マルクスとレーニン。
共産主義あるいは社会主義の提唱者として、誰もが知っている名前でしょう。
共産主義、社会主義というと、粛清や虐殺のイメージがつきまとい、なんとなく息苦しくて、危険なイデオロギーとして拒否反応も大きいかと思います。
しかし歴史は常に勝者が書くもの。本当に彼らは血も涙もない様な冷酷な思想家だったのでしょうか。
本格的な研究はここではできませんが、彼らの遺した言葉を一度聴いてみましょう。
マルクスのお言葉
カール・マルクス(1818‐1883)は、プロイセン(現ドイツ)生まれ。
詩人や大学教授に憧れた青年時代を過ごした後、新聞記者から社会思想家となり、パリ、ロンドンと亡命生活を続けた生涯でした。
また、偉人にありがちですが、存命中に彼が評価を受けることはほとんどなく、生涯のほとんどを貧しい中で過ごしています。享年64歳。
一般社会編
自己啓発編
そして、学問の険しい坂道をよじのぼる労苦をいとわないものだけに、その明るい頂上にたどりつく見込みがあるのです
宗教編
社畜にグサリ編
第一にプロレタリアは働き口をどこかから得なければならない。
第二に生存の手段をどこかから得てこなければならない
賃金労働者の見かけ上の独立は、雇い主がたえず代わること、契約という法的なフィクションの中で維持されている
人間を人間たらしめるところの人間的な活動である労働においては、自己を喪失しているのである
レーニンのお言葉
ウラジミール・レーニンは1870年ロシア生まれ。
秀才として学生時代を過ごした後、マルクス主義に目覚め逮捕、亡命。
運動家として地位を高め権力の座に就くと、ソヴィエト連邦初代最高指導者となりました。
1924年、53歳にて病没。
一般社会編
自己啓発編
※レーニンが新約聖書からこの言葉を引用し、有名にしました
宗教編
社畜にグサリ編
「すべてを疑え」
最後にもうひとつ蛇足を。
マルクスの言葉に、「すべてを疑え」というものがあります。
例えば、オカルティズム、ナチスドイツや大日本帝国、共産主義、そして現代のイスラム etc…。
これらは並べて語るものではありませんが、歴史に無関心な人は、これらを「わるいもの」として、なんとなーく受け入れてしまっているように感じます。
これは健全とは言えません。
やはり人間たるもの、情報をただ受け入れて終わりではいけません。
その情報を「疑い」、そして真実を「学ぶ」。
これを繰り返していくことこそが重要であり、やがて「自分の運命を支配する自由な生き方」へと繋がっていくことになるのです。
・・・と、意識改革を説いたところで、マルクスの最初の格言に戻ります。
何が何だかよく分からなくなってきたので、この辺で失礼します。ではでは。