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世界で一番危険な都市www

世間はGWに突入しています。皆様いかがお過ごしでしょうか。

こうした大型連休では、やはり海外に繰り出し、日本でのしがらみを忘れたり、異文化を体感したり、本当の自分を探したりする方も多いことでしょう。

しかし、治安の良い日本に慣れた我々からすると、世界はやっぱり危険。

シリアなどの紛争地域や、イスラム系武装集団が支配する地域など、あっという間に首を斬られて終わりそうな国も少なくありません。

こうした国々の危険性は、メディアでも度々報じられており、危なそうなのは分かるわけで、「それでも行くぞ」という方は頑張って下さい。

では紛争地域以外で、最も危険だと言われている都市はどこでしょうか。

それは、ホンジュラス共和国のサン・ペドロ・スーラという都市です。

メディアが伝える「世界の危険な都市ランキング」では、並み居る強豪を抑え、2011年と2012年連続で栄えある1位に選ばれています。

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ホンジュラスとかいう国

ホンジュラス共和国は、中央アメリカに位置し、カリブ海と北大西洋に挟まれており、大きさは日本の3分の1ほど。

バナナやコーヒーの名産地で、年間を通して温暖な気候をしており、カリブ海岸にはバイーア諸島などダイビングの名所もあります。

サン・ペドロ・スーラは、首都テグシガルパに次いでホンジュラス第2位の人口を有している産業都市です。

サン・ペドロ・スーラの中心地

大聖堂を含む街の夜景

こうした写真だけ見ていると、とてもそんな危険な街には見えません。

また、外務省が発表している渡航に関する危険情報では、レベル2「渡航の是非を検討してください」となっています。

世界には、同じレベル2の地域は山ほどありますが、何故サン・ペドロ・スーラが世界で最も危険な街だと言われているのでしょうか。

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殺人事件発生率が日本の300倍!

まぁ中南米全般に言えることですが、ホンジュラスでは麻薬取引に関連したマフィア同士のトラブルや抗争が頻繁に起こっている状態です。

そのため、殺人強盗誘拐といった凶悪犯罪が日常的に発生しています。

悲しい日常

また、国民の約7割が失業していると言われ、生活のために麻薬の売買を含む犯罪に手を染める人が後を絶ちません。

しかも、犯罪があまりに多いため、ちゃんと申請をすればライフルや拳銃の所持が法的に認められます。しかし、個人が比較的容易に且つ合法に拳銃を所持できる事で、かえって犯罪の凶悪化を招いてしまっているという悪循環。

なお、ホンジュラスにおける殺人事件の発生率は、10万人あたり90.4件。※日本は10万人あたり0.3件

修羅の国として名高いメキシコですら、10万人あたり21.5件。トップ10にすら入れていません。

そんなホンジュラスの中で、特に治安の悪い街が、サン・ペドロ・スーラということなのです。

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凶悪犯罪組織

サン・ペドロ・スーラには、マラ・サルバトルチャと、そのライバルのマラ18という、世界的犯罪組織の支店があります。

両者の間では、例のごとく激しい抗争が続いており、拘置所や刑務所の中ですら争いが起こり何人もの死者を出しています。

怖すぎわろたw

そもそも、ホンジュラスの刑務所には犯罪者が溢れかえっており、受刑者がバザーを経営したり、現金を賭けた賭博が行われていたりと、まったく刑務所として機能していません。

まさに、アンチェインを地で行く状態なわけです。

iPhoneから売春婦まで、なんでも揃うよ!

治安当局も、こうした犯罪組織を取り締まろうと努力はしています。

しかし、警察官が返り討ちに遭うケースも少なくありませんし、一方では犯罪組織と癒着しちゃう奴もいて、治安の回復はまだまだ先の様子です。

さらに、こうしたギャング団の残虐性が深刻なのは、組織に属さない相手には、たとえ子どもといえども容赦がないところ。

組織への入団を拒んだ7歳の少年が拷問の果てに殺害された事件もありました。しかも、この少年の兄弟も同じ理由で過去に殺害されていたという…。

先に挙げたマラ・サルバトルチャは、現在世界で最も危険な組織の1つと言われています。

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サン・ペドロ・スーラで生き抜くために

ここまでで、サン・ペドロ・スーラの恐ろしさはけっこうお伝え出来たかと思います。

しかし、この記事のアップが一歩遅く、既にサン・ペドロ・スーラに行ってしまっている方がいるかもしれません。

なんとか無事に日本に帰ってきてもらえることを願い、生き抜くための鉄則をここに記します。

鉄則1

夜間の外出は、極力控える事。基本中の基本です。

昼間でも単独行動はできる限り避け、近距離でも徒歩ではなく車両を利用するようにしましょう。

車輌にも注意が必要で、バスや相乗りタクシーの中でも普通に強盗が発生しますので、電話で事前に手配して利用するタイプのラジオタクシーが最も望ましいです。

ラジオタクシーを呼ぶのが難しい場合、目的地にもよりますが大きなホテルなどを拠点とするオフィシャルタクシーやショッピングセンター専属タクシーが比較的安全だと言われています。

間違っても夜間に流しのタクシーなどは絶対に利用してはいけません。運転手が強盗に豹変する場合があるのです。

この事は、エク哲事件等を通じて、皆さんもよくご存知でしょう。

鉄則2

外出の際はなるべく目立たない服装で。

もちろん、アクセサリーや腕時計などの高級品は身に着けてはいけません。携帯電話なども人前に出すのは危険です。全て、強盗の対象になり得る物品です。

現金も分けて持つようにし、万が一襲われた時のための「見せ金」としてサイフに適当な額を入れておきます。

犯罪者はほぼ100%銃を持っているので、金目のものが無いとわかると、逆上して撃ってくる場合があります。

襲撃に遭遇した場合は決して抵抗はせず、命を守ることを最優先に考えるようにしましょう。

鉄則3

油断しない。

たとえホテルにいても、油断はできません。規模にもよりますが、ホテルが丸ごと襲われたなんていう事件も実際に起こっています。

警察官の制服を着た人物であっても、見知らぬ人間が訪ねて来たら絶対にドアを開けてはいけません。

滞在先や飲食店では、常にセキュリティーの状況を把握し、身の安全について注意を払うよう心掛ける事が必要です。

こういう姿勢が大事


というわけで、危険な側面ばかり紹介しましたが、実はホンジュラスという国は、ダイビング愛好者にとっては人気の地だったりもします。

ジンベイザメと戯れたり

また、犯罪組織に属さない人々は皆陽気で明るく親切。

サン・ペドロ・スーラという都市が危険なのは変わりませんが、きちんとした準備と覚悟を持って、今度のお盆休みあたりにホンジュラスを訪れてみるのも悪くないかもしれませんね。

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