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	<title>偶然 | 腹筋崩壊ニュース</title>
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	<description>あなたの知的好奇心を刺激する</description>
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	<title>偶然 | 腹筋崩壊ニュース</title>
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	<item>
		<title>進化論の説得力</title>
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		<dc:creator><![CDATA[腹筋崩壊ニュース 管理人]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Aug 2014 00:35:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[科学・技術]]></category>
		<category><![CDATA[自然・生物]]></category>
		<category><![CDATA[偶然]]></category>
		<category><![CDATA[確率]]></category>
		<category><![CDATA[進化論]]></category>
		<category><![CDATA[遺伝子]]></category>
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					<description><![CDATA[アメリカ人で「進化論」を信じていない人は、半数近くに登るとかいう笑える調査結果があります。 宗教観の違いもあるのでしょうが、日本人は比較的すんなりと進化論を受け入れている民族だとは思います。 しかし、生物の複雑な器官や多 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>アメリカ人で「進化論」を信じていない人は、<span class="red">半数近くに登る</span>とかいう笑える調査結果があります。</p>
<p>宗教観の違いもあるのでしょうが、日本人は比較的すんなりと進化論を受け入れている民族だとは思います。</p>
<p>しかし、生物の複雑な器官や多様性を見てみると、本当に偶然の積み重ねでこんなになるのか？という疑問を持ってしまう事もあるのではないでしょうか。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">キリンの首はなぜ長い？</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">自然選択（自然淘汰）</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">突然変異</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">反論1：証拠が無い件</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">反論2：確率が低杉</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">ウイルス進化説</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">進化論の説得力</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">キリンの首はなぜ長い？</span></h2>
<p><a title="2014-04-22-11-14-13" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/0/1/017af91b.jpg" target="_blank"><img fetchpriority="high" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/0/1/017af91b.jpg" alt="2014-04-22-11-14-13" width="400" height="353" border="0" hspace="5" /></a></p>
<p>ベタな質問ではありますが、進化論について考える時、避けては通れない質問です。しかも、たまに勘違いしている人もいるという。</p>
<p><a title="2014-08-13-17-49-10" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/9/1/91600663.jpg" target="_blank"><img decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/9/1/91600663.jpg" alt="2014-08-13-17-49-10" width="400" height="268" border="0" hspace="5" /></a>

<a title="2014-08-13-17-49-25" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/8/a/8a932b3a.jpg" target="_blank"><img decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/8/a/8a932b3a.jpg" alt="2014-08-13-17-49-25" width="400" height="428" border="0" hspace="5" /></a>

<a title="2014-08-13-17-50-04" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/f/7/f7f262e0.jpg" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/f/7/f7f262e0.jpg" alt="2014-08-13-17-50-04" width="400" height="504" border="0" hspace="5" /></a></p>
<p>一見それっぽいけど、間違いなんだぜ、これ…。</p>
<p>現在、キリンの首が長くなった理由は<span class="red">突然変異</span>と<span class="red">自然淘汰</span>で説明されています。</p>
<p>つまり、親が毎日一生懸命首を伸ばしていたから子供の長くなったのではありません。そしたらボディビルダーの子供もマッチョになっちゃいます。</p>
<p>従って、</p>
<div class="kakoi">
たまたま突然変異で他より首の長いキリンが生まれた。

↓

そいつは他の首の短いキリンより葉っぱを食べやすかった。つまり、<span class="blue">生き残るのに有利</span>だった。

↓

首の短いキリンより子孫を残せる確率が高いので、首の長い子供が増える。</div>
<p>これが正しいロジックです。

もうちょい説明してみます。</p>
<h2><span id="toc2">自然選択（自然淘汰）</span></h2>
<p>これは、ダーウインが提唱した進化論の根幹を成す概念です。</p>
<p>首の長いキリンの方が、生き延びるのに有利だったというヤツですね。</p>
<p>生き物が暮らす環境では、その個体の生存率に様々な影響を与えます。ごくごく一部の例をみてみます。</p>
<div class="kakoi">
・砂漠なら涼しい夜に活動できる夜行性の方が有利</p>
<p>・寒い地域なら体の表面積の割合が小さくなるよう、巨大化した方が有利</p>
<p>・エサが少ない地域では、体が小さい方が有利</p>
<p>・ジャングルの中なら敵に見つかりにくい緑色の体の方が有利</p>
<p>・体が派手な色の方がメスにモテて有利</p>
<p>・かわいい見た目の方が人間に愛されるので有利
</p></div>
<p>自然環境だけでなく、社会的、人為的な影響もあり、<span class="red">様々な要因が超複雑に絡み合った結果</span>が今の生態系だということです。</p>
<p>犬なんかは、だいたい1.5万年くらい前にオオカミから犬（家畜）になり、品種改良が始まったのは数千年前と言われています。</p>
<p>人間が恣意的に淘汰するのは、自然淘汰とは比べものにならないくらい強い影響を与えます。現在の多種多様な犬種を見れば、確かに選択圧によって様々な種類に分化していくのがお分かりになると思います。</p>
<p>なお、選択圧は一方向ではありません。

キリンの例を見てみると、当たり前ですが、首が長い事にはメリットとデメリットがあります。</p>
<p><span class="blue">メリット

・高い位置の葉っぱを食べられる

・高い位置から遠くまで見渡せる（敵を発見しやすい）</span></p>
<p><span class="red">デメリット

・首を支えるために体をゴツくしなくてはならない

・頭が遠いので心臓に負担がかかる</span></p>
<p>メリットは首を長くする方の選択圧で、デメリットは首を短くする方の選択圧です。

この両方向の選択圧の丁度釣り合いが取れた首の長さが今のキリンという事になります。</p>
<h2><span id="toc3">突然変異</span></h2>
<p>進化論のもう一つの重要な概念が、この<span class="blue">突然変異</span>です。</p>
<p>まぁ意味は分かると思いますが、突然遺伝子が変わっちゃうわけですね。</p>
<p>だいたいは、細胞分裂の際のDNAの複製ミスや、放射線や化学物質等でDNAが損傷する事によって起きます。</p>
<p><a title="2007-10-13-17-10-37" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/5/8/58e6604b.jpg" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/5/8/58e6604b.jpg" alt="2007-10-13-17-10-37" width="400" height="300" border="0" hspace="5" /></a></p>
<p class="info">細胞分裂の様子（タマネギ）</p>
<p>殆どの場合、突然変異は<span class="red">癌</span>や<span class="red">機能不全</span>を引き起こすのですが、稀に生存に有利な変化を招くケースがあります。</p>
<p>これが、<span class="blue">進化の原動力</span>となります。</p>
<p>ただし、一つ一つの突然変異が起こす遺伝子の変化は小さなものです。</p>
<p>キリンの首がいきなりグンと伸びたわけではなく、少しずつ少しずつ伸びていったのです。</p>
<h2><span id="toc4">反論1：証拠が無い件</span></h2>
<p><span class="blue">ミッシングリンク</span>という言葉を耳にした事があると思います。</p>
<p>ある種と種の間の進化の途上にあるべき、まだ発見されていない中間の生物の化石です。</p>
<p><a title="2014-08-15-00-33-34" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/f/0/f0e31b63.jpg" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/f/0/f0e31b63.jpg" alt="2014-08-15-00-33-34" width="400" height="205" border="0" hspace="5" /></a></p>
<p>キリンの進化が<span class="blue">突然変異による小さな変化</span>の積み重ねだとするならば、首の長さが中位の化石が見つかるはず。なのにその化石は見つかっていません。</p>
<p>見つかっているのは首の短いキリンの化石と、現在の首の長いキリンだけです。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/6/3/63064b10.jpg" alt="2014-08-14-01-49-40" width="335" height="357" border="0" hspace="5" /></p>
<p class="info">首の短いキリンの化石。DNA鑑定で、キリンである事は確定しています。</p>
<p>なぜ中位の長さの化石が無いのか。この点は、突然変異と自然選択だけではうまく説明できません。</p>
<p>「証拠（途中の化石）が無い」という点を説明する方法は2つ。</p>
<p>一つは「たまたま」。

化石になるというのはとても稀な事なので、中間の化石が無いのも考えられない事ではありません。</p>
<p>もう一つは、「化石が残る暇も無く、<span class="blue">あっという間に進化した</span>」です。</p>
<p>本来、突然変異だけで急激な変化は起こらないとされていますが、可能性としてはあり得ます。</p>
<h2><span id="toc5">反論2：確率が低杉</span></h2>
<p>突然変異（DNAのコピーミス）が発生する確率は、1遺伝子あたり1/10万～1/100万と言われています。さらに、そのコピーミスが、<span class="blue">生存に有利な変異</span>である確率はさらに低く、天文学的な数字（1/10の600万乗とか）になっていきます。</p>
<p>しかも、種の分化が起こるほどの大変化が起きるには、同時にたくさんの有利な変異が関連して発生しなくてはなりません。</p>
<p>例えば、爬虫類が鳥類に進化するのを考えてみましょう。</p>
<p>鳥になる為には、体に羽毛が生え、前脚が翼となり、羽ばたく為の強靭な胸の筋肉をつけ、口が嘴となり、骨が空洞化して体を軽量化させて…とたくさんの変異が起きなくてはなりません。</p>
<p>しかし、これらの一つ一つは必ずしも爬虫類にとって生存に有利な変化ではないのです。</p>
<p>飛べないのに羽毛が生えても暑いだけですし、前脚が翼の形になっただけなら歩きにくいだけですし、骨が空洞化しても体が脆くなるだけです。</p>
<p>つまり、これらの変異は<span class="blue">同時に起こらない限り</span>有利な変異ではないのです。</p>
<p>そのため、「自然淘汰では説明できない！」となるわけです。</p>
<p>この事は、よく「猿が適当にタイプライターを打ってシェイクスピアの作品を書く」とか「バラバラの部品が竜巻に巻き上げられて飛行機が完成する」なんて例えられます。</p>
<p><a title="2014-08-14-16-06-31" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/8/4/84031363.jpg" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/8/4/84031363.jpg" alt="2014-08-14-16-06-31" width="400" height="225" border="0" hspace="5" /></a></p>
<p class="info">実際ムリっぽい？</p>
<p>このように、「自然淘汰」と「突然変異」によって進化を説明するのは、今のところ最も正しそうなのですが、完璧な理論かと言うと、そうとも言い切れない部分があるわけですね。</p>
<h2><span id="toc6">ウイルス進化説</span></h2>
<p>こういった疑問点を説明する説の一つが、「<span class="red">ウイルス進化説</span>」なのです。</p>
<p>ウイルス進化説と聞くと、ジョジョのスタンドのルーツの話を思い出す方も多いと思います。</p>
<div class="kakoi">
これは「ウィルス進化」という学説なのだが、ほとんどの者は、そのウィルスに感染すると死に至るが……</p>
<p>偶然に生き残る素質を持つ者もいる…</p>
<p>そしてウィルスは、生き残った者に、ご褒美のように「新しい生命能力」を与えるというのだ。</p>
<p><span class="info">ポルナレフ談</span>
</div>
<p>スタンドが使えるようになるウイルスなら、是非チャレンジしてみたいものですが、残念ながらこれも正しい理解ではありません。</p>
<p>ウイルス進化説とは、端的に言うと、ある種がなんらかのウイルスにより一斉に病気になり、結果的にそれが進化となったという説です。</p>
<p>キリンは一斉に<span class="red">首が伸びる病気</span>にかかった、みたいな話です。だから進化が一気に進み、中間の化石が見つからないのかもしれません。</p>
<p>実際、ウイルスの仕組みを見てみると、宿主のDNAを書き換えるものがいる事は事実です。HIVウイルスなんかは、ヒトの免疫細胞のDNAを書き換えて、免疫不全にしてしまうわけです。</p>
<p><a title="2014-08-15-00-57-25" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/9/b/9bebe705.jpg" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/9/b/9bebe705.jpg" alt="2014-08-15-00-57-25" width="400" height="266" border="0" hspace="5" /></a></p>
<p class="info">リンパ球に結合するHIVウイルス</p>
<p>HIVやエボラ等は不利な書き換えですが、ウイルス自身に人間をやっつけてやろうなんて意思はありませんから、中には有利な方向に書き換えてくれるウイルスもあるのかもしれません。</p>
<p>ま、所詮はトンデモ扱いされている説なので、そんなウイルスはおろか、ウイルスによって進化した実例すら見つかっていないのが現状ではありますが。</p>
<h2><span id="toc7">進化論の説得力</span></h2>
<p>では、ウイルス進化説がトンデモならば、本流の進化論ではどういう説明をしているのでしょうか？</p>
<p>まず、キリンのミッシングリンクについては、そもそも化石になるケース自体がレアだということ。</p>
<p>そして、よく引き合いに出されるキリンについては確かに中間の化石が見つかっていませんが、ウマやゾウなんかは各進化段階の化石がキッチリ見つかっていたりもします。</p>
<p><a title="2014-08-14-23-17-41" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/a/f/af4bdda6.jpg" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/a/f/af4bdda6.jpg" alt="2014-08-14-23-17-41" width="400" height="254" border="0" hspace="5" /></a></p>
<p class="info">ゾウの進化系統図</p>
<p>また、進化の確率の低さについては、確率の低さを指摘する側に誤解（曲解）があるとしています。</p>
<p>分かりやすいよう、先の「爬虫類から鳥類」の例でみてみましょう。</p>
<p>羽毛とか翼とか、たくさんの変異が同時に起きなくては鳥にならないと書きましたが、実は正確ではありません。</p>
<p>というのも、例えば最近羽毛の生えたティラノサウルス（の祖先）の皮膚の化石が発見されたりしています。</p>
<p><a title="2014-03-13-15-55-40" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/d/7/d7028e22.jpg" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/d/7/d7028e22.jpg" alt="2014-03-13-15-55-40" width="400" height="294" border="0" hspace="5" /></a></p>
<p class="info">カッコ悪い…</p>
<p>この事から、恐竜にはある時期から普通に羽毛が生えていて、元々は保温の機能を持つものだったのでは、と言われています。</p>
<p>ある機能が今と同じ使われ方をしていたとは限らないのです。</p>
<p>翼にしても、初めは滑空に使っていたものが、たまたま胸筋が強い個体が生まれ、羽ばたく事を覚えたのかもしれません。</p>
<p>また、進化の順番も、個体によってマチマチだったでしょう。</p>
<p>あるものは、羽毛と翼を持っていた。

あるものは、翼と嘴だけを持っていた。

あるものは、胸筋と空洞化した骨だけを持っていた。

みたいに。</p>
<p>このように、変異は様々なパターンで蓄積されていくのです。そして、それぞれの個体が自然淘汰を経て、交配やさらなる変異により、あらたな形質を獲得して、さらに自然淘汰を受けて…という感じで進み、最終的に辿り着いたのが、今の形なのです。</p>
<p>ですので、変異の蓄積を加味した確率を考えないとならないわけですが、これはなかなか難しいみたいですね。</p>
<p>イメージしやすい例として、「<span class="blue">10枚のコインを投げて全て表を出せば勝ち</span>」というゲームを想像してみてください。</p>
<p>否定派は、全てのコインが同時に表が出るまで、毎回10枚のコインを投げようとしています。確率は1/1024ですね。</p>
<p>一方、肯定派は、1回目で表が出たコインは除いて、裏が出たコインだけ2回目に降ろうとしています。これなら3～4回コインを投げれば終わりそうですね。</p>
<p>変異の蓄積とはこういう意味です。</p>
<h2><span id="toc8">まとめ</span></h2>
<p>最近の進化論は、遺伝子学や分子生物学といった、先端的な学問領域からも成果を取り入れ、総合進化説と呼ばれたりもしています。</p>
<p>その成果の一つが、「<span class="blue">分子時計</span>」というもの。</p>
<p>分子時計とは、DNAの突然変異の発生確率が一定であるとした場合、異なる動物間のDNAの配列を比較してその違いの度合いにより、種が分かれた時期を推定するというテクニックです。</p>
<p>ヒトとチンパンジーでこれを調べてみた結果、共通の祖先から分かれたのは<span class="blue">約500万年前</span>という結論が導かれました。</p>
<p><a title="2014-08-15-00-51-58" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/8/0/80bdf99d.jpg" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/8/0/80bdf99d.jpg" alt="2014-08-15-00-51-58" width="400" height="365" border="0" hspace="5" /></a></p>
<p>これは、進化論者からしてみると、予想よりかなり最近の事だったようです。</p>
<p>こういった結果を受けた時、「確率的にあり得ない！」と考え、創造論やID論等のある種の思考停止に走るのも一興です。</p>
<p>ですが、万物の霊長としてはやっぱり「たったの500万年でサルからヒトへと進化したのはどういうメカニズムなんだろう」と知的好奇心を刺激された方が、楽しいかもしれません。</p>
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			</item>
		<item>
		<title>「偶然」とかいう不思議現象ｗｗｗ</title>
		<link>https://fknews-2ch.net/archives/39415033.html</link>
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		<dc:creator><![CDATA[腹筋崩壊ニュース 管理人]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 19 Jun 2014 06:05:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[オカルト]]></category>
		<category><![CDATA[科学・技術]]></category>
		<category><![CDATA[シンクロニシティ]]></category>
		<category><![CDATA[偶然]]></category>
		<category><![CDATA[物理]]></category>
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					<description><![CDATA[志賀直哉の短編に『剃刀』という作品があります。 ネタバレになりますが、 剃刀を扱うのがうまい床屋が、風邪を押して客のヒゲを剃っているうちに、なんか発作的に客の喉をかき切ってしまう というお話です。 深夜、志賀直哉がこの短 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>志賀直哉の短編に『剃刀』という作品があります。</p>
<p>ネタバレになりますが、</p>
<div class="kakoi">
剃刀を扱うのがうまい床屋が、風邪を押して客のヒゲを剃っているうちに、なんか発作的に客の喉をかき切ってしまう
</div>
<p>というお話です。</p>
<p>深夜、志賀直哉がこの短編を書いているちょうどそのとき、垣根を隔てた隣人が<span class="red">剃刀で喉を切って</span>自殺していました。</p>
<p>志賀直哉はそれを聞いて、不思議な偶然もあるものだなあ、と思ったといいます。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/f/5/f5ca3447.jpg" alt="2014-06-17-23-08-10" width="287" height="176" border="0" hspace="5" /></p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">小説と現実の奇妙な一致</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">シンクロニシティ</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">ラプラスの悪魔</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">パウリ効果ｗ</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">偶然のない世界</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">小説と現実の奇妙な一致</span></h2>
<p>エドガー・アラン・ポー唯一の長編小説『ナンタケットのアーサー・ゴードン・ピムの物語』（1838年）という作品には、こんなエピソードが出てきます。</p>
<div class="kakoi">
主人公のアーサー・ゴードン・ピムが乗り込んだ捕鯨船が遭難しました。</p>
<p>ピムたち四人は運良く通りかかったオランダ船に乗り込みますが、その船には水も食糧もなく、乗組員は飢えと渇きで全員死んでいまして。</p>
<p>当然、乗り込んだ4人も同じ運命になるわけですが、空腹と渇きに堪えかねた彼らは、<span class="red">くじ引きをして、負けた一人を食べて</span>飢えを凌ぎました。負けたのは一番若い給仕の<span class="blue">リチャード・パーカー</span>でした。
</div>
<p>この作品の発表から46年後の1884年、ミニョネット号というヨットが沈む遭難事故が起こります。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/9/f/9f1c3554.jpg" alt="2014-06-17-23-08-10" width="350" height="252" border="0" hspace="5" /></p>
<p class="info">ミニョネット号</p>
<p>ミニョネット号には四人の乗組員がいましたが、なんとか救命ボートに乗り込み、そこからまるで小説になぞらえたような、奇妙な漂流が始まります。</p>
<p>彼らは、雨を飲んだりウミガメを捕まえたりして頑張ったものの、漂流18日目、いよいよ完全に水も食糧も底をつき、4人の男たちは<span class="red">くじ引きで「誰か命を差し出す」ことを決めよう</span>と話し合います。</p>
<p>この時は、一人が断固反対したため、くじ引きは中止になりました。しかし、間も無く乗組員の一人が渇きに堪えかね、海水を飲んで虚脱状態に陥ります。

残った三人は、彼を殺し、血を飲み、肉を食糧としました。</p>
<p>殺された乗組員の名は<span class="red">リチャード・パーカー</span>。彼もまた、給仕でした。</p>
<p>小説と現実の乗組員の数、被害者の名前、職業まで一致する確率はどれほどのものでしょうか。</p>
<p><a title="2014-03-20-20-32-51" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/7/d/7d4a8570.jpg" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/7/d/7d4a8570.jpg" alt="2014-03-20-20-32-51" width="400" height="337" border="0" hspace="5" /></a></p>
<p class="info">至言</p>
<p>これを単なる「<strong>偶然</strong>の一致」とみなしてよいものか？

もし、「偶然の一致」でないならば、どんな説明ができるのか？</p>
<p>説明方法の一つとして、ユングが提唱した「<span class="blue">シンクロニシティ</span>（共時性）」という概念があります。</p>
<h2><span id="toc2">シンクロニシティ</span></h2>
<p>精神科医であり、心理学者であるカール・ユングは、意味のある偶然の一致のことを、「<span class="blue">シンクロニシティ</span>」（共時性）と名づけました。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/8/5/852eedb1.jpg" alt="2014-06-17-23-08-10" width="300" height="300" border="0" hspace="5" /></p>
<p>ユングはシンクロニシティの事例の一つとして、自身の体験談を紹介しています。</p>
<div class="kakoi">
ユングがある女性患者の面談をおこなっていた時のこと。</p>
<p>この女性はガチガチの合理主義者で、これまでの治療ではなかなか治療に進展がみられませんでした。</p>
<p>そしてその日も、彼女は前の晩に見た夢の話で熱弁をふるっていました。その夢とは、誰かに金色のスカラベを贈られる、というもの。</p>
<p>ちょうどその時、何かが窓を叩いているような音がしました。ユングが振り返ると、虫が外から窓ガラスに何度もぶつかり、どうしても入りたそうにしているのです。</p>
<p>ユングは窓を開けて、飛び込んで来た虫を捕まえてみると、それは緑金色のスカラベでした。</p>
<p>「これがあなたの夢に出てきたスカラベですよ」とユングはその患者にスカラベを渡すと、彼女の合理主義は崩れ、理知的な抵抗の氷が溶け、以後スムーズに治療が進みました。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/2/a/2a45b898.jpg" alt="2014-06-17-23-08-10" width="320" height="495" border="0" hspace="5" />
</div>
<p>一般的に、出来事は<span class="blue">原因と結果</span>によって説明されます。因果関係というやつですね。</p>
<p>上記の例が起こった順序が逆なら、

「ああ、ユングにスカラベをもらったから、そんな夢を見たのだなあ」

と説明がつき、誰も不思議には思いません。</p>
<p>ですが、ユングの患者に起こったことは、時系列が逆転しています。</p>
<p>「夢で見たから、スカラベが飛んできて窓ガラスにぶつかった」と言う為には、夢が何らかの作用を外部に及ぼして、外を飛んでいるスカラベに部屋に入ってくるよう、働きかけたことを証明しなければならなくなります。</p>
<p>これをユング流に説明すると、</p>
<div class="kakoi">
出来事と出来事のつながりは縦（時間）方向だけでなく、横方向にも伸びている。</div>
<p>ある瞬間に世界中で生じるあらゆる出来事は、巨大なネットワークのようなもの（＝元型）のなかで、互いにつながっている。</p>
<p>その巨大なネットワークの中で、ある人が直観によって何事かをとらえ、それを行動に移す。</p>
<p>すると、その巨大なネットワークの中の別のところで、それに対応する出来事が同時的に起こる。</p>
<p>見かけはふたつの独立した事象でも、実は相互に関連している。
</p></div>
<p>これが、シンクロニシティです。</p>
<p>夢の中のスカラベと、部屋に入ってこようとするスカラベの間には、「シンクロニシティ」が存在しているというわけですね。</p>
<p>実際、こんな経験は、程度の差はあれ、意外に誰にでも起こるものです。</p>
<p>ある人の噂をしていたらその本人が突然やって来たとか、夢に出てきた旧友から久しぶりにメールが来たとか、互いに関連の無い死刑囚5人が敗北を知りに東京ドームに来たとか。</p>
<p><a title="2014-06-18-21-26-56" href="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/b/c/bc7fa6df.jpg" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/b/c/bc7fa6df.jpg" alt="2014-06-18-21-26-56" width="400" height="368" border="0" hspace="5" /></a></p>
<p>そしてまた、志賀直哉の『剃刀』も、ポーの小説も、この「シンクロニシティ」の例と言えます。</p>
<p>まあ、こんなことを聞くと、バカバカしいと鼻で笑う人も多いと思いますが。</p>
<h2><span id="toc3">ラプラスの悪魔</span></h2>
<p>17世紀の哲学者スピノザは、偶然というものを次のように認識していました。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/8/e/8e677514.jpg" alt="2014-06-17-23-08-11" width="250" height="322" border="0" hspace="5" /></p>
<div class="kakoi">
「ある物が偶然と呼ばれるのは、われわれの認識に欠陥があるからにすぎないのであって、それ以外のいかなる理由によるものでもない」
</div>
<p>そして、同じような認識は、19世紀の数学者ラプラスも持っていました。</p>
<div class="kakoi">
「もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、かつもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も（過去同様に）全て見えているであろう。」
</div>
<p>これの分かりやすいイメージとして、ビリヤードの球を思い浮かべてみて下さい。</p>
<p>摩擦とか空気抵抗とか細かい話は別として、球を打つ方向と強さが分かれば、未来の球の位置は完璧に予測できます。</p>
<p>仮に球が2個になっても、予測は可能ですね。球同士がぶつかるという要素が加わるだけですから、計算の手間が増えるだけですね。</p>
<p>では、そんなビリヤードの球を<span class="blue">宇宙の全ての原子</span>に当てはめてみたらどうでしょう。</p>
<p>宇宙に存在する原子の数は、だいたい<span class="blue">10<sup>80</sup>個</span>と言われています。強烈な数ですね。人間には計算不可能です。</p>
<p>しかし、もしこれを計算できる超物凄い知性の持ち主がいたら？</p>
<p>こうして考え出されたのが、かの有名な「<span class="blue">ラプラスの悪魔</span>」なんですね。</p>
<p>ラプラスの悪魔なら、およそ全ての要素を計算し、完璧に未来を予測できそうです。彼にとって、全ては必然。偶然の一致など起こり得ません。</p>
<p>競馬を例にとってみると、馬や騎手の能力や調子、コースの状況なんかは当たり前。</p>
<p>それこそ、蹄のすり減り具合、たてがみの空気抵抗、一回の呼吸に含まれる酸素濃度、馬や騎手の脳のシナプスの構成、その他我々には見当もつかないような、ありとあらゆるデータが全て完璧に解析されれば、どの馬が勝つかは必ず明らかになる、という考え方ですね。</p>
<p>こういう考え方を「決定論」と言いますが、古典物理学に染まった我々には、けっこう納得感あります。</p>
<p>ところが、20世紀に入り、量子論における極小の世界の不思議な性質などが明らかになるにつれ、「ラプラスの悪魔」の存在は否定されるようになりました。</p>
<p>例えば、電子の状態は<span class="blue">観測された瞬間に決まる</span>もので、観測されるまでは電子がとり得る状態が一定の確率に基づいて、<span class="red">モヤモヤと重なりあっている</span>と解釈されたりします。</p>
<p>例えば、原子の構造は、原子核の周りをグルグル回っていると思われていましたが、少なくとも観測と実験と計算の結果からは、軌道を描いて回っているわけではなく、波動関数で求められる確率で原子核の周りにモヤッと雲のように存在している事になります。</p>
<p>こうじゃなくて

<img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/4/b/4b359316.jpg" alt="2014-06-19-14-51-19" width="200" height="142" border="0" hspace="5" /></p>
<p>こう

<img decoding="async" class="image pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/GIF/39415033/01.gif" alt="no title" border="0" hspace="5" /></p>
<p>管理人のような、よく分かってない人間が気合で説明すると、こういう訳分からない説明になっちゃうのですが、「シュレーディンガーの猫」とか「二重スリット実験」とか有名すよね。</p>
<p></p>
<p class="info">分かりやすい二重スリット実験の解説</p>
<p>まあそうして、現代物理学では決定論は否定されるようになりました。</p>
<h2><span id="toc4">パウリ効果ｗ</span></h2>
<p>そういった科学の新たな進展と歩調を合わすかのように、ユングの「シンクロニシティ」の共同研究者が、現代物理学の領域から登場します。</p>
<p>その人物は、物理学者の<span class="blue">ヴォルフガング・パウリ</span>。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/8/f/8ff6b7aa.jpg" alt="2014-06-19-14-34-14" width="280" height="396" border="0" hspace="5" /></p>
<p>彼は、若くしてアインシュタインの後継者と言われ、ニュートリノの存在を予言する等、数々の輝かしい功績を持ち、後にノーベル物理学賞をも受賞する、現代物理学において大変重要な人物です。</p>
<p>そんな彼には、ある種超常的な能力がありました。それが、「<span class="red">パウリ効果</span>」と呼ばれるものでした。</p>
<p>彼は実験がヘタで、しょっちゅう実験器具を壊していました。そのうち、パウリが近くにいるだけで実験器具が壊れることもあり、それを周囲の人は「パウリ効果」だと言って笑っていました。</p>
<p>このパウリ効果には、数々の逸話があります。</p>
<p class="info">以下、<a rel="noopener" href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%AA%E5%8A%B9%E6%9E%9C" target="_blank">Wikipedia 『パウリ効果』</a>より引用</p>
<div class="kakoi">
パウリの友人でもあった物理学者のオットー・シュテルンはこの効果を恐れ、パウリを自分の実験室に入れたがらなかった。
</div>
<div class="kakoi">
物理学者ヴァルター・ハイトラーの講義を聞いていたパウリは、その内容に不満を持ち、講義が終わると勢いよく演壇に駆け寄った。</p>
<p>パウリがハイトラーの座っていた長椅子の反対側に座り詰め寄ると、ハイトラーの椅子の背が壊れた。その場にいたジョージ・ガモフは思わず「パウリ効果だ！」と叫んだ。
</p></div>
<div class="kakoi">
ゲッティンゲンの研究所で、実験中に原因不明の爆発事故が起こった。研究員はさっそくパウリを疑ったが、当日パウリは出張で不在だった。</p>
<p>しかし後に、パウリはその日別の場所へと列車で移動中で、爆発が起こった時間ちょうどゲッティンゲンの駅に停車中だったことが明らかになった。
</p></div>
<div class="kakoi">
ある日パウリはハンブルクの天文台の見学に誘われた。</p>
<p>パウリ自身、パウリ効果を気にしており、はじめは「望遠鏡は高価だから」と断ったが、周囲の説得により同行することにした。</p>
<p>案の定、パウリがドーム内に入ると、大きな音がして望遠鏡の蓋が落ち粉々になった。
</p></div>
<div class="kakoi">
ある歓迎会で、主催者がパウリ効果を実演させようと、パウリが部屋に入った時にシャンデリアが落ちるという仕掛けをあらかじめ仕込んでおいた。</p>
<p>しかし、パウリが来たときにシャンデリアが落ちることはなかった。その仕掛け自体が壊れて作動しなくなったのである。
</p></div>
<p>「見かけはふたつの独立した事象（パウリが近くにいる事と、ものが壊れる事）でも、実は相互に関連している。」</p>
<p>まさにシンクロニシティともいえるパウリ効果ですが、パウリ自身は意外に合理主義者ではなく、この現象をけっこう真面目に受け止めていました。また、この時期、母親の自殺や不眠症などもあって、精神的にかなり消耗していました。</p>
<p>そうして、三十歳のとき、パウリは<span class="red">患者として</span>ユングを訪れたのです。</p>
<p>ユングはパウリのことを「その並外れた知性が彼の抱えている問題の元凶だった」と見てとります。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="pict" src="https://fknews-2ch.net/wp-content/uploads/fknews/imgs/a/b/ab9c5ff5.jpg" alt="2014-06-19-14-35-32" width="330" height="444" border="0" hspace="5" /></p>
<p>研究に打ち込む日々の中で、自らの感情と接触を失い、精神的に完全にまいっていたパウリを救ったのは、科学的とは決して言えないユングの世界でした。</p>
<p>やがてパウリとユングは「シンクロニシティ」について共同研究を行うようになりますした。

一見すると物理学者が変なオカルトにはまったというように見えます。</p>
<p>しかし、<span class="red">物理的な因果関係を観測して説明できないが、統計的・確率的に明確な関連がある</span>という意味で、シンクロニシティの概念を量子力学の世界で起こる不思議な現象に転用出来るのではないかと思うのは、ある意味で必然でした。</p>
<p>このユングとパウリの共同研究は、「ユング=パウリ書簡」として記録されています。</p>
<p>そんなパウリは、57歳の時にすい臓ガンに倒れます。その時運び込まれた病室は、<span class="red">137号室</span>。</p>
<p>パウリは、「微細構造定数」<span class="info">（素粒子同士の相互作用を表すとても重要な値）</span>である1/137.03599…が何故その値なのか、生涯悩んでいました。神様からどんな質問をしてもいいと言われたら、まっさきに聞いてみたいのは「なぜ 1/137 なのか？」だとも述べています。</p>
<p>そんな彼が最後に運び込まれた病室が137号室。パウリは、その病室から生きて出ることは無いと悟ったといいます。</p>
<h2><span id="toc5">偶然のない世界</span></h2>
<p>さて、シンクロニシティがあるのかないのかはともかく、我々の生活レベルで見れば、「偶然」は姿を消しつつあるのかもしれません。</p>
<p>統計学の進歩によって、これまでなかったほど大勢の人の行動が、記録され集積され、さらに分析され予測されるようになってきました。</p>
<p>個々の人にとってみれば、のっぴきならない必然に裏打ちされて取った行動のはずなのに、数百万、数千万という規模でみると、「<span class="blue">予測しうる行動</span>」であり、その行動を誘導し得るものになっていくのです。</p>
<p>「ラプラスの悪魔」はいなくても、人が一定方向へ誘導されているならば、その行方を予測するのは「悪魔」でなくても可能です。</p>
<p>例えば、友だちに思いがけない場所で「偶然」会った。</p>
<p>けれどもその場所へ行ったのは、ふたりともネットで同じ広告を見ていたからだった。

その広告がネットに掲示されたのは、ふたりの年齢、出身などのデータから割り出されたものだった。</p>
<p>だとしたら、もはやこれは「偶然」とは呼べなくなってしまいます。</p>
<p>ユングの「シンクロニシティ」は、非科学的な思想という評価の域を出ませんでしたが、本人の知らない所で誘導された「偶然」は、これからも増えていくのでしょう。</p>
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