ロビー活動とかいうフェアな活動
アメリカでは、しょっちゅう銃の乱射事件が起きます。
大小合わせるともう毎年何十件も発生しており、日本人からすると「またか。」以上の感想はありません。
これほどまでに乱射事件が頻発する原因は様々あるとは思いますが、その要因の一つには銃の普及率が高いことが挙げられます。
現在、アメリカ国内に流通している銃は2億7000万挺。人口換算で89%の普及率に上ります。
また、「AK-47」といったアサルトライフルの平均市場価格は500ドル程度。
拳銃になると、100ドルくらいから手に入るそうです。安い!
ハローマックかな?
このように、アメリカでは簡単に銃が手に入る環境が構築されておるわけですが、この状況はけっしてアメリカ国民に支持されているわけではありません。
2013年、ニューヨークタイムスが行った調査によると、なんと過半数の人々が銃規制の強化に賛成しています。
銃規制法に対するアメリカ世論。
そして、これまで何か大きな事件が起こるたび、銃規制の議論が起こり、法案が議会に提出されてきました。
なのに、規制できない。
銃規制を阻むもの
これまで、銃規制法案は何度か審議にかけられてきました。
しかし、そのほとんどが葬り去られるか、骨抜きにされ、銃の規制は進みませんでした。
なぜか?
その最大の理由は、全米ライフル協会(通称:NRA)が強力に反対しているからであります。
スローガンは、「銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ」。一理ある。
NRAは「市民が銃を所持する権利を守る」ための団体なので、銃規制に反対するのは当たり前ではあります。
しかし、なぜ、たかが一つの団体が反対した程度で、国内の治安に関わるような大事な立法が影響を受けるのでしょうか。
そこから見えてくるのが、日本にはない「ロビー活動」という政治スタイルなのです。
ロビー活動とはなんぞや
「ロビー」にいたから「ロビイスト」
ロビーの語源をたどると、かならず出て来るのが、1869-1877年にアメリカ第18代大統領を務めたユリシーズ・グラントという人物です。
Ulysses Grant
グラントはヘビースモーカーだったのですが、彼の奥さんはタバコの煙が大嫌い。
そこで彼は、近くのウィラード・インターコンチネンタル・ホテルのロビーで葉巻を吸うのを習慣にしていました。
Willard InterContinental
この豪華さよ…
この習慣を知った人々は、やがてホテルのロビーで彼を待ち受けて陳情を行うようになり、「ロビー活動」「ロビイング」という言葉が広まったと言われています。
コルト贈賄事件
ま、実際のところ、これ以前から明確に意図されずとも、「ロビー活動」的な事は行われていました。
最初期の大規模ロビイングとして名高いのは、「コルト贈賄事件」。
1854年に、コルト社がリボルバーの特許延長を求めて、大がかりな議員買収を行った事件です。
コルト社が議員たちに提供した見返りは、もちろん「金」と「女」。
そして、一部の議員には純金のリボルバーまで贈っていたとか。
欲しい。
その甲斐あって、無事にコルト社の特許は延長されたわけですが、この一件はすぐにバレ、議会で究明調査委員会まで開かれる大問題となってしまいました。
本当のロビー活動
我々日本人がイメージする「ロビー活動」って、まさにこのコルト社の贈収賄事件のような感じではないでしょうか。
汚いというか、卑怯というか。
イメージ図。
しかし、こういう贈収賄みたいな超単純な手口のロビー活動なんて、もはや遠い昔の話となっています。
まあ裏ではコソコソやってるとは思いますが。
ロビー活動の定義
ウィキペディア先生によると、
とのこと。
要は、政治家に働きかけて、自分が得する法案を作ってもらうとか、自分に不利な法案には反対してもらうとか。
そういう行為が「ロビー活動」なわけですね。
お願いすること
ロビー活動の対象は、金銭的な利益とは限りません。
倫理・思想・宗教的な問題でも、そこに意見の対立がある限り、それはロビー活動の対象となり得ます。
例えば、アメリカでは人工中絶は基本的に合法(一部の州では違法)ですが、宗教的観点からこれに反対する世論は根強くあります。
イケイケの団体になると、中絶医射殺や施設爆破までやっちゃうレベル。
また、銃所持の問題にしても、
NRAの会員たちの「自分の手で、自分と家族を守る」という熱い想いを否定するのは、そう簡単なことではありません。
他にも、「高齢者の生活保障」「大麻合法化の是非」「環境保護のための規制強化」「医療保険制度の是正」「進化論教育の是非」「中東問題」などなど。
特にアメリカでは、人種、世代、宗教、地域といった違いから、無数の意見対立が存在しているのです。
しかし、どちらの側にもそれなりの理があり、いくら議論したって結論は出ません。
例えば。
仮にあなたが熱心なキリスト教徒で、「人工中絶反対!ダメ。ゼッタイ。」という立場だとしたらどうでしょう。
自分の理想とする世界を実現したいと思いませんか?
「中絶禁止法」を実現させたくはありませんか?
しかし、じっと待っていても世の中はなかなか変わってくれません。
そこで、仲間を集めて行動しようぜ!というのが現代の「ロビー活動」なわけですよ。
議員を動かす
相手に何かをしてもらいたい。
そんな時、単純にお願いしてみる、なんてのは悪手。おそらく望んだ成果は望めないでしょう。
「ギブ&テイク」という言葉が表すように、「ギブ」が先にあるべきなのです。
昔の偉い人もこう言っています。
「与えなさい。そうすれば、あなたがたにも与えられる。」
老子
「奪わんと欲する者は、先ず与えよ」
ゲーテ
「得ようと思ったら、まず与えよ」
選挙協力
では、我々市民が議員に与えられるものとは何でしょうか。
それは、ズバリ「選挙協力」です。
議員というものは選挙に落ちたらタダの人であるからして、すべての任期中の行動は次の選挙につながっているのであります。
「人工中絶反対」を例に出してみると、
- その議員の地盤では、何%の人々が中絶に反対しているのか。
- その議員の支持者では、何%が中絶に反対しているのか。
- 中絶への反対を表明した時に、失う支持者は何人か。
- 新たに獲得できる支持者はどれくらいか。
- 対抗馬はどちらを主張しているか。
こうした情報を全て独自に分析・データ化して議員に提供し、自分たちに賛同するメリットを理解させます。
さらには、テレビCMや新聞広告を流して世論を形作り、人工中絶の是非を次回選挙の争点にするよう仕向ける。
他にも、中絶反対派にウケる演説原稿を作成してあげたり、政治資金集めのパーティーを開催してあげたり。
また、中絶賛成派の議員に対しては、メンバーを総動員して嘆願書を大量に送りつけたりもします。
こうなってくると、いよいよ議員もこの問題を無視できなくなってくるのです。
全米ライフル協会の実力
ちなみに、冒頭で挙げたNRAの場合。
彼らは、72時間で50万通の嘆願書を用意し、それを銃規制を目論む議員に一斉に送りつけることができます。
また、NRAは各銃器メーカーから強力にバックアップされていますので、資金も潤沢。
有能な分析官や弁護士を多数抱えている上、有名人を広告塔として起用するなどアメリカ国民への「啓蒙」にふんだんに資金を投入しております。
名優チャールトン・ヘストン。1998年から2003年までNRAの会長を務めました。
我らがチャック・ノリスもNRAの名誉会長を務めています。
もちろん政治献金もたっぷり。
なお、今年の初め、銃乱射事件を受けてオバマ大統領が涙を流しながら銃規制法案を発表しました。
しかし、蓋を開けてみれば、その法案の中身はほとんど効果の期待できない腰砕けな代物。
「大統領ですらNRAには勝てない」という事実を再確認しただけに終わりました。
議員を説得する
ロビー活動には、プロのロビイストによる直接ロビイングというのもあります。
アメリカのロビイスト
アメリカでは、ロビイストというのは立派な職業。
ワシントンで正式に登録されているだけでも13,000人。アメリカ全体では30,000人以上ものロビイストがいると言われています。
彼らはそれぞれが、それぞれの得意分野をウリにしています。
金融に強い、環境問題に詳しい、法律の専門家、巨大企業に雇われ豊富な資金力を持つ、オバマ大統領と仲よし、中東やアフリカの有力者とパイプがある、元議員で共和党に顔が効く、ユダヤ系、中国系、etc…。
セックス・スキャンダルで辞任し、ロビイストに転職した元下院議長。
大統領選でブッシュを強力にバックアップした大物ロビイスト。※後日、詐欺で逮捕
各利益団体は、こうした海千山千のロビイストを使い、議員へ直接影響を与えようともします。
ロビイストの仕事
ロビイストにとって一番重要な仕事というのは、議員と常日頃から仲良くなっておくことです。
長年の交際によって「友達」になっているからこそ、いざという時は議員と直接交渉ができるのです。
「ワシントンで最も影響力のある女性」の1人に選ばれた、大物ロビイスト(左)。
なお、アメリカの議員は超多忙なので、スタッフを多く抱え、彼らにかなりの権限を与えています。
法案の作成を全面的に任されるケースもありますので、「友達」になる対象は、議員本人だけではなく、その秘書官や事務員も含みます。
また、アポを取りやすくするため、スケジュール管理のおばちゃんともフレンドリーに接さなくてはなりません。
そして、当然ながら議員から頼りにされなくてはならないので、少なくとも自分の得意分野については専門家並みの知識を持っている必要があります。
なお、説得が実らず議員が言うことを聞かなかった場合も、それを責めたりするのは絶対NG。将来のために良好な関係を築き続けるのが肝心です。
こうした日々の積み重ねが、彼らをロビイストたらしめているのです。
ロビー活動の実態は?
簡単ですが、以上がだいたいのあらましです。
賄賂を贈るのがロビー活動ではありませんし、単純に「お願いしまーす♪」みたいなのもロビー活動ではありません。
むしろ、志を同じくする仲間と力を合わせ、理想の実現に向けてあの手この手で頑張る。
そして、その理想に賛同する人は誰でも参加できる。
けっこうフェアな活動と言えなくもないのではないでしょうか。
こうしたことを踏まえ、次回はもうチョイ具体例について見ていきます。
コメント (96件)
ネタのテイストが急に変わったな
今回は下調べに時間が掛かったんじゃないかねぇ
無理せず、まったり続けてください
次回も期待しています
アメリカの辞書に袖の下って単語は無いのかな?
いい記事だったけど一つ疑問が
銃規制派の方もロビー活動してるはずだけどなんでいつも互角どころか一方的にしてやられてるの?
アメリカの警備員雇って平和を訴える日本人の大多数には永久に分からんよw
>>3
そりゃ資金力と組織力よ。
一般市民的には銃規制あったほうがいいけど、
銃規制あったほうが良い企業なんて殆ど無いからね。
銃メーカーは規制食らったら存続の危機だから、
容赦なくとことんまで資金をつぎ込むし、銃賛成派の組織化にも熱心なのよ。
最新の装備に身を固めて、十分に訓練された少数派と、
装備は自弁でバラバラの方向を向いた多数派なら前者が勝つのは当然でしょう。
そういや銃規制で儲かるメーカーなんて思い浮かばないな。
唯一銃に準じた武器メーカーなら儲かるかと思ったが、銃メーカーって大抵ナイフとか他の武器も作ってるしなあ
オバマの銃規制がどう腰抜けなのか、具体的に説明してほしかった
いつも楽しみにしてます!ゆっくりでいいので更新続けてくれると嬉しいです(^o^)
人口の中絶は、たぶん誰でも反対したくなる…はずw
ロビー活動の悪いところは真実がねじ曲げられること
ある意味声の大きい人のためだけの衆愚政治
※9さんも言ってますが、「人工中絶」が一部「人口中絶」になっています。
ともあれ、今回も面白かったです。
銃賛成派が声高らかに謳う
ほとんどの警察は事件後に犯人を捕まえる
つまり君たちの家族が殺された後なのだ、と
銃持ってれば守れるじゃん?
今日子供用の銃の販売計画みたいな記事出てたな。
いくらなんでも正気の沙汰とは思えん。
楽しみにしてました!
面白かったです!
アメリカ人「銃がなければ守れないんだ! それしか方法はないんだ!」
日本人「サビ残しなければならないんだ! 社会の空気には逆らえないんだ!」
グレート巽かっこいいよな
馬鹿でかい市場として確立してしまってるのがなあ
それをプロサポーターが支えるとかどう崩せってのか
嗜好品とかでなく命に直結だから国民だって声を揃えられず色めき立つしかないし
国のトップも泣いちゃうわそりゃ
ええい、人口で中絶したいマジキチはまだか!
おもしろかったです!
続き待ってます。
日本的な思考で銃規制をアメリカに求めるのは愚かなことだ。
アメリカが自由であるのも武器所持の自由があるからこそ。
たとえば日米双方、これから中国人の浸透が進むと仮定する。
中国人はどこへ行ってもルール無視、自分たちのやりたいようにやる。
そして中国人が武装し、元からいる住民を襲うようになったとする。
日本は銃の所持を禁じられているから、住民は手も足も出せず、
警察も見て見ぬふりをするか、あるいは不法に銃を所持する日本人だけを取り締まる。
その結果、日本人は元からいた場所に住むこともできなくなる。
他方アメリカは、仮に警察が日本同様腰抜けで中国人に手出しできなくても、
住民は自らの手で自分たちを守ることが出来る。
これを愚かな妄想と笑ってられるためにも、武器所持の自由は必要なのだ。
※3
銃規制のロビー活動を強固にすれば、その銃で殺されちゃうじゃん
世界から軍隊がなくならないのと一緒で、一度でも国民に銃を渡してしまうと無くすのは非常に面倒
米建国の歴史からも、国民が銃を持ち続けることは侍が刀を捨てられないのと同じ様なもので、民族のアイデンティティになってる
そもそも既に銃が普及しきってるのに、今さら規制したってどうしようもないだろ
持ちたい奴は隠し持つだろうし、隠し持ってる危ない奴がいるのが分かりきってるのに手放す馬鹿はいない
オバマの銃規制についてだが…
本気で銃規制したいのなら、「銃の販売禁止」と「現在、流通してる銃の強制的回収」をしなきゃならんわけだが、これがまず無理だってのは誰もが分かりきっている。
じゃあオバマに何が期待されたかと言うと、アサルトライフルおよびアサルトライフル用マガジンの販売禁止だった。
アサルトライフルってのは、要は小型の機関銃だと思ってくれ。このブログでつい最近やってたが、機関銃の殺傷能力は物凄くヤバイ。
だから、まずこの危険な銃だけでも規制しなければ…という話だったんだが、これが全く手も足も出なかった。
だからオバマの敗北だと言われている。
ちなみに、アサルトライフルの規制はクリントン時代にはあった。「ブレイディ法」という。日本人留学生射殺事件がきっかけだと言われてるな。
ただ、これは時限立法だったので期限が来たら更新しないと解除される。
で、あのブッシュ政権がこの法律を更新するはずも無く、今に至ってる。
※6
ナイフを武器だなんて言うなよ日用品だぞ
日本とは生活スタイルが違うんだ
フェアではないよ
ロビイングでモノを言うのはカネで、信念が勝った試しはない
カネがあるモノがロビーを制するってずっと述べられてるの、
なんで結論が「結構フェアな活動」になるのかね
身を守るためなら空手でもええやんなあ
専門的知識を持ったロビイストが補助をしてくれればより質の高い議論が議会で成される様になるかもね
自分は例えばシーシェパードの意見を沢山聴かされて、それを鵜呑みにする政治家なんていないと思うんだよね
一旦離れた所から客観的にその問題について調べようとするのが国を背負ってる立場と言った職業柄普通の政治家だと思う
国を背負ってない自分ですらシーシェパードが発言してくれなければオーストラリアが南極の一部を欲しがってるとか、南極海の汚染度が比較的少ないとか色んな事を知る事が出来なかった
勿論、他にもっと優先すべき事項があると言われればそこまでだけど、それは民主主義の政治を司っている一国民としての甘えでしかない
今はネットがあるから政治活動が出来易くなってるのに、全然だよな
支持したい政治家へ募金とか十円から受け付けますとかやればいいのに
支持が多ければかなりの額になるかもしれないし
ロビイストは一部に利益行きがちな主張多いけどネットなら大分民主的なものになる気がするけどなぁ
ギブ&テイクのところ、老師ではなく老子では?
※24
一応言っておくが、現在流通してる銃の回収なんかしなくても、弾薬に規制かけるだけでかなり効果があるぞ。
麻薬の違法売買を管理できず合法化して国家管理にするかの議論がなされてるのに銃の規制が果たして有効なのか?現状は違法売買の管理に失敗しているんだぞ。
※30
だよね
一瞬「なんで聖闘士星矢?」と思ってしまった
最近騒がしい偏差値28とやらも
ロビイストに入るのかしら
※34広い意味では入るのかなあ
ただ専門知識はおろか一般常識すらおろそかだからなあ……w
持たないことが唯一の対抗策なんだろが、神様も苦笑いの妄言だわな
※34
ロビイストに仕込まれたチンドン屋が関の山だよ
しかも仕込んだロビイストも結果を出せない三流というw
USAは、移民のおっちゃん・おばちゃん・兄ちゃん・姉ちゃんが、
家にある猟銃を持ち出して、イギリスと独立戦争を戦い、
勝ったことで成立した
独立後は、インディアンを駆逐し、逆襲から防衛するために、
おうちに銃が転がっている必要があった
1人1人が武装自衛する、支配者がクソならいざとなったら市民革命する
個人の独立があってこその、国の独立
いまだ、武士と農民が分離していない社会と見るか、
全員がサムライたろうとする国であると見るか、さて?
ずっと銃の歴史を連載していたから、USA社会と市民銃の、
切っても切れない関係にもネタが溜まったのだろう
相変わらず面白いわけだが、やっぱり更新が遅い
もちろんいろいろ調べて記事にしてるわけだから時間かかるのは当然なのだが
独自記事は月に二回くらいで、普段はまとめ記事をアップしてくれると嬉しい
管理人さん、ご一考を!!
※26
金は金額の多寡で計れるが、信念とか正しさとやらはどうやって計るんですかね?
世論の過半数が銃の所持を禁止すべきと思ってても、それで政治を動かすほどの問題だと捉えられて無いからじゃないのかな。
世論調査では支持がイマイチな安保法制と同じだよ。
※26
信念何て人によって変わるし絶対の物差しは無い
勝った人には勝った人の持つ信念がある。常に誰かの信念が勝っているよ
ただ自分が賛同できるか否かの差があるだけ
交渉人って本でサッカーワールドカップやオリンピックでは
賄賂と女は普通にあると書いてあったな
主に途上国だとそれに引っ掛かるけど
先進国の委員だとお金持ってる人も多いし
モラルもある人が多いから、賄賂を渡すとお金で動く人間だと言いたいのか?
と侮辱と捉えて反発されることもあるとか
人によって有効な方法は違うとのこと
ちなみに日韓ワールドカップ共催になったのは
韓国の賄賂と性接待が原因みたい
ただワールドカップやオリンピックは選挙と違って投票があるからそこは留保する必要があるね
銃規制がうまくいかないのもNRAが組織票を持ってるのと
ライフル売って生活してる人は必死で反対するから票として固いんだろうな
ここは管理人の独自記事に意味があると思う
更新頻度優先で単なるまとめをやったら他のまとめサイトと変わんないでしょ
銃規制でふと思ったけど豊臣秀吉の刀狩りってどうやって成功したんだ?
状況的には今のアメリカと似たようなところがあるだろ?
当時の農民がみんなお偉い様の言うことに素直に従ってたとも思えないし
隠すのも容易だし…
予想外のネタで面白かったw
ロビー活動って単なる裏取引だと思ってた。
独自記事に価値があるのは理解できるけど、更新頻度も大事でしょ
市民が武装してるって点で思ったけど、アメリカ人って割りと尚武の気性があるよね
MURIKA!!!!FUCK YEAH!!!!みたいなノリととんでもない生産力に隠れてるけど、実は現状最も戦士的な国民性だね。生産力があって怖いもの知らず、ついでに自己研鑽を欠かさないバカとか冷静に考えたらとんでもない組み合わせだ。
※44
刀狩令で農民が完全に武装解除されたと思ってる奴って未だにいるんだな
あれは字面上だけ「農民の武器の所持を禁ずる!」と書いてあるが、実は全然そんな運用はされてない
まず、弓矢や鉄砲、槍には殆ど手を出してない
刀すら、大小一揃え差し出せばおk、くらいの認識
要は、刀狩令後も農村に武器は溢れていたと思ってよい
銃規制派とNRAがロビー合戦をして、NRAがボロ勝ちしてるんだろ。
なら資本主義的に、それがアメリカ人の総意と言っていい。
俺だって、もし日本に銃犯罪がもっと跋扈していたら
自分の銃を持とうと考えるよ。
問題は、ロビー合戦がもたらす結果が
「民主主義的な」民意とは限らないってことだな。
「資本主義的な」民意が政治に反映される。
ネタのチョイスがいいね~、色々と気にはなっているけどなかなか取っ掛かりが無かったんだよ。
しかし銃器メーカーからの多大なバックアップを受けているとはいえ、銃器・弾薬産業の売り上げは年間150億ドルと他の産業に比べてそこまで大きいわけでもない。
それなのに議会に強い影響力を持っているというのは、単純な資金の額じゃなくて米国民の支持とか国民性とかが大きく関わっているんだろうな~
こういうネタも興味深いですね
ちなみに老師じゃなくて老子かと
老荘思想の老子ですよね?
誤字脱字直しました。
ご指摘ありがとうございます( ´ ▽ ` )
※50
オレだったら規制を支持するけどね
ロビー活動ってのは政治屋とその利権的支持者を繋ぎ
意思疎通と取引を円滑に行うためのシステムと化してるね
つまるところは金権政治であり、腐敗の温床でしかない
日本にせよその程度の民度ってことでもあるな
規制に勢いがない問題は反対派が烏合の衆に過ぎんことか
金目当てのクズでもいいから音頭をとる人間がいるな
力や金をまとめないと組織力には対抗出来ないよ
更新頻度については気にせずゆっくり作ってくださいね☆キャルルン
※54
人間やってる以上、金に振り向くななんて無理な話。
そんなの万人に1人の聖人か、でなきゃなんかの狂信者。
思うに、日本人は「清廉潔白」とか「清貧」って単語が好きすぎるんじゃないか。
「理想的な政治家」を候補者に期待しすぎてる。
>仮にあなたが熱心なキリスト教徒で、「人工中絶反対!ダメ。ゼッタイ。」という立場だとしたらどうでしょう。
>自分の理想とする世界を実現したいと思いませんか?
>「中絶禁止法」を実現させたくはありませんか?
仮に中絶反対の立場だとしても世間まで、そうなって欲しいとは思わないのだが。
それが国民性の違い、ロビーには活動と有効性にもなるのかな
やはり相手は企業だからな、銃をなくすことで得られる利益というものがない以上
反対派は金を生み出せる奴には勝てない。
金は命よりも重いのだ
スタンガンとか、銃以外の護身用品を扱ってるとこは銃規制で儲かるかもしれない
まあ、銃より弱いから需要がないとか、そもそも銃器メーカーがスタンガンも出してるとかそういうオチがつきそうだけど(笑)
※57
あなたは庶民、必要と分かっていても納税は少ない方が良いと思いませんか?
あなたは保護者、自分や世の子供達にもっと良い教育や安心出来る環境を与えたくありませんか?
あなたは趣味人、話題を共有出来る友と時間や資金が欲しくありませんか?
的なね、中絶だと無関心な奴が多いけど様は自分に身近で活動する手間を惜しまない位の事やね。
↑に追加で書くと「給料安いし環境悪いから労働組合入ったろ」みたいな感覚じゃね?
銃規制は、規制したら善良な人から銃が取り上げられ、悪い奴は当然隠し持って溜め込んで使いまくることになるから逆にやばいことになる、と言う点もなくはない
まあ規制についてはただの導入だから突っ込んでもしゃーないけどね
本題はロビー活動についてだな
相変わらず面白いぜ
つか72時間で50万通の嘆願書ってなんだよw
にしても大統領すら抑えられる銃協会って、俺が思ってたよりかなりすげえんだな
Hello. And Bye.
※32
それはこのサイトのメキシコの話で触れられてたな
まだ進歩してる方よ
メキシコ燃やしてなくそうとか言う愚かなことやるよりはね
そう書いてあった
※26
資本主義大好きのアメリカだぞ
資本主義が好きなら金持ってる人が勝つのは正義でフェアで潔白じゃあないか
金以外にもそれなりの要素も必要だから金100%ってわけでもないし
アメリカは憲法で銃の所持が認められてるから規制なんて無理じゃねぇの
憲法を決めるのは国民なんだから国民が認めれば改正できるでしょうな
ちなみに本文で銃所持率89%っていってるけど、アメリカ人でも9割は銃所持未経験者だよ
銃の数を人口で単純に割れば89%ってだけ。
弱腰になったり戦争をやめようとすれば暗殺か失脚が待ち受ける国の大統領は銃の規制もできるわけない
たしか憲法に腐敗した政府を打倒する権利みたいのがあるんだっけか。だから銃を取り上げられないみたいな。
>26
資本力も交渉力も政治力もない奴の意見が通ることこそフェアじゃないということなんでしょう
house of cardで知ったなぁロビイストの存在。
あれ面白いよね、管理人も見てたりするのかな。
日本で言うとJTだな!(適当)
面白いなあ 管理人さん、いつも興味深い記事をありがとう
遠まわしに権力と金で頬を全力で殴ってることには変わりないと思うが
他国の問題だから傍観者でいられるけど、アメリカには住みたくないぜ
日本だって本当に『刀狩』が完了したのもWW2後だしな
一旦行き渡ったものを取り上げるのは非常に難しいよ
セールの広告は何故かわくわくするな
俺がアメリカ人なら毎年一丁は自分にプレゼントするわ
てかアメリカの銃器による死傷事件の大半は非合法に取得された銃によるもの
仮に合法な銃取得を禁止しても死傷者が減るどころか銃を用いた犯罪は増加するんじゃね?
おー! ※欄がまともになってる。
また読ませてもらいます。
前回までの流れから
銃規制が入口になってるけど
管理人が目をつけたのはもっと別のところにあるのでは?
管理人の筆が冴え渡る様子が目に浮かぶ。
ロビー活動のことを
声の大きい人だけが得する仕組み、みたいな米もあったけど
むしろ日本みたいに
庶民はまつりごとに関わらずお上の決めたことに従うだけ、
みたいな風土の方が
裏で陰湿な取引を駆使する連中を野放しにするだけのような気がする。
ロビー活動の再評価って今の日本には必要かも。
特に今問題になってる保育園のことなんか
個人でつぶやいてるだけじゃ絶対に解決しない。
かといって政治家には期待できない。
ロビイストの力が絶対に必要なテーマだと思うんだが。
核となる活動体ができることで資金を出す企業も現れるだろうし。
何かを変えるには言論だけじゃダメ。
一票を投じるだけで政治参加してる実感得られてる?
日本でこそロビー活動って必要なのでは?
ま、何はともあれ次回に期待。
あ、もちろんおバカ記事を熱望。
「票を持ってる人は、政治家を従わせることができる
日本だと圧力団体が影でコソコソやってることが、
アメリカではロビー活動として、オープンに実行されている」
マスコミは中立な報道など不可能なのだから、
立ち位置を明確にした上でなら、ポジショントークしまくっていい
…この件と似ているな、考え方が
銃規制するには広まりすぎてて悪い人から銃を取り上げられないって知ってるアメリカ人が言ってた
作者様の説明を見る限りは、ロビィストなるものは決してフェアに活動していないと感じました。
他の方も仰っておられますが、やっぱ金があれば優秀なロビィストを雇えますし、諸々有利になるでしょう。やっぱアメリカは下賎な国です。まあ、日本も絶対に他人の事言えませんがね。
それはともかく、良い記事でした。
続き楽しみに待っております。
※31
If a bullet costs $5000, there’d be no more innocent bystanders.
Every time someone gets shot, people will be like, “Damn, he must have did something”
と、俳優のクリス・ロックが言ってた、17年前にね
だいたいの意味は「一発の弾を5000ドルにすれば、撃たれた奴もそれだけのことをしていたということだ」
ギャグで言ってたけど、本当に正論だと思う
※22
アイデンティティとかじゃなくて、ロビー活動の成果だよという記事なのに
勘違いしてる人多いけど
銃規制強化=いわゆる刀狩じゃないよね
アメリカで一番リベラルで銃規制厳しいところでも規制が厳しいだけで銃はなくなってない
アメリカの左派がどこまでいっても社会主義ではなく自由主義の中の左派であるのと同様に
アメリカでいくら銃規制強化したって憲法修正第2条を堅持した上での銃規制でしょ
自分たちの利益のために金を使って政治を動かすのがフェアって感覚が分からない。
今のアメリカの現状を見てもすごく歪な社会になっていると思う。
特に政治家に働きかけずにマジョリティで居られるんならロビイングなんて必要ないわ
日本もロビーというか、沢山現金をくれた団体に便宜を図りますよ。ってのが政治の基本構造だし。
子供用の銃の販売とか流石にこれはアメリカだけなんじゃ?
超クレイジーだよね。
アメリカの理解出来ない部分だね。
銃規制の強化に賛成派が増えてるのに規制出来ないのはやっぱ全米ライフル協会(通称:NRA)の圧倒的な資金力とかNRA会員達の圧倒的な銃所持賛成の声とか政治力なんだろうね。
そこまでフェアって感じはしないかな~。
アメリカで国民の熱心な銃への愛好家達が多いのもあるけどアメリカでは銃産業が国内で大きな既得権益になってるだけなんじゃ。
超軍事大国アメリカでは武器産業は大きなビジネス市場があるし銃規制しようとしてももうどうにもならないのが原因なだけじゃ。
アメリカ国内に出回ってる銃も既に2億7000万挺もあるし今も出回り続けてる訳だし銃乱射事件があると銃の売り上げがアップする国なんでしょアメリカって。
規制とか全く現実味がない感じだよね。
オバマが泣いてももうどうにもならないのが現実なだけなんじゃ。
>例えば、アメリカでは人工中絶は基本的に合法(一部の州では違法)ですが、宗教的観点からこれに反対する世論は根強くあります。
>イケイケの団体になると、中絶医射殺や施設爆破までやっちゃうレベル。
サラッとめちゃヤバイ事が書かれてるね。
イケイケの団体って何?!それも大きな組織だったりすんの?
アメリカヤバ過ぎ。
ロビー活動は政治献金という名の実弾が主な交渉材料だろ。票の分析なんて大した交渉のネタにならんのじゃないか?
金持ちばかりが献金で意見通すのが問題の本質なんだろ。票の分析をして訴えたところで献金しないと議員立法も通らんから。
結局アメリカ資本の99%を握る僅か1%足らずの富豪によって政治は動かされてるんだよ
日本も似たようなもんかもね
ひさびさに来たけど、ええサイトになったな
sdfsfsf4rwfsfsfsfs4fsfsfsf
平たく言うと金の力で他を潰す活動だ
ハハッ
事実も捻じ曲げちゃうからなあ
よくいわれてるけど 銃の規制は進んでるよ
日本みたいない誰もが銃もてないってほうが世界的にみたら変だし
所持に許可がいるようにはなってる
あとNYタイムズって左翼系のけっこう基地外記事かくので有名だし
日本だとアメリカ=NYタイムズのイメージだけど発行部数もたいしたことないよ
朝日と提携してるからよく日本ではでてくるだけで あっちだと基地系のマスごみの典型みたいな糞屑雑誌だし
フェミ系とかとも交流してる基地外ばっかりだよ
チャウシェスクが中絶禁止にした結果どうなったかを見れば何ともし難いね