り立ってる。
代替可能な品物じゃない。クリスタルスカルも同様。
試しにインディ一作目の宝物を聖櫃からクリスタルスカルに置き換えてみると良い。
ナチはそんなもの追いかけないし、レイブンウッド父娘の出番はなくなるし、従ってインディが話に絡んで来ない。映画が破綻する。
187: 名無シネマさん 2010/07/09(金) 07:11:46 ID:nOQRX0Sp
ヒッチコックのコメントから読み返した方がいい人なんだろうけど
アークをクリスタルスカルに置き換えても成立する
ナチがそんな物追いかけないってのはおまえさんの妄想(ナチが追っかけるかは脚本家の領域)
それに創作作品にはナチがアークじゃなくてクリスタルスカルを追っかける物も多数存在する
ただ、キリストの灰を納めたアークを追っかけるほうが一作目として適切だったのは事実
成功した、適切なマクガフィンです
181: 名無シネマさん 2010/04/26(月) 14:47:08 ID:tr+5711o
作品の縦糸となる重要なアイテムだが、胡蝶の香合でも鯉魚の一軸でも友切丸の名刀でも何でも構わない。
転載元
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/movie/1229482960/