1: 世界@名無史さん 2013/06/01(土) 07:04:14.31 0
前近代社会において、貧民から国家エリートに登りつめる可能性があるんだぜ?
ヨーロッパではエリート階級はエリート内で自己生産していた。
中国は貧民からもエリートを輩出(エリートの方が有利だとは言え)できた。
科挙は中国の最大の発明だと思うんだが
2: 世界@名無史さん 2013/06/01(土) 10:47:03.53 0
4: 世界@名無史さん 2013/06/01(土) 13:41:24.03 0
勉強することが出来なかった。
中卒で、大検を受け、東大法学部で弁護士になるより難しいだろう。
116: 世界@名無史さん 2013/06/15(土) 17:36:38.28 O
結果的に華人が移住先で成功できるのは勉強させる慣習を守ってるからだしな
9: 世界@名無史さん 2013/06/01(土) 19:17:50.32 0
科挙とは地方豪族層の活力を削ぎ、皇帝の忠実な奴隷を作る、
中央集権のための洗脳システムだとすら言える
12: 世界@名無史さん 2013/06/01(土) 21:52:51.69 O
何十年も頑張ってようやく官僚になっても、書物や前例ばかり重視して実務には疎くなる
という批判は当時からあって、たとえば王安石なんかは学校での官僚養成、試験科目の実務重視化なんかを実施したけど長続きしなかったんだよね。
理由はわからないが、現代日本の司法試験が参考になるかも。法科大学院を経て実務重視の試験を課すことに改革したが、結果どうなったかといえば、以前より法曹の質が低下したという批判が強いよね。
案外「とにかく基本を暗記させる」というのが、一番有能な官僚養成手段なのかもね。
14: 世界@名無史さん 2013/06/01(土) 22:01:55.05 0
15: 世界@名無史さん 2013/06/01(土) 23:05:55.26 0
あれ、今の日本の各種国家試験や大学入試試験等とは、かなり違うものだぞ。
強いて日本語のネタに例えれば、
「これまでに読んだ国語の教科書から、適宜本歌取りしながら、全部七五調で、課題に沿った韻文を作れ。ただし教科書の持ち込みは禁止」
という問題に近い。
結局、何を問うているのか、というと、「教科書の句を覚えているか」ということ。
これは、中国語の言語文化的性質でもあって、
漢文の格調ある文章自体が、大昔から「古典の語句のパッチワークを繋いでいく」ものだから、語句の暗記力とパッチワーク力を問うことになる。
18: 世界@名無史さん 2013/06/02(日) 02:36:17.42 O
>語句の暗記力とパッチワーク力
文書を扱う以上は、多かれ少なかれ必要な能力だけどね。
自分はリアル公務員だけど、公文書は定型的な語句をパッチワークして書くものだよ。民間も同じでは。
21: 世界@名無史さん 2013/06/02(日) 06:42:49.94 0
実務は、無給で雇ったバイトが行う。
バイトは手数料を給料として働く。
科挙の試験が実務に関係ない理由がここにある。
23: 世界@名無史さん 2013/06/02(日) 15:03:51.04 0
これを仕事と見ないのは、多分仕事したこと無いからだな、多分
昔の新人とかでも、上司はずっと席に座って書類読んでるだけで仕事してない
とか寝言いう奴もいたからな
39: 世界@名無史さん 2013/06/02(日) 21:32:24.93 0
新しい発想がなくオウム返ししかしないとも書いているという
40: 世界@名無史さん 2013/06/02(日) 23:38:28.32 O
アジア的停滞とか言われてる中国が、実は火薬や羅針盤や火薬を生んでるんだがな。
儒学にしても、朱子学や陽明学のような新しいものはキッチリ生んでるんで。
53: 世界@名無史さん 2013/06/04(火) 19:56:44.07 O
しかも易性革命の国だから、平民ですら自分が皇帝に成ろうと反乱を起こす
平民が官僚どころか、時流に乗れば皇帝にも成れるのだから反乱は治まらない
54: 世界@名無史さん 2013/06/04(火) 20:01:59.79 0
おきないし。
56: 世界@名無史さん 2013/06/04(火) 21:52:30.98 0
知識麺で体制側と反体制側に知識の開きが無いってのはデカイ
日本の場合大塩平八郎っていうアホが反乱を起こしたのにただ色んな所に放火しただけで結局半日で鎮圧されるようなアホばっかりだしな
57: 世界@名無史さん 2013/06/04(火) 22:40:46.89 0
そして、自ら奉行所に勤める役人でありながら、飢饉に苦しむ民衆を救うべく蜂起した義人です。
乱が半日で鎮圧されたのは、密告者がいたため。
乱の計画自体は周到に準備はしていた。
76: 世界@名無史さん 2013/06/07(金) 22:24:50.47 0
77: 世界@名無史さん 2013/06/07(金) 22:29:07.60 O
78: 世界@名無史さん 2013/06/08(土) 12:47:16.00 P
科挙官僚が予備校講師になったりしないの?
東進の林センセイみたいに。
80: 世界@名無史さん 2013/06/08(土) 14:01:43.54 O
東大早慶卒じゃない教師に習って東大早慶に受かる高校生もか沢山居るだろうが。
とはいえ、進士の教員も居たよ。退職官僚とか、官職に就かなかった進士(科挙は採用試験ではなく資格試験だから、任官は義務ではない。ビリで受かってもパッとしない)とか。
115: 世界@名無史さん 2013/06/15(土) 17:25:09.32 0
小学校のクラスで一番くらいじゃとてもとてもお呼びじゃないレベルだろ。
まあ全国模試とか偏差値とかはないわけだから
自分の可能性がどの程度かもよくわからん奴が多かったのか?
冷やかし程度や努力はしていても情報不足の五里霧中でテキトーな勉強になってた奴が多くて
一定水準以上の可能性があるやつはごく少数だったのかな?
84: 世界@名無史さん 2013/06/08(土) 23:23:06.95 0
86: 世界@名無史さん 2013/06/09(日) 01:11:25.54 O
だって官僚選抜試験だもの。
118: 世界@名無史さん 2013/06/15(土) 19:05:16.10 0
科挙の場合、受からなければそれまでの勉強は完全に無駄だっけ?
途中の段階までの合格でも下級の役人に採用してもらえる場合もあるんだっけ?
宮崎市定の本に書いてあった気もするが読んだのがあまり昔なので忘れた。
122: 世界@名無史さん 2013/06/18(火) 01:50:21.72 O
幕友とか塾教師とか、挙人なら下級文官とか。
あとは公立学校に残って研究続けてると、抜擢されることもあるよ。
127: 世界@名無史さん 2013/06/19(水) 04:47:29.82 0
「〇という字には△通りの書き方があるんだよ」
などとクダを巻いている科挙崩れのダメ人間が出てきたけど
今の高学歴ワーキングプアみたいな科挙崩れがそこらへんに大勢いたんだろうか。
129: 世界@名無史さん 2013/06/19(水) 21:27:43.63 0
東アジアは学歴のインフレが特に激しい地域
130: 世界@名無史さん 2013/06/19(水) 22:20:21.97 0
132: 世界@名無史さん 2013/06/20(木) 00:41:50.60 0
学歴インフレと学歴社会は違う。
例えばフランスは超学歴社会だけど、大学やグランゼコールに進学する割合は日本並み。
欧州の一部の国や韓国みたいに、大学進学率が70%に達するような国が学歴インフレの国。
日本の学歴インフレがひどくないのは、学校歴よりも受験学力が評価の対象になっているから。
例えば、司法試験や旧外交官試験に合格して東大を中退した人は、無名大学の院卒よりも偉いということになっている。
最高学府からしてこうだから、高専出はそこらの大卒より高く評価されるし、Fランク大学は就職浪人の受け皿という役割しか果たせていない。
それに加えて、高校受験が存在するおかげで高校名を大学名のかわりに使うこともできる。
フランスもこのあたりの事情は似ているようだ。
フランスの場合、バカロレアの合否が一般に公表されるから、大学に入学できる知性を証明するためだけなら、わざわざ大学に通う必要がない。
どうせ難しいことはグランゼコール出が全部やってくれるし。
144: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 02:50:47.62 O
これに異論のある人って居るんだろうか?
145: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 03:50:56.10 0
世襲が悪かというと、必ずしもそうではない
縁故はもっと評価が別れるところだろう
試験にしても世襲にしても、社会の要請によって評価は変わり得る
146: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 06:03:10.83 0
理念は立派でも大事なのは結果だからな。
中国が欧州とは比べ物にならないくらい良い社会を作ったわけではないでしょ。
148: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 07:42:11.01 0
世襲で選ぶとたちどころに全部倒産してしまいそうだが、
トヨタなどはそうなってはいないな。
150: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 08:17:14.59 0
血の継承が人々を納得させやすい、って部分が今も昔もあるわけで。
あと株主総会ってことなら株を一族が過半数握っていれば完全に世襲だしな。
もちろん、代々株を維持するには能力が必要だが、それを言ったら大昔の世襲制度だって
失敗したら地位を失うことはいくらでもあった。
152: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 08:38:00.20 P
科挙で選ばれた官僚(どう考えても本人の実力)を叩き、世襲の政治家や芸能人をもてはやす(人気ある政治家は安部、麻生、小泉などの世襲のみ)
155: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 09:24:25.71 P
その通りじゃない?
ナルトとかワンピースも世襲マンガだしな。
162: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 12:07:50.09 0
無いってのは分かるだろう
163: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 12:33:12.54 P
ハプスブルク家が拡大したのも世襲のおかげだろ?
164: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 12:58:09.92 0
ヨーロッパの場合トップの権力が制限されてるから無茶なことできないんだよね
むしろ商人や騎士、聖職者の方がやりたい放題で元気だね
165: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 13:24:11.99 P
王権があまり強くない。
中国は皇帝独裁だから、ヨーロッパとはちゃうわな。
ところで、江戸日本の武家(ヨーロッパでいう貴族)がインポだったのは何故?
同じ封建制なのに
166: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 14:21:51.47 0
世襲するか、世襲した上で領地維持するだけでかなりの労力が必要だったりかてる
フリードリッヒは確かに無能だったけど、そのせいでウィーン追われるわ、幽閉されるわ
ろくな目にあってないわな
167: 世界@名無史さん 2013/06/23(日) 16:14:17.39 O
フリードリヒについてはご指摘のとおりだが、それでも何とか帝位を守りきる程度の能力はあったのかもな。
無能の謗りは割り引く必要があるかも。
特に宦官。害しかないじゃん
364: 世界@名無史さん 2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN O
去勢という非人道性は揺るがないとして。
宦官の悪口書いたのは士大夫というのは見落としちゃいけない。
宦官には確かにろくでもない所業もあるが、ならば玉がついてりゃやらなかったかと言えば別の話。
366: 世界@名無史さん 2013/09/01(日) 04:03:31.41 0
367: 世界@名無史さん 2013/09/01(日) 08:41:22.28 0
駕籠舁きも力持ちの女を集めてやらせるのだ。
368: 世界@名無史さん 2013/09/01(日) 10:36:20.98 0
370: 世界@名無史さん 2013/09/01(日) 18:09:45.51 0
371: 世界@名無史さん 2013/09/01(日) 23:29:36.06 0
硫黄島もあのプロパガンダ写真と違う本物写真では
星条旗の周りでみんなグダグダ休憩してるし
転載元
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/whis/1370037854/